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審査をするのはAI? フィンテック×ビッグデータで銀行が大きく変わるかも

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by [2016年6月21日]

デジタル広告ビジネスで有名なデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が数理分析サービスを提供するデータ・フォアビジョンと、金融機関向けの新たな信用スコア計量モデルの共同研究をスタートした。

ビッグデータ×フィンテックで金融機関に革命を!

貸し出し審査をAIに?

日本銀行によるマイナス金利導入をうけ、銀行や信用金庫の貸出金利も低下、利益改善の対応策が求められている中、銀行がやること……それはもちろんお金の貸し出しだ。

金融機関がお金を貸し出す際に行うのが与信判断だが、その基準は正直あいまい。申込情報等の登録が必要な「初期審査」や、金融商品の利用状況を加味した「追加審査」はともかく、「事前審査」は、申込者の個人信用情報が存在しないため、支払い能力を正確に算出することが困難、デフォルト(債務不履行)が発生してしまう危険性が高い。

そこで、今回の共同研究では、ユーザーのオンライン行動にひも付くデータを機械学習にかけて解析し、データ・フォアビジョンのスコアリングモデルに解析データを加えた、新たな信用スコア計量モデル開発を行うことを発表した。
fintech図
新たな計量モデルでは、ユーザーが金融商品を申し込んだとき、金融機関が本サービスに問い合わせをしてくる。そこで、従来のスコアリングモデルのほかに、オンライン行動などのオーディエンス情報から、信用スコアを金融機関に提供。可否判定をし、その情報をリソースとして、さらに判定の精度が向上するという仕組みが採用されている。

DAC曰く、このシステムがサービスとして実用化されると、与信判断の精度が向上し個人の支払い能力がより正確になることで、顧客ベースの拡大およびデフォルト率上昇の抑制をすることが出来る。その上、ユーザーも適切な融資可能商品の紹介を受けられるようになるとのことだ。

フィンテックとビッグデータを組み合わせれば、将来的には、融資に留まらず様々なカタチで金融業界に変化が起きそうだ。

●参考リンク
DACとデータ・フォアビジョン社、FinTech×ビッグデータの共同研究を開始

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