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壁の向こうを見ることができる!?『Virtual Eye』で事前に危険性をチェック

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by [2016年7月07日]

米国防総省の機関であるDARPAのチームは、兵士や消防士などが危険な建物内を事前に調査することのできる『Virtual Eye』を開発しました。

例えば火事で建物内の状況がわからず突入するのは危険ですが、この技術を使うとあらかじめ内部の状況を把握することができるので建物内での仕事を安全にすることができるようになりそうです。

Virtual Eyeでリアルタイム3Dビデオ体験

火事などで情報が足りないため人間が入ることが危険な建物でもロボットやドローンは入ることができます。それらを建物内の異なる2箇所に配置して撮影した画像を、空白部を埋めるために必要なデータを外挿することで3Dバーチャル・リアリティ・ビューへと合成します。

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この画像を参考にすることで、室内の状況を確認して危険な状況にある人がどこにいるのかを判断したり、炎が激しい場所を予想したり、突入方法を計画したりすることができます。

戦場においても、敵に待ち伏せされているかどうかの確認や、室内に爆薬がないかを確認することができます。

開発中のVirtual Eyeシステムでは、NVIDIAのモバイルGPUであるQuadroおよびGeForce GTXを利用して、画像をつなぎ合わせると同時に、カメラで撮った画像から3Dデータを外挿します。リアルタイムで室内の様子を得ることができるのは緊急時に大きく役立つと思われます。

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3Dデータを外挿してあるので視点を移動することができ、このようにテーブルの下にあるものまで確認することができます。また『Virtual Eye』は屋外での使用が多いと思われるので、「ラップトップへの搭載に適した小型サイズ」を考えてNVIDIAのGPUを選んでいるようです。

Virtual Eyeは、現在2台のカメラからの画像しか合成できないようですが、来年の初めには5台のカメラからの画像を合成できるバージョンを発表することを目標としています。現在はまだ少し画像が粗いため細かい部分が見にくいところがありますが、カメラの台数を増やすことができればさらに高精度な3Dバーチャル・リアリティ・ビューを合成できそうです。

▼参考リンク
DARPA Virtual Eye Lets Emergency Responders ‘See’ What They Can’t See

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