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AlphaGoのDeepmindがAI学習プラットフォーム『Deepmind Lab』をオープンソース化

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by [2016年12月14日]

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Deepmindのホームページ

囲碁の名人に勝利を収めたことで世間の話題をさらったAI『AlphaGo(アルファ碁)』の開発を行ったことで有名なGoogle傘下のAI開発企業「Deepmind」。そのDeepmindが、同社が開発し、使用していたAI学習用のプラットフォーム『Deepmind Lab』をオープンソースとすることを発表した。

ゲームを通して考えるAIへ

Deepmind Labでは、3Dのゲーム世界で自由な行動を許されたAIが独自の1人称視点で様々な課題に挑戦するように設計されている。その中で与えられるボーナスやペナルティ、攻略法に合わせ、AIが自分なりの行動をとっていくことがDeepmind Labの狙いである。そして特にナビゲーション、メモリ、一人称視点からの3Dビジョン、運動制御、プランニング、戦略、時間の点でAIの行動に注目している。また、AIが挑戦するゲームには「フルーツ集め」「迷路攻略」「レーザポイントで印をつける」などが用意されており、難易度はGitHubを通じてユーザが変更可能である。

実際にAIが「フルーツ集め」に挑戦している様子が下の動画だ。

この動画の中でAIは、まず、ポイントが加点されるリンゴと減点されるレモンとを見比べてリンゴの方を選んでいる。その後、行き止まりの壁の上にクリアするために必要なスイカを発見し、そこを目指すために減点をいとわず、進むという判断を下している。この行動が行われている時AIは下の図のようなプロセスで判断している。

1人称のカメラで観察した情報を元に行える範囲で次の行動を考え、実行に移している。このようにしてAIの学習について研究するのがDeepmind Labである

自己学習するAIを目指して

Deepmind Labをオープンソース化した経緯についてDeepmindは「自己学習型のAIを開発すべく取り組んできた中で、それを達成するにはAIをより一般的なものにすることが前提になる」と語っている。さらにDeepmind Labは3D世界の中でAIに思考することを求めるプラットフォームであり、そのことが事前のプログラミングが不要なAI開発に大きく貢献するという考えも述べている。

Deepmind Lab以外にも、最近では非営利のAI研究機関OpenAIがオープンソース化を発表した『Universe』などAIプラットフォームのオープン化が進んでいる。これらの動きがはたしてAIの発達を促すことになるのか注目だ。

▼参考リンク
Open-sourcing DeepMind Lab
Universe(OpenAI)

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