プロとタイプ2

スプラトゥーンハックを工学ナビが研究開発中! 水鉄砲でプレイできる日もそう遠くない!?

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by [2016年7月08日]

みなさんこんにちは! 任天堂から昨年リリースされ「対戦しなイカ?」でいまだ大人気の『スプラトゥーン』、もちろんご存知ですよね。今回は工学ナビさんがスプラトゥーン用のプロトタイプインターフェイスを実施に作成されたとのことなのでそちらをご紹介させていただきます。

工学ナビとは

工学ナビとは、橋本直(はしもとすなお)さんが大学3年生の時立ち上げた、インターフェイス・ARの研究所であり、他にも現代のITについてのイベントを主催し、プログラミング等の指南書も出版しています。

橋本さんは工学ナビについてホームページで次のように述べています。

このサイトは,作者がこれまで学んできたノウハウを多くの人に伝える目的で作られています. サイト名どおり工学系の大学生・高専生を対象とした内容となっています. 主にC言語でのプログラミングを主軸に,拡張現実感や音声認識,画像処理などいろいろなテーマを取り扱っています. 基本方針は「むずかしいことを楽しくわかりやすく」.専門の人も,そうでない人も「あ,ちょっとやってみたい」 という気にさせることを目標に活動しています.

最近の創作では、『Watch Dogs Profiler』(顔認識によってあらかじめ用意された個人情報が表示されるシステム)や大学で教授をされている事を活かし、学生が製作したコンピュータービジョン作品なども記載されており活動範囲が広いです。
また、大手企業の研究所とは異なり、自分たちのやってみたいことをやる! という感じが出ていて、ホームページもとても面白いので是非一度見てみることをオススメします。

スプラトゥーンハック!!~プロトタイプ制作記~

これまでも、工学ナビさんはかまいたちの夜・メタルギアソリッド等、人気のゲームの世界観をより楽しめるようなコンテンツの製作に取り組まれてきました、今回はスプラトゥーンということでかなり気合が入っているようですよ!

プロトタイプ1号-GamePadをHMD(ヘッドマウンドディスプレイ)に搭載

スプラトゥーンは基本的にGamePadと呼ばれるディスプレイ付きのコントローラーでプレイします。そのコントローラーを頭に載せて、実際にプレイヤー自身の首の向きを変えることでゲーム中のキャラクターも視点が変更されるように改造。実際にガン型のコントローラーを構え、ゲーム内の武器と連動させ実際にプレイ!

プレ実験の時点でわかっていたことですが、三人称視点のコンテンツをHMDでプレイするのはなかなか楽しいです。 首振りと連動することによって、ちょうどその世界に観客として没入しているようなイメージになります。

と、うまく没入感を演出でき、さい先のよいスタートが切れたようです。しかしここで1つ問題点があったようです。

首振りと連動して視点の向きが変わる、という点については良かったのですが、別な問題がありました。 スプラトゥーンでは一般的なTPS・FPSのゲームと同様、銃口の向きは視点操作と連動しています。 このため銃口の向きを変えたければ首を振る必要があるのですが、実際に人にガンコンを持たせてプレイさせてみると、人は無意識にガンコンを振ることによって銃口の向きを変えようとしてしまいます。 銃の形をしているのでごく自然なことなのですが、銃を振っているのに射線の方向が変わらないので違和感を生じます。

プロトタイプ2-電動ガンにGamePadを搭載
プロトタイプ1の反省から電動ガンにGamePadを装着。スプラトゥーンではGamePadの傾きで具合でキャラクターの視点を変更する“ジャイロ操作”が主流のため今回は銃口の向き=プレイヤーの視点というように作成。

銃口の向きとゲーム内の視点が一致することで一気にそれらしくなりました。よくゲームセンターにあるガンシューティングゲームの更にクオリティが増したような感じですね。しかし、またもや問題が発生。

完成して「さぁやるぞ!」と意気揚々と使ってみたら、思わぬミスに気付きました。 電動ガンが振動することによってジャイロが狂ってしまい、視点がズレてしまうのです。 「なんでこんな単純なことに気付かんかったんや…」やらかしました。せっかく電動ガンを使っているのに、振動なしでのプレイになってしまいました。

リアルさを追求するために電動ガンに振動を加えた結果それがあまりよくなかったようです。やはり、ゲーム内の感覚を実際に体験することには限界があるのでしょうか。

プロトタイプ3号-水鉄砲型ガンコン+GamePadを背負っちゃいました!

おしいところまで、いくのにあと一歩足りない! できたと思ったらまた改善点が見つかる。これこそ、何かを製作するには避けて通れない道なのでしょうか。しかし、そこに1つのブレイクスルーがありました。

コントローラーを水鉄砲に代替、そしてGamePadを背中に背負うというこの斬新さ。

3号を作るにあたり、まず考えたのは振動ユニットを入れることでした。やはりガンコンにするからには「ダダダッ」という振動が欲しいです。 2号でやらかした通り、ジャイロと振動ユニットが同居しているとジャイロのセンシングが狂います。 はて、どうしたものか?と議論した結果、出てきたアイデアは「GamePadを背中に取り付けてはどうか?」というものでした。

(中略)

振動ユニット以外にも大事なこだわりがありました。それはガンコンの形をスプラトゥーンらしい外観にすることです。 当初、3Dプリンタでスプラシューターを作ってしまうことも検討したのですが、モデリングと出力に時間がかかって面倒だなと思い、本物の水鉄砲を使うことにしました。

「スプラトゥーンならガンコンもそれらしい見た目にしたい!」「やっぱ、打ったときの振動は無くしたくない!」この2つのこだわりがここまでたどり着いた原動力だと思います。この、水鉄砲型ガンコンはコードレスで、動きも制限されることはなくプレイできるところがすごい。中に色んな機器が入っていてタッチスクリーン操作とスペシャル必殺技以外の操作はすべて対応可能、この水鉄砲であらゆる操作が可能というわけです。

すぷら
まるで、主人公のイカになった気分。これがいつか普及して没入感満点のスプラトゥーンをする日がいつか必ずくるような気がしてならないですね。

ホームページによると、このプロトタイプ3号ですが、まだまだ改良の余地はあるとのことです。結構完成に近いような気もしますがプロの目から見るともっとよくなるということなのでしょう。これからのアップデートに期待が高まりますね!

▼参考リンク
工学ナビ

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