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ケーブル不要で自由に動き回れる! インテルのオールインワンVR HMD『Project Alloy』

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by [2016年8月19日]

サンフランシスコで開催された2016 Intel Developer ForumでインテルがオールインワンVR HMD『Project Alloy』を発表しました。AlloyはインテルのVR用に最適化された「RealSense」技術を使用しており、ケーブルやコントローラーの必要のないHMDとなっています。2017年にオープンプラットフォームとして提供し、サードパーティに自身のプロダクトを作成できるようにする予定になっています。

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完全一体型のオールインワンVR HMD

現在主なVR HMDとして知られているのはOculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRがありますが、これらのHMDはケーブルでPCやPS4に接続することでVRを楽しむことができるというものでした。
今回発表されたAlloyはHMDにコンピューティング能力が備わっており、そのためPCと接続するためのケーブルも必要ありません。また、HTC Viveは自由に動き回ることのできるルームスケールVRのために部屋に2つのセンサーを設置してユーザーの動きをトラッキングする必要がありますが、Alloyはインテル RealSenseカメラを搭載することで、それ以外のセンサーが不要になり完全オールインワンのVR HMDとなっています。

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ちなみにこの画像のケーブルはHMDの映像をキャプチャするためのものだと思われます。オールインワンとなったことでVRを楽しんでいるときにHMDから伸びるケーブルに邪魔されることもなくなり、ケーブルに制限されることなく6自由度で自在に動くことができます。これでケーブルに足をとられて転倒してしまうような危険もありません。

インテル RealSense

Alloyに搭載されているインテル RealSenseにはRGBカメラのほかに赤外線カメラや赤外線レーザー・プロジェクターが連動することで奥行きを認識することができます。それを利用してVR空間内に自分の手などを表示することができます。さらにRealSense技術を使う事でVR空間内に表示された自分の手で仮想物体をインタラクティブに操作することができます。また、目の前の人や壁を検出して表示することもできるので衝突してしまうこともありません。

12このように目の前にある自分の手を認識することができます。

3さらにVR空間内にある仮想物体のバーを手で押すこともできます。

Merged Reality

Alloyでは仮想現実と現実世界の情報を融合させることができることからインテルは「Merged Reality」と呼んでいます。もともと同じような単語としてMicrosoftのHoloLensに代表される「Mixed Reality」というものがありますが、明確な違いがあるというよりは自社製品の差異化ために名づけたものと思われます。簡単に言えば仮想世界と現実世界を組み合わせて表示するということになります。一応、「Mixed Reality」が透過型HMDを使って現実世界に仮想物体を表示させるという方法に対し、「Merged Reality」は液晶HMDを使って仮想現実空間に現実世界の物体を表示させるという違いのようです。
この2つのMRが今後どのように成長していくかも気になるところです。

▼参考リンク
Intel Unveils Project Alloy
インテル RealSense

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