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放置×シナリオアプリ『社畜してやる!!』『離婚してやる!!』の対比で見えたマーケティングノウハウ

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by [2016年5月31日]

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最新マネタイズの戦略やトレンドがわかる「アドフリくんマネタイズナイトVol.8 with アスタ@渋谷」の中で、株式会社エムアップの村上真吾氏(写真)より、アプリのマネタイズやプロモーションについてのマーケティングノウハウが紹介されました。

社畜してやる!!から離婚してやる!!へ

弊社の放置×シナリオアプリ『社畜してやる!!』(以下社畜)と『離婚してやる!!』(以下離婚)の二つを対比することで見えた動画広告マネタイズを中心としたマーケティングノウハウについてご紹介させていただきます。

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『社畜』は、ちょっとムカつく個性的な社員たちを社畜化して売り上げを伸ばし会社を大きくするという一般的なクリッカーに、シナリオ要素をプラスしたようなゲームで「ムカつく社員が社畜化したときの爽快感」が売りのアプリです。

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『離婚』は、ちょっとムカつく夫婦たちの婚姻届を受け付けて、結婚の現実を知った彼らの行く末を見届けるというゲームで、最終的に受け付けた夫婦が離婚していく様を見届けることを楽しむアプリになっています。

ゲームの仕組みは基本的に同じなのですが、企画コンセプト変更、動画広告のマネタイズの増加、(1作めの社畜に対する)「後半がしんどすぎる」という意見が非常に多かったためバランスの調整を行うなど、大きく変更した部分もあります。そして『離婚』アプリをゴールデンウィークインパクトを狙って連休直前の4月27日に公開しました。

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どちらも弊社が運営している『しゃべってdキャラとり放題(ドコモのdメニュー)』というサイトで、無料のしゃべってキャラを公開するという独自のプロモーションを行いました。そこからアプリをダウンロードしてもらえるため、導線として非常に効果が高く感じられます。その結果、ストアのランキングで最高順位として『社畜』が3位、『離婚』が8位を記録しました。

テーマ選びは大切に!

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初月のダウンロード数と1日にアプリを使用したユーザー数を表すDAU数の変化を対比で見ると、DAU数は継続率という意味では『離婚』もそれほど悪くありませんでしたが、とにかくオーガニック(検索)が囲えなかったという結果になりました。

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なぜそうなったのかというと、「社畜してやる」というワードで検索した場合、『社畜』アプリの関連記事が検索結果として多くヒットするのですが、『離婚』の場合は他の離婚話に埋もれてしまいヒットしませんでした。

また、ネットスラングである社畜というワードに対し、離婚というワードはリアルすぎて笑えないといった意見もありました。そのためテーマはとても慎重に選ぶ必要があるのです。

動画広告の新規導線の導入

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『離婚』では動画広告マネタイズを1枠増やしました。もともと『社畜』ではアクティブの状態であれば、5分ごとに画面に現れる社長をタップすると動画広告を再生するかどうかの導線を提示していました。『離婚』ではこちらも残しつつ、新たに常設のカウントダウンをするような導線を増やしました。

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動画インセンティブのトータルバランスは変えずに軸を1つ追加した形で、結果として非常に面白い傾向がありました。

収益構造としては広告のみで、『社畜』では、当時の主流は動画広告ではなかったので14%という数字でしたが、『離婚』においては全体の57%を占めました。
オーガニック自体は少なかったのですが、オーガニックDLのDAU比率、継続率はむしろ『社畜』より高く、バナーとインタースティシャルのARPUについてはそれほど変わっていなかったので、純粋に動画がドン!と乗ってきたような結果です。

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具体的には新規導線が非常に効果的で、新規導線が62%、既存導線が38%となっていて、滞在時間の短い平日の方が新規導線からの再生率が非常に高かったのです。ユーザーが「とりあえずインセンティブだけ貰おう」という感じで開いてくれることが多かったので新規導線が伸びていったと考えています。

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結果としては『社畜』のオーガニックユーザーARPUが55円だったのに対して、母数が少ないのですが『離婚』は67円とユーザー1人当たりで見てみると『離婚』の方が稼げています。

『社畜』と『離婚』を対比して見えたもの

テーマ選び
アプリのテーマは流行のワードやインパクトが大きいもの、メディアに取り上げてもらいやすいものがベターです。

動画広告の表示方法
動画広告の売り上げは表示の仕方しだいで跳ね上がる可能性があります。特に常設導線が効果が高かったという結果が見えてきたので、いろいろ試してみるのがよいでしょう。

継続的な案件供給
メディエーションとなるとやはりアドフリくんですよね。『離婚』に関しましては始めてもらえさえすれば継続率は『社畜』より高いという結果が出ました。是非一度やってみてもらえたらと思います。

▼参考リンク
株式会社エムアップ
アドフリくん
アドフリくんマネタイズナイトVol.8 with アスタ

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