2016-11-11_13h18_52

「ディープラーニングを応用して白黒写真に自動で色付けする手法」を早稲田大学の研究グループが確立

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2016年11月11日]

早稲田大学理工学術院の石川博教授、飯塚里志研究院助教、シモセラ・エドガー研究院助教らの研究グループが、人工知能を用いて白黒写真を自然に彩色する『ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による色付け(Automatic Image Colorization)』の手法を発表しました。

私の家には曾祖父母の白黒写真があります。長い年月が経過して味も出ている写真ですが、これが色付きだったらどうでしょうか? 色があるだけで、写真の向こうに存在していた人に、より思いを馳せやすくなると思います。

人工知能のディープラーニング力!

この手法では、どのように白黒写真を色付しているのでしょうか? 研究グループによると、大量の白黒・カラー画像の組から色付けの手掛かりとなる特徴をディープラーニング技術により学習させて、その特徴を使用して与えられた白黒画像をカラー画像に変換しています。ユーザテストでは、約90%の色付け結果が自然であるとの回答があるので、白黒からの変換が精密であることが伺えます。

100年前の白黒画像と色の付いた画像、全然印象が違いますね。カラーのほうが圧倒的に雰囲気が出ています。

自分の写真がノスタルジックに!

写真は素人な私が撮影した風景写真を使って実際にやってみましょう。非営利目的であれば誰でも使用可能です。

PCに色付けしたい写真を取り込み、色つけ!を選択すると、数秒でカラーの画像が表示されます。
2016-11-11_13h43_16

白黒の写真がなかったので、今回は色付きの写真→白黒に編集→Automatic Image Colorizationで色付けという流れになっています。

img_3251

元のカラー写真(ミラーレスカメラ使用)

img_32551

白黒に編集

2016-11-11_13h18_52

Automatic Image Colorizationで色付け

赤とんぼの赤っぽさが消えて、全体的に青みがかかった淡白な写真になりました。個人的には、自分で撮った写真よりも素敵な仕上がりになっていると思います。写真をフィルターにかけたような画像が出来上がりました。

続いては、紫陽花の写真でやってみます。

img_3252

元のカラー写真(ミラーレスカメラ使用)

img_32561

白黒に編集

2016-11-11_13h18_05

Automatic Image Colorizationで色付け

これは、失敗ですね。紫陽花の花の部分が周りの葉の部分に影響されてしまったようです。

最後の写真はたわわに実る稲穂の収穫後のパノラマ写真です。

img_3249

元のカラー写真(スマホ使用)

img_3253

白黒に編集

2016-11-11_13h16_55

Automatic Image Colorizationで色付け

黄色がやや優勢でパッと明るくなり、黄昏時のイメージが湧いてきます。カメラの設定を何もせず、見たままの風景を写し出したスマホの写真がAutomatic Image Colorizationで色付けしたことによってノスタルジックな印象になっています。

Automatic Image Colorizationで色付けするのは、昔の写真だけではなく、自分の写真をおしゃれな雰囲気にするために使ってみるのも楽しいかもしれません。白黒写真をお持ちの方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

▼参考リンク
白黒写真に色付けする手法とは? 人工知能が100年前の情景も自然に再現
ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け

PageTopへ