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東芝の新技術は撮影するだけで被写体の3Dモデルがとれる! 自動車やドローンに搭載も

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by [2016年6月16日]

自動運転やドローン開発への熱が高まりつつある中、新たな周辺技術も続々誕生し始めている。数多くの電化製品を発売してきた東芝も多分に漏れず、新たな画像センシング技術の開発に成功した。

その革新的技術とは、単眼カメラで撮影した1枚の画像からカラー画像と距離画像を同時に取得できる撮像技術だ。

画像から距離を読み取る? 驚きのメカニズムとは

開発の背景

ご存知の通り、ドローンや自動運転車が壁に当たったり、道路からはみ出たりするのを防ぐためには画像センシングシステムが不可欠だ。そのため、現在までに、対象物までの距離を計測する方法はたくさん提案されてきた(ステレオカメラ、赤外線デプスセンサ……etc)が、どれも小型化が困難だったり、長距離の対象物が測定できないなどの欠点を抱えており、小型かつ低コストで高精度に距離を取得することができる技術というものは確立されていなかった。

本技術の特徴

そうした問題を解決するため、東芝は独自のカラーフィルタと画像処理を組み合わせ、単眼カメラで撮影した1枚の画像から、カラー画像と高精度な距離画像が得られる撮像技術を開発することに成功した。
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そのメカニズムは、レンズの開口部に、水色と黄色のカラーフィルタからなる独自のカラー開口フィルタを取り付けることで、撮られた画像の距離に応じてボケと色ズレを発生させる。そのボケと色ずれを画像解析することで、物体までの距離を画素毎に検出することができるというものだ。
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カメラに搭載する水色と黄色のフィルターは、明るさへの寄与率が高い緑色の光を透過させるので、画像の劣化を抑えられる。その上、レンズと画像処理で完結している技術なので、一般的なイメージセンサでも利用することが可能なため安く済むというメリットもあり、従来の画像センシング技術の欠点を補うことに成功している。

今後は、カメラの小型化および画像処理の高速化を行い、早期の実用化を目指すとのことだ。

●参考リンク
東芝 単眼カメラで撮影した1枚の画像からカラー画像と距離画像を同時に取得できる撮像技術を開発

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