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VRミュージックビデオが来る! 音楽シーンにおけるVRの可能性

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by [2016年7月04日]

vrmv今や様々な分野での利用が広がりつつあるVR。音楽業界でも各方面から注目されており、その中でも“VRミュージックビデオ(MV)”が流行の兆しを見せています。

VRMVの先駆者となった倖田來未

世界で初めてVRMVを制作したのはなんと日本人アーティストの倖田來未。2014年末にOculus Riftを用いて自身の楽曲「Dance In The Rain」のMVを制作し、「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」にて限定公開。

最先端テクノロジーを使用したMVとして話題を呼び、世界にVRMVという新しい概念を示すこととなりました。

YouTubeによってVRMVが身近に

YouTubeが360度動画対応した2015年3月あたりから、有名アーティストが次々とVRMVを制作しています。

2015年5月に公開されたアヴィーチーの「Waiting For Love」のMV。360度円形に並んだ扉からダンサーたちが踊りながら出たり入ったりするという、VRならではの演出です。

2015年6月に公開されたビョークの「stonemilker」のMV。広大な海で撮影されており、ビョークの壮大な世界観をVRによってよりリアルに味わうことができます。

他にも有名どころではテイラー・スウィフトの「Blank Space」、U2の「Song For Someone」、The Weekndの「The Hills remix feat.Eminem」、Fort Minorの「Welcome」、Foalsの「Mountain At My Gates」、Squarepusherの「Stor Eiglass」などのVRMVが話題になっています。

そして日本でもVRMVが徐々に増え始めています。

YouTubeの360度動画対応以降日本でいち早くVRを取り入れた安藤裕子の「360°(ぜんほうい)サラウンド」。

Hello Sleepwalkersの「ハーメルンはどのようにして笛を吹くのか」のMVは、新宿の街のネオンを重ね合わせるという技法を用いた芸術性の高い作品。万華鏡を通した夜の新宿を走るような不思議な感覚を楽しめます。

ラブリーサマーちゃんの「PART-TIME ROBOT」のMVは、渋谷の街を歩くセクシーな女性の目線から360度動画を撮影したもので、他のVRMVとはまた少し違ったリアル感を演出しています。
また、VRではありませんが、今年4月に公開され話題となったアイドルグループ・lyrical schoolの「RUN and RUN」の“スマホ向けMV”をご存知でしょうか。スマホ(iPhone)でMVを見ることを前提とし、従来横型であったMVを縦型にするという画期的な試みと、スマホを乗っ取られたかのような感覚に陥る演出が見事で、スマホの普及がMVを変えるという可能性を強く感じさせられる作品です。

RUN and RUN / lyrical school 【MV for Smartphone】 from RUNandRUN_lyrisch on Vimeo.

VRがMVを変える

本来はプロモーションビデオ(PV)と呼ばれ、あくまでも楽曲のプロモーション映像という位置付けだったMVは、近年では単なる宣伝に留まらない“楽曲と連動した映像作品”という意味合いを持つようになりました。
ダウンロードが音楽の販売形態を変え、ストリーミングが音楽の聴き方を変え、スマホがMVを変えたように、常にテクノロジーは音楽シーンを変えてきた歴史があります。
そしてこれからは、VRテクノロジーがMVにさらなる発展をもたらし、音楽シーンまでをも変えるかもしれません。

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