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【TGS2016】HTC ViveとOculus Riftでライブ体験・VRアイドル『Hop Step Sing!』

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by [2016年9月27日]

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2016年9月15日~18日の4日間(15日、16日はビジネスデイ)にわたって、千葉県は幕張メッセで東京ゲームショウ2016が開催されました。2016年はVR元年。会場には「VRコーナー」が設けられ、様々なVRコンテンツの試遊機がずらりと並び、絶大な人気を博しました。4日間の総来場者数はTGS史上最多の27万1,224人にのぼり、開発者もユーザーもVRに多大な関心と期待を寄せていることが伺えます。

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HTC ViveブースへGO

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入場後、最初に取材に向かったのはVRコーナー(ホール9)の「HTC」ブースです。9月12日に発表されたとおり、HTC社と戦略パートナー企業が合同で複数のVRコンテンツを展示しています。

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今回私が体験したのは、講談社との合同展示『Hop Step Sing!』です。詳しくは後述しますが、『Hop Step Sing!』はHTC Vive版のほかに、講談社ブースでOculus Rift版も展示されていました。

『Hop Step Sing!』って?

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『Hop Step Sing!』は、カラオケ大好き「虹川仁衣菜(にじかわにいな)/CV:指出毬亜」、生放送や動画のうp主である「箕輪みかさ(みのわ―)/CV:日岡なつみ」、そんな2人を心配する友人「椎柴識理(しいしばしきり)/CV: 鳥部万里子」の3人が結成したアイドルグループです。キャラクター・ステージコンセプトデザインは「TARI TARI」や「AKIBA’S TRIP」でお馴染みのtanu先生。3人とも非常に魅力的ですね。

【MV】 Hop Step Sing! / 『キセキ的Shining!』 Short ver. 【VRアイドル】

YouTubeではデビュー曲の『キセキ的Shining!』のショート版が公開されています。360度動画なので、CardboardなどのVRゴーグルを用いスマホから閲覧すると、簡易的ではありますがVRライブを楽しむことができます。ちなみにフル版はAndroidアプリとしてリリースされています。iOS版は現在開発中とのこと。ショート版を試聴するとわかりますが、楽曲もMVも素晴らしいクオリティです。有料(360円)ですが、音楽1曲分250円+VRライブと考えるとお買い得です。

個人的に評価したいのは、キャラクターが全員アニメ声で歌っていることです。キャラクターの声をキープしたまま歌ってくれるというのはとても嬉しいことです。しかも上手です。プロデュースがランティスなので楽曲そのもののクオリティも高いです。2ndシングル以降も期待できるでしょう。

Hop Step Sing! 1st song

HTC Vive版はグリーンバックで合成、近さが魅力

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HTC Viveブースではグリーンバックを利用して、ライブ動画にリアルタイムでプレイヤー(ユーザー)を合成してくれます。プレイヤーが一人称視点でVRライブに参加している様子が、モニタには三人称視点で映されます。

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目の前で3人の可愛らしいアイドル達が踊ってくれます。プレイヤーはペンライトを振って応援します。Vive用コントローラのトリガーを引くとペンライトのカラーや本数が変わります。現実のアイドルライブと同じように、推しの子のカラーを振ったり、パートごとにカラーを変えたりできます。

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MVの演出に隙がないので、アイドルだけでなくステージ全体を見渡したくなります。上のスクリーンショットはショート版のものですが、フル版を体験すると2番終了後(ラストサビ前)あたりでものすごい演出が入ります。みかさがステッキでプレイヤーを指した直後、ステージが宇宙空間へと変化します。まさしく魔法です。

HTC Vive版はとにかくアイドル達との距離が近いです。ちょっと油断するとアイドルと自分が重なってしまうくらいです(笑)まるで自分が「4人目のメンバー」となって一緒にステージに立っているような気分になりました。邪道な楽しみ方ではありますが歌唱や振付をマスターしてから体験すれば、ちょっとしたアイドル願望(声優やアイドルになってみたいというような)を満たすこともできるのではないでしょうか?

ちなみに写真には残っていないのですが、体験中、私は何度か身体を傾けて下から見上げるような姿勢を取りました。ええ、そうです。パンツが見えるんじゃないかなと思ったんです。体験待ち待機列の皆さんの目がなければ寝転んでいました(笑)Viveの特徴はトラッキング範囲の広さ。プレイヤーが動き回り様々な姿勢をとることを前提に設計されています。体験終了後、ブースの方にぶっちゃけどうなんですかと伺ったところ「見えます」とのこと! ああ、羞恥心なんか捨ててしまえばよかった……(笑)

Oculus Rift版は総合演出を魅せる

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講談社ブースではOculus Rift版が体験できました。こちらは没入感と近さを売りにしたViveと対照的に、演出全体を魅せてくれました。

Viveはとにかく近くて目線が合うのですが、全キャラものすごく小柄に感じました。キャラ設定では中高生なのですが、小学生アイドルかな? と思ってしまうくらいです。逆にOculus RiftはViveほどの近さはないのですが、設定通りのキャラクターが目の前で踊ってくれました。識理は私より背が高いのですが、近づいてくるとちゃんと私より目線が高くて感動しました。

またほどよい距離感があったため、3Dモデル(キャラも演出も)の素晴らしさもじっくり確認することができました。特に感嘆したのは衣装の作りこみです。アニメキャラの衣装は見栄えをよくするための「ウソ」が含まれています。フリルやひらひらした布などはその典型です。『キセキ的Shining!』の衣装にはそれらの要素がたくさん含まれているのですが、違和感なく3Dに落としこまれていました。しかもちゃんと「服を着ている」のがわかるのです。

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わかりやすいのは箕輪みかさの胸部です。肩紐がちゃんと肩紐の役目を果たしています。身体にぴったり沿った肩紐ではなく、カップを支える肩紐なんです! キャラクターの裸体モデルに服をきちんと着せてくれてるんですね……こういう作りこみが、没入感を高めてくれます。

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仁衣菜の背中側の布(リボン)の翻りも完璧でした。3人共通のふんわり膨らんだスカートも、パニエが仕込まれているのがわかる作りです。フリルの描写にも妥協がありません。キャラクターそのもののかわいらしさ、そしてアイドルとしてのかわいらしさ。どちらもパーフェクトです。さすがは講談社。わかってらっしゃる。『セーラームーン』『カードキャプターさくら』『東京ミュウミュウ』etc……大きなお友達をたくさん生み出した戦犯は違いますね。

「アイドルのかわいさ」「アイドルとの近さ」が存分に表現された『Hop Step Sing!』。こと海外ではリアル路線が追及されていますが、日本は萌えを生み出した国なのですから、『Hop Step Sing!』のようなアニメ調の萌えVRも頑張ってほしいです。そもそも「萌え」の語源は、『セーラームーン』の土萠ほたるではないかと言われていますしね! 公式サイトを見るとデビュー曲に登場した3人以外にもキャラクターがいるようです。彼女たちのMVも楽しみです。公式Twitterでは漫画が掲載されています。今後の展開に要注目です! VRアイドルの夜明けはすぐそこまできています。

▼関連リンク
東京ゲームショウ2016
HTC Vive
Oculus
HopStepSing!公式サイト
講談社

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