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邪魔なケーブルとはおさらば! ワイヤレスVR用ベルト『MACH-2K』

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by [2017年1月12日]

Oculus RiftやHTC Vive、PSVRなどのハイエンドHMDは映像が綺麗で、遅延も少なく、VRを快適にプレイすることができます。しかし、PCとHMDをケーブルで接続しなければいけません。特にOculus RiftとHTC ViveではルームスケールVRという、一定範囲を移動可能にしてVR空間を歩けるようにすることができるため、ケーブルが邪魔になることがあります。
オーストラリアのスタートアップであるImmersive Robotics (IMR)は、邪魔なケーブルを排除してVRをより楽しめるように、ワイヤレスVR技術を開発しています。『MACH-2K』というベルトを腰につけることで、PCとHMDをワイヤレスに繋ぐことができ、今まで煩わしく感じていたケーブルとおさらばできます。

高度な技術でワイヤレスでも快適なVR体験を

IMRの開発したVRコンテンツの新しい圧縮規格によって、ワイヤレスVRストリーミングが可能になりました。独自のアルゴリズムとハードウェアにより、802.11ac Wi-Fi(5GHz)と802.11ad WiGig(60GHz)規格による伝送ができます。

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『MACH-2K』は、ナイロンベルトで腰に固定し、そこからHMDとケーブルで接続します。プラグアンドプレイとなっていて、新しくドライバをインストールする必要もなく、今までの設定のままで簡単にはじめることができ、最大で16人のプレイヤーが同じスペースでプレイすることが可能になっています。

ワイヤレスによる遅延が気になるところですが、高度にVR最適化された一連の技術を利用して、必要な帯域幅を削減することで、95%の圧縮率を達成し、1ミリ秒以下の遅延で圧縮と解凍ができます。そのため遅延によるVR酔いは大幅に軽減され、ユーザーの快適さは失われません。さらに動きブレやアーティファクト(ブロックノイズ)もないため、オリジナルの画質となんら変わらないようです。また、アイトラッキングを用いることで、さらなる動的制御と効率的な圧縮が可能になります。

IMRの技術は802.11acと802.11adの両方の無線規格を利用しています。これにより、現世代のHMDをAC規格でサポートできるのはもちろん、将来的にはAD規格で4KVRビデオ伝送を処理できるようにすることができます。

以前、リュック型のVR対応PCが発表されていましたが、重たそうという印象が強くありました。『MACH-2K』ならコンパクトで軽く、動画にもあるようにアクロバットな動きもできるようです。遅延も少なく画質もオリジナルと同程度ということなので、新たなVRの道が開けるのではないでしょうか。また、最大16人がプレイできるので、FPSなどのシューティングゲームと親和性が高そうですね。

▼参考リンク
Immersive Robotics

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