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【Unity VR EXPO AKIBA】華麗な演舞で魅せるアクションゲーム「CIRCLE of SAVIORS」

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by [2016年8月08日]

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ご紹介してきたUnity VR EXPO AKIBも、7つ目にあたる本記事がラストです。大トリを務めるのは、派手なアクションを体験できる、ほぼスポーツといえるゲーム「CIRCLE of SAVIORS」です。圧倒的な性能をほこるHTC Viveとスタッフの皆さんの協力で、演舞のような動きで魅せることができる素晴らしいコンテンツです(※ただしプレイヤーの運動神経に依存します)。

PDトウキョウ VRコンテンツ 「CIRCLE of SAVIORS」

▼目次
介護訓練VRシステムで寝たきりのおじいちゃんを車椅子に乗せる
リュック内にモーションセンサーを搭載、自由に空を舞う「飛べると!」
HTC Viveで「VR賽の河原」「SPACE TENNIS SHOTING」
VR空間でイラスト描き「ペンタVR」「Intersubjective Supace」
プレイヤーの動きを検知「VR Walk & Run」「Wight Runner(仮)」
世界中の忍者ファンの憧れ!? 「忍VR」で印を結んで敵を撃破
ゲームというよりスポーツ! 華麗な演舞で魅せるアクションゲーム「CIRCLE of SAVIORS」

スタッフの努力で縦横無尽に動ける!

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「CIRCLE of SAVIORS」ブースには大勢のスタッフさんがいらっしゃいました。実はこのゲーム、スタッフさんが尽力してくださることによってはじめてプレイヤーが快適に遊ぶことができるんです。

「CIRCLE of SAVIORS」は闘技場のような場所で、次々襲い掛かってくるモンスターを、ユニティちゃんを共闘して倒していくゲームです。プレイヤーの獲物は剣と盾、そして1回だけ使える魔法です。魔法を使うタイミングはプレイヤーの判断にゆだねられています。

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HTC Viveのトラッキング範囲の広さが存分に生かされています。グリーンバックで囲まれた「舞台」の上で、プレイヤーは四方八方から襲ってくる敵を斬り捨てていきます。はっきりいって必死です。縦横無尽に動き回れるがゆえの全力プレイです。息が上がりますし、汗も噴き出してきます。これはゲームというよりスポーツ……アクションゲームをプレイする際、我々プレイヤーが興奮以外で息を乱すことはあまりないでしょう。しかしいざ自分が動かないといけないとなると、大変です。運動神経の差・運動量の差が如実に出ます。

私は自他ともにみとめる運動音痴なので、お世辞にもかっこいい動きはできません。待機列には大勢のお客さんが並んでいます。見知らぬ人たちの前で無様な恰好を晒すのはちょっと恥ずかしい。プレイ前はそう思っていたのですが、ゲームがスタートするとそんなことは忘れてしまいました。むしろダサくても無様でも、精一杯動き回って楽しんだもの勝ちだと思えるようになりました。

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さてHTC ViveのHMDは有線です。動き回りすぎるとコードが身体に巻き付いてしまいます。どうやって回避しているのか。スタッフの方がプレイヤーの動きにあわせてコードを制御してくださっていました。コードが絡みつく心配がないので本当に自由に動けます。スタッフの皆さんがいて初めて成立するゲームです。感謝の念しかありません……。

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ブースがグリーンバックでおおわれているのにも理由があります。写真には写っていませんが、向かって右側、つまりプレイヤー(私)の後ろ側にカメラスタッフさんがいます。カメラスタッフさんはゲーム中ずっとプレイヤーを追いかけてくれます。

一人称視点のゲームなのでプレイヤーの視界にはプレイヤー自身が映ることはありません。しかし外部モニターには、VR空間とプレイヤーがリアルタイム合成された映像が映し出されています。待機列に並んでいる方から見ると、架空のVR空間の中で、実在のプレイヤーが戦っているように見えるのです!

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1回こっきりの魔法も使って敵を倒します。あとから写真で見ると不思議ですね。VR空間に自分がいます……。子供向けの番組でよく見かけるCG背景と出演者の合成画像のようです。本当にVR空間に入り込んでしまったみたいです。「VR空間に入り込んだ」という感覚は基本的にプレイヤーが味わうものですが、見物している人も同じような体験ができるのは斬新ですね。

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デモ映像の女優さんのように、アクションができる方がプレイするとこんなにも華やかになります。会場では実際の演舞が披露されていましたが、圧巻でした。本当にかっこいいですね。

私のプレイにはかっこよさのかけらもありませんでしたが、それでも大満足です。「自分がプレイしている」「自分が剣を操っている」「自分が敵を倒している」……この感覚はVRコンテンツでしか味わえません。この楽しさに、リアル側から見たダサさは関係ないのです。私にはダンテやベヨネッタになれませんし、スタイリッシュに動かすこともできません。無双系ゲームのキャラクターのように強くないし、スタミナもありません。でも「CIRCLE of SAVIORS」なら、ゲームに登場する憧れの彼らとならびたてたような気分が味わえます。ゲーマーはもちろん、非ゲーマー・ぬるゲーマーの皆さんも、一度プレイすれば「CIRCLE of SAVIORS」のとりこになってしまうことでしょう。

Unity VR EXPO AKIBには7つの記事でご紹介したもの以外にも、たくさんのVRコンテンツが展示されていました。1日ですべてを体験することはできませんでした。VR黎明期と比べると、あきらかにアトラクションタイプの全身を使うコンテンツが増えています。VRの可能性はインドア的なゲームだけにとどまりません。『ポケモンGO』もそうですが、これからの時代は、従来型の指先のテクニックで楽しむゲームコンテンツだけでなく、ほぼスポーツといっていいようなアトラクションゲームコンテンツも増えていくでしょう。「ゲーム」でありながらアミューズメント施設と相性のいいコンテンツは、開発費や人件費が高騰しますが、その分広く一般に受け入られると思います。ゲーム型コンテンツもアミューズメント型コンテンツも、どちらもVRの良さを最大限引き出して、ますます発展していくことを祈ります。

▼関連リンク
Unity VR EXPO AKIBA
PD Tokyo Inc.

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