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課金と広告のハイブリッドアプリで限界を超えろ!『次世代カジュアルアプリ戦略』とは?

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by [2016年10月26日]

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 ADFULLYとGlossom共同開催となった最新アプリマネタイズ戦略がわかるイベント『アドフリナイトVol.10』。今回は、注目度があがってきている“動画広告”をテーマに開催されました。
 ここでは、主催者のADFULLYより、代表の小室氏(写真)が次世代のカジュアルアプリ戦略について語ります。

ハイブリッドアプリによるアプリの体質改善

 現在のカジュアルアプリを取り巻く環境を見てみると、海外ゲームや大手コンシューマーゲーム会社の参入、テレビCMの広告の激化などで、カジュアルアプリがノンプロモーションでアプリストアのランキングに入ることが困難になっています。このダウンロード数が上がらない非常に厳しい状況で、カジュアルアプリのマネタイズは、1ダウンロードあたりの売上の限界に挑戦するという傾向になっています。※ARPUやLTVという指標が一般的ですが、カジュアルアプリはトラッキングツールやアナリティクスツールを実装をしない場合も多く、今回のセミナーではわかりやすく1ダウンロード当たりの売上を共通指標として利用しています。

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 1DLあたりの売上をバナー別に見ると、アプリストア黎明期ではバナー広告のみで10~20円くらい。成長期に入るとインタースティシャルの登場によって売り上げが2倍くらいになります。そして成熟期を迎え、動画リワードがバナー、インタースティシャルを足した売り上げと同じくらいあります。私たちが関わっているアプリの『超ダメージ勇者』では売り上げの43%が動画リワードという状況です。このように、広告マネタイズはゲームに限らず動画リワードをご利用いただくことを非常にお勧めします。
 また、アプリ内課金を導入したアプリでは、1DLあたりの売上が100円を超えることも増えてきました。この100円のラインを目指すことが次世代アプリのポイントだと思っています。

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 例えば1DLあたりの売上が150円の世界でどういうことが起こるのでしょうか? 1つ目は低ダウンロードでも高収益の体質になります。昔は100万ダウンロードで1,500万円稼げていたところが、10万ダウンロードで達成できるようになります。2つ目は通常単価のプロモーションが実施できることです。低単価リワードではなく、一般的なCPC課金のアドネットワークに出稿して、カジュアルゲームからカジュアルゲームに広告を配信すれば100~110円で獲得できるのでプロモーションの手段が増えます。

次世代アプリ戦略のために

 広告と課金を標準装備したハイブリッドアプリを作っていくことが次世代アプリの戦略になります。特に動画リワードとアプリ内課金の相性が非常によいです。SSP『アドフリくん』の中で動画リワードの普及状況を見ると、動画リワードの稼動枠数が9月の時点で1,000枠を突破しています。
 もう1つ面白いデータが、アドフリくんの広告枠収益トップ50の中でのバナー種類別シェアです。1年前は無かった動画リワードがすごく伸びてきて、今では50%を超えるシェアになっています。つまり、上位の広告枠はほとんどが動画になっていて急速に動画シフトが進んでいます。

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 すると、次世代アプリの戦略として動画リワードとアプリ内課金の導入ノウハウが必要になります。動画リワードはバナーやインタースティシャルと違って、アプリの仕組み、つまりゲームの企画段階であらかじめ考えて作らないといけません。アプリ内課金も、どういう商品をいくらで売ればよいのか、プロモーション出稿するにあたってどういう媒体を使うか、どういう風に運用をしていくか。ハイブリッドなアプリを出して経験を重ねることが非常に重要です。
 そこでADFULLYはGlossomと一緒に次世代アプリを応援します。ADFULLYはSSPでありながら、カイトとともに課金簡単導入サービスを提供しています。またGlossomとその親会社のグリーの課金ノウハウも活かしたいと思っています。
 将来的には、次世代アプリが広告市場を変えるのではないでしょうか? 1DLあたりの売上が100円を超えるとプロモーションを打てるようになります。そうなると、皆さんが掲載しているバナーの広告案件の種類がどんどん増えるので、広告案件が多様化します。これはメディアにとっても嬉しい、アドネットワークさんも広告主が増えるので嬉しい、ユーザーもいろいろな選択肢があるので嬉しいという、みんなが嬉しい市場になっていきます。
 さらに、カジュアルアプリがアプリ内課金を導入することで、自らが課金ユーザーを抱えることになります。今広告主として多いのは課金がうまくいっている大規模なソーシャルゲームなので、そういった広告主にとって課金ユーザーは非常に価値の高いユーザーなんです。そこを自ら抱えることで、広告主にとって価値の高い媒体になります。これは広告出稿単価を上げるので、課金が広告をブーストさせるのです。

もう1つのハイブリッドアプリ

 課金と広告の標準実装というのはカジュアルアプリに限ったことではありません。実は、ソーシャルゲームが動画リワードを入れてハイブリッドアプリになる、という逆の流れもあります。
 大規模で有名なゲームが動画広告を入れ始めると「テレビCMの予算」というキーワードが浮かんできます。実際に若者世代では、モバイルへの接触時間がテレビのそれを上回っていると言われています。このとき一番有利な位置にいるのは動画広告であり、動画広告を掲載しているメディアであると言えるでしょう。

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 例えば、ドラゴンボールやワンピースなどの超有名ゲームにも何かしらの形で動画の広告枠が入ったとしたら、これはもう日曜日のアニメのCM枠みたいなものです。そういった大手ゲームアプリが広告の世界に参入することによって、アプリの広告市場が大きく変わっていくかもしれませんし、そんな一大ゲームネットワークを作りたいと思っています。日曜日のゴールデンタイムをジャックして、この時間帯は特定の広告主の動画が流れたら面白そうですよね! これって本当にCMと同じだと思うんです。
 私がやりたいのは、Glossomやグリーと一緒に、他のアドテク企業が作らないような、もっと便利で洗練された面白いプロダクトを作ることです。これはADFULLYの新しいチャレンジです。皆さんも動画リワードと課金の標準実装にチャレンジして頂いて、一緒にこのアプリ広告の市場を変えていけたらと幸いです。

▼関連リンク
スマホ広告収益最大化SSP『アドフリくん』
株式会社ADFULLY
Glossom株式会社

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