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CTやMRIを3Dで!? 臨床にも教育にも活用が期待される『Bioflight VR』

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by [2016年7月20日]

CTやMRIによって得たデータを、VRを用いて3Dで見ることができるようになりました。これを可能にする『Bioflight VR』は、情熱的な医者とデザイナーとプログラマーから構成されるBioflightというチームによって開発されました。

CTとはコンピューター断層撮影法(Computed Tomography)のことです。身体にX線を照射して通過したX線量の差をデータとして集め、コンピュータ処理によって身体の内部を画像化する検査です。MRIとは、体内の水の分布を基に様々な角度から脳を撮影し脳の病気を発見するための検査装置のことです。
病院における検査で、仰向けの状態でドーナッツ型の機械の中に入っていく映像はみなさんどこかで見たことがあるのではないでしょうか。それがまさにCTやMRIです。

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Bioflight VRが臨床で使われるようになれば、腫瘍の位置や大きさなどがより明確に把握できるようになり診断や治療の正確性が上がります。また、その映像を患者さんの診察の際に見せれば、患者さん側も自分の症状がわかりやすくなるでしょう。上図はひざの内部の筋肉や血液を示していますが、VRを用いてこれだけ細部まで見ることができるのです。

教育に役立つ!

私は医療系学部に所属しているので、病気の原因についてCTやMRIの画像から学ぶことも多くあります。しかし画像として見せられても奥行きや角度がいまいち掴みにくく具体的な腫瘍の位置はわかりにくいです。また、白黒なので余計に線と線が重なってしまい見にくいと感じることも多々あります。先生方はパッと見ただけで腫瘍の位置も種類もわかるようですが、まだまだ知識も経験も足りない私達には難しいのです。

でももしそれらを3Dで見ることができたら奥行きや形を手に取るように見ることができます。学生の理解が大幅に促進されるのではないでしょうか。
その他にも、研修医の研修にも応用できます。3Dでよりリアルなシミュレーションができることで実際に患者さんを治療する際も焦らずに対応できるのではないでしょうか。

また、携帯やパソコンでこの技術を使うこともできます。最近次々にVRを用いたアプリやサービスががリリースされていますが、このサービスは医療系学生の自習にはぴったりです。

Bioflight VRは医者と患者のコミュニケーション、医療系学部での授業スタイルに大きな影響を与えるのではないでしょうか。診察室にVR用のゴーグルが常備してあるのが当たり前になる日も近いかもしれません。

▼参考リンク
Bioflight VR

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