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1マイルあたりの保険料でお得に! 自動で走行距離を測って保険料を決定する『Metromile』

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by [2016年11月28日]

近頃、ほとんどの自動車保険会社では保険料を決めるときに走行距離を考慮するようになっています。これは、年間の走行距離が5000km~1万kmといった区分から保険料が決まります。これだと結構範囲が広いので、意外と差はないように感じます。でも、自動車大国アメリカにはもっと細かい走行距離で保険料を決める従量制自動車保険会社『Metromile』があります。

日本の自動車保険

日本での走行距離を考慮した自動車保険というのは、あらかじめ予想年間走行距離を選択する必要があります。走行距離の区分は保険会社によって異なりますが、3000km以下、3000~5000km、5000~1万km、1万km超、のように数千キロの単位ごとに分けられています。走行距離は、1年間の最初と最後に車のオドメータの値を計測することで決定します。走りすぎてしまったらその差額分を支払い、走らなかった分は翌年に繰り越して割引になります。なので実際の走行距離が予想年間走行距離と異なる場合は手間がかかりますし、走行距離がギリギリ区分を超えてしまった場合はもったいないですよね。

そこで気になるのが、走行距離1kmあたりで料金が決まる自動車保険はないのかというところだと思いますが、残念ながら日本にはそういった自動車保険は存在しません。そこで、アメリカの自動車保険会社『Metromile』に注目です。

従量制のカギとなるMetromile Pulse

Metromileは「pay-per-mile 保険」という、月額の保険料を文字通り走行距離1マイルごとに計算する従量制を採用しています。月末に基本料金30ドルと、その月の走行距離分の料金を支払うという料金形態です。具体的には1マイルあたり3.2セントで、1日の走行距離が150マイルを超えると、その分の料金はかからないようになっています。『Metromile』によると、この保険だと年間5000マイル走る人は500ドルの節約になるようです。

2走行距離は自分でオドメータを見て申請する必要はなく、『Metromile Pulse』を使うことで、自動的に走行距離を測ってくれます。これは小さいワイヤレス端末で、車のOBD-IIポートに接続するだけで使用可能です。

3さらに『Metromile Pulse』を設置することで、専用アプリでいろいろな情報を得られます。例えば、出かけたときに車を停めた場所を忘れてしまっても、アプリで駐車場所を見ることができます。ほかにも、過去に出かけたときの走行時間や経路、道路清掃情報、車の走行状態の診断なども見ることができます。現在はカリフォルニア州、イリノイ州、ニュージャージー州、オレゴン州、ペンシルバニア州、ワシントン州でのみ導入されており、これからさらに拡大していくようです。

フィンテックが自動車保険業界にも進出し、今後保険料の決定基準も徐々に変わってくると思われます。日本に導入される日もそう遠く無いでしょう。

▼参考リンク
Metromile

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