3

『VR酔い対策システム』をコロンビア大学が開発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2016年6月27日]

VR元年とも言われる今年。先日はついにPlayStation VRの発売が発表されました。まだVRを体験できる場所は限られていますが、皆さんはもう体験したでしょうか? VRを体験すると、『VR酔い』という車酔いと似たような症状に見舞われる場合があり、気持ち悪くなったり吐き気を催したりします。
そのようなVR酔いを解消すべく、コロンビア大学の教授がOculus Riftや HTC Vive、PlayStation VRなどのHM((ヘッドマウントディスプレイ)向けに『VR酔い対策システム』を開発しました。

どうやって防ぐの?

VR酔いは視覚から得られる情報と三半規管のある前庭系で得られる平衡感覚などの情報が異なるときに起こり、不快感や吐き気などを感じるといいます。つまりユーザーの実際の動きとVR内での動きが大きく異なるときにVR酔いを引き起こす可能性が高く、静止しているときは動きの異なりが少ないためVR酔いが起きる可能性が低いということです。そして多くの場合、視野を減少させるとVR酔いも抑えることができます。しかしそうするとユーザーのVR空間でのリアリティさが損なわれてしまいます。
今回開発されたシステムは、VR酔いを引き起こす可能性が高いときに徐々に視野を減少させ、可能性が低くなったら視野を元に戻すという方法でVR酔いを防ぎます。

もともとのHMDのディスプレイには下の画像のように表示されています。
ここから移動するなどしてユーザーの実際の動きとVR内での動きが大きく異なるとVR酔いを引き起こす可能性が高くなるので、徐々に視野を狭めていきます。
1

最終的にはこのように円形で周りが少しぼやけたような視野になります。
VR酔いの可能性が低くなってくると徐々にもとの視野へと戻していきます。
4

この研究では30人の被験者を2グループに分けてVR酔い対策システムを使った場合と使わなかった場合で実験をしています。この実験を通してVR酔い対策システムを使うと快適に感じることができ、使わなかった場合よりも長い時間VR空間に滞在していたという結果が出ています。そのため自動的に視野を操作することにより、ユーザーのVR空間への没入感を損なうことなくVR酔いを大幅に軽減できると言えます。

私は3D映像などを見たときにも3D酔いを起こすのでVR酔いも確実に起こします! このVR酔い対策システムが早く導入されて、快適にVRを楽しむことができるようになることを期待しています。

▼参考リンク
Fighting Virtual Reality Sickness

タグ:
PageTopへ