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新興国でもVRが大流行! インドでスマホHMDの売り上げが急増中

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by [2016年6月10日]

キャプチャ新興国インドでもVRの波が止まらない。6Wresearchの調査によると、インドでの2016年1月から3月までの四半期(1Q)でVRヘッドセットの出荷額は340万ドルに達したという。VR元年といわれる2016年だが、その流れは先進国だけでなく、新興国まで広まりつつあるようだ。

二つの企業が寡占? インドのVR事情とは

インドで流行しているのは、もっぱら手軽に使えるスマホ向けVRヘッドマウントディスプレイ。その中でも、ANTVRとDOMOの2社が市場のシェア85%を支配しており、事実上の独占状態になっている。

ANTVR

ANTVRは社名と同じ名前のVRヘッドセット『ANTVR』で有名な会社だ。専ら中国のPCメーカーLenovoのスマホ向けHMDを開発しており、ANTVRもK4 NoteやVibe X3などのLenovo製スマホに対応している。

ちなみに、ANTVRのAmazonでのお値段は1,299.00ルピー(日本円で2,081円程度)。インドの平均月収がおよそ6,700ルピーだとされていることを考えると、高すぎるというわけではなさそうだ。

DOMO

VRを専門に扱っているANTVRと異なり、DOMOはVRデバイスだけでなく、タブレットやイヤホン、Wi-FIルーターなど電子機器を幅広く扱っている企業だ。VRHMDに関しても様々な種類のものを販売しており、2,000ルピー程度のHMDから13,000ルピーもするHMDまで手広く取り扱っている(扱っているのは全てスマホ向けHMD)。

どこでVRが活躍してる?

6Wresearchによると、インドでは、ヘルスケアや産業、教育、小売等の分野でVRの活用が増え、VRヘッドセットの需要拡大を起こしているという。実際、インドは新興国である一方でIT先進国としても有名で、VRを扱う企業やサービスも少なくない。

例えば、SmartvizXはインドの中でも有数のVRベンチャー企業。彼らは、仮想現実の没入感を生かし、不動産業界向けにビジネスソリューションを提供している。同社が提供するソフトでは、VRで部屋の間取りを見せたり、デザイン部屋のレイアウトを変更することが可能で、すでにRockworthやQuikrなど複数の不動産デベロッパーに導入されているとのことだ。動画を見てもらえば分かるとおり、技術水準はかなり高く、日本のVRベンチャーにも引けを取っていない。

また、報道機関のVR活用も珍しくなく、インドのWebメディア大手『Manoramaonline』は、インド南部の産業都市コーチで行われた新年記念祭の360度動画を公開している。産業、報道を含めたあらゆる分野でVRが一般的になりつつあるようだ。

もっとも、VRヘッドセットの売り上げが増えつつあるといっても、VR技術の認知度の低さ、製造メーカーの提供コンテンツの少なさなどインドのVR業界が抱える問題点は少なくないが、一度市場環境が整えば、インドは一躍VR大国になれるのかもしれない。

●参考リンク
6wernch VR Headset Market Touches $3.4 Mn In Q1 2016
DOMO
SmartvizX

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