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良きパートナーとして五感を刺激してくれる車~TOYOTAが『Concept-愛i』を発表~

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by [2017年1月05日]

1月3日のUターンラッシュで混雑する東名高速道路で16台の玉突き事故があったことはご存知でしょうか? 車を運転していて渋滞に遭い注意力が散漫になったという経験をお持ちの方も多いことと思います。
しかし今回、こういった自動車事故防止に大きく貢献することが期待されるコンセプトカーがTOYOTAから発表されました。その名も『Concept-愛i』。
Concept-愛iは、ドライバーのその時々の感情や想いを理解し安心・安全を提供する快適なクルマとして、2017年1月5日(木)~8日(日)に米国ネバダ州ラスベガスで開催された2017 International CESにおいて発表されました。従来のクルマとは異なり、車側からドライバーへの働きかけがあるという革新的なプロダクトです。

双方向のコミュニケーションで安全な運転が可能

Concept-愛iは、人を理解しともに成長するパートナーとなることで従来のクルマと人の関係を超えた新しい体験を提供してくれます。
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人工知能で「人を理解する」
このクルマは、最新の人工知能技術により感情認識や嗜好性蓄積が可能です。具体的には、ドライバーの表情や動作・覚醒度などのデータ化、SNS発信や行動・会話履歴によって、ドライバーの嗜好を推定するのです。
自身で設定する場合と比較しても、より自然な嗜好が登録されるはずなのでより一層自分に最適なドライブが期待できます。

安全・安心を提供
Concept-愛iには、ドライバーの感情や疲労度・覚醒状態に応じて視覚や触覚などの五感に働きかけて自律神経を刺激し、より安全運転に誘導するという機能があります。
例えば、覚醒状態に導くには、青色光による視覚フィードバックやストレッチシートによる触覚フィードバックなどで交感神経を刺激します。逆にリラックス状態にするためには、暖色系の揺らぎのある光やラベンダーの香り、ゆったりした楽曲などを活用することで副交感神経を優位にします。
私たちは生活の中で五感の刺激に大きく左右されるので、この機能は非常に有効でしょう。しかし、もしこれらの刺激が効果を示さずドライバーが路外逸脱等の危険な状態に陥った場合も安心です。そのような際は自動運転モードに切り替わりクルマが自動で安全状態に導いてくれるのです。まさにクルマと助け合ってドライブができるということですね。
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また、車体にメッセージを表示することも可能です。ランプの点滅だけでなく「左に曲がります」等の文章も車体後部に表示されれば、後ろを走行するドライバーが前のクルマの動きを2つの信号を通して把握できるので事故が起こる可能性は非常に低くなるでしょう。

新しいドライブの楽しみ方
「人を理解する」機能で学習したドライバーの感情・覚醒度は、クルマの自発的な会話を誘導します。つまり、ドライバーの嗜好に応じた話題や関心の高いニュースをクルマ側が提案してくれるのです。これにより従来にない双方向の自由会話が実現できます。
また、その時々のドライバーの感情と走行データを掛け合わせることで少し遠回りしてでも楽しめるルートを提案してくれる機能もあります。車が単なる移動の手段ではなく仲間のように感じられますね。

これらは全体的に今までにはない未知なる体験を可能にしてくれると言えるでしょう。現在は他の交通手段と比較して事故発生件数が多い自動車ですが、この機能でより楽しく安全になれば言うことありませんね。

従来とは異なるデザイン

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車両デザインは米国デザイン拠点Calty Design Research, Inc.が担当しました。
インパネ中央部に位置するエージェントを起点としながら、車体外装にまでインパネの意匠が連続するシームレスなスタイリングとなっており、扉が翼のように開くとそのまま飛んでいきそうにも感じます。
内装も白が基調でハンドルの形もスタイリッシュなので近未来的な印象を受けます。

Concept-愛iはコンセプトカーなのでこのまま販売されることはなさそうです。しかしトヨタは一部機能を搭載した車両で日本での公道実証実験を数年内に開始予定ということなので、近い商品が将来的に出回ることでしょう。クルマが人間の良きパートナーとなり、事故が撲滅される日も近いかもしれませんね。

▼参考リンク
トヨタ自動車WEBサイト

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