dsc04593

エピック・ゲームズ・ジャパン河崎氏が語る~ノンゲームジャンルへ進出する『Unreal Engine』~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2016年10月20日]

nvidia04593

 現代のゲーム開発に欠かせないツールとして世界のデベロッパーから絶大な支持を集めるゲームエンジン『Unreal Engine』がノンゲームジャンルへの進出に積極的に取り組んでいるという。Unreal Engineを提供するエピック・ゲームズ・ジャパン代表の河崎氏(写真)がUnreal Engineの取り組みとその展望について語った。

ゲームからノンゲームまで幅広く

 河崎氏は、ゲーム機は世代を経るごとにタイトル数が減っていくだろうと述べ、話はゲーム以外の分野でのUnreal Engineの活躍へと移って行った。
 まずニアゲームのジャンルとして東京ゲームショウ2016でナムコから発表されたアニメとゲームの融合をテーマとするPV『Project LayereD』が紹介された。

 Unreal Engineを使ったムービー製作のメリットは、何よりもその製作の速さにあるのだという。その速さにはイテレーション(開発サイクル)の回転率の良さと、極端に言えば絵コンテなしで動画の完成図を描くことの出来るUnreal Engineの能力が関係しているようだ。今後は、このPVのアニメ版にもUnreal Engineが使用されるとのこと。
 次に話はノンゲームのジャンルに進む。このジャンルでは多くの場合、Unreal Engineは自動車のような上級財の宣伝広告にVRと組み合わせて使われているようだ。
 例えば、WPPに属するCGIスタジオ『Burrows』が手がけたフォード向けの自動車コンフィギュレーション・ツールのプロジェクトに採用されたり、Hammerheadが手がけた米国家電メーカー『Whirlpool(ワールプール)』が提唱するスマートキッチンのデモに使用されたりもしている。

 他にもブラジル最大のテレビ局がリオ五輪に向けてバーチャルスタジオ+リアルタイム・モーションキャプチャーによる合成システムを導入した。
 日本でも建設ゼネコンが既存ビルのメンテナンス用としてタブレット上でビルを透視するツールとして運用するほか、医療機器メーカーの営業ツールとしてバーチャル上で器具や装置を手術室に配置・可視化するために活用している。
 さらに、リアルな像を表現出来ることを利用して、VRと組み合わせたNASAの地上用訓練や自動運転用AIの訓練用のシミュレーター製作用として採用された例さえもある。

 このように様々な場所でUnreal Engineの採用が増えていることがわかる。今後我々の目に触れるものの多くが、実はUnreal Engineによるものだったというケースが増えていきそうだ。

▼参考リンク
Unreal Engine
エピック・ゲームズ・ジャパン

PageTopへ