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「ユーザーがいなければ意味がない」マルジュ宮本氏が語るアプリプロモーションの極意

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by [2016年5月25日]

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最新マネタイズの戦略やトレンドがわかる「アドフリくんマネタイズナイトvol.8 with アスタ@渋谷」にて、株式会社マルジュの宮本雄大氏(写真)がプロモーションについて語った。カジュアルゲームを100本以上製作してきたマルジュが説くプロモーションの秘訣は必見だ。

株式会社マルジュ

マルジュは1999年に設立された大阪と池袋の2箇所を拠点とする企業。広告事業としては、アドネットワーク「アスタ」を運営している。アイコン広告をはじめ、様々な広告サイズを提供しており、最近ではネイティブ広告をリリースした。

その他の事業としては、アドサーバーやアフィリエイト、ライブチャットなどのWebサービスのシステム開発・販売を行なうWebシステム事業がある。また、カジュアルゲーム事業では、3~4年間に、約100アプリ近くリリースしている。代表作は、お金を農場から生産するゲーム『マネーファーム』やアクアリウムゲーム『フィッシュガーデン』など。

マネタイズだけでなく、プロモーションも重要

本日ADFULLYさんと「アドフリくんマネタイズナイトVol.8 with アスタ」を共同で開催させていただきました。今回はマネタイズではなく、プロモーションについて語りたいと思います。

なぜなら、マネタイズを最適化することは当然重要ですが、ユーザーがいなければ意味がないからです。例えCPCやCPMが1万円だとしても、Impressionが0なら報酬も0円になってしまいます。

無料で出来るプロモーション

プロモーションはお金がかかることだと思われがちですが、無料で出来ることもたくさんあると考えています。
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一つがメディア露出です。基本的にメディアは記事にしたらユーザーに受けそうなものを非常に求めているので、メディアにプレスリリースを送ったり、レビュー依頼を送るのは一つの手です。また、プレスリリースも簡易的なものを送るよりは、ネタ系に走ることで、バズったり、Twitterで話題になったり、まとめサイトにのったりすることもあります。

その他にも、TwitterやFacebookで丁寧に情報発信をしてファンを作ったり、アプリ内でユーザーが友達を連れてくるような要素・仕組みを入れるのも大事だと思います。

お金をかけたプロモーション

お金をかけてプロモーションするときは、LTV(Life time value)>CPI(Cost Per Install)をすることが重要です。要は100円でユーザーを獲得し、そのユーザーが120円の売り上げを挙げてくれれば、得をするというわけです。
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また、最近は独自でプロモーションできるネットワークさんが増えてきているので、代理店に頼らなくてもよくなってきています。自分たちでプロモーションするのは、慣れるまで大変ですが、マーケティングが好きな方にとっては楽しいと思います。

オススメのプロモーション先

プロモーション先としてオススメなのがTwitterやFacebookなどのSNS広告です。この2つは、ユーザーのデータが豊富な点で他を圧倒しています。
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ユーザーの性別や年齢だけでなく、興味関心といったデータを活用することが出来ます。例えばTwitterならフォローしているアカウントやつぶやくワードから、Facebookならどのページをいいねしているかというデータを使ってターゲティングが出来るというわけです。

その他にも自社のユーザーと類似したユーザーを見つけてきてくれる、拡張カスタムオーディエンス機能があります。アプリにSDKを入れておくと、ユーザーがTwitterやFacebookにログインしている場合、そのユーザーの情報をTwitterやFacebookがとってくれて、アプリのユーザーに似ているユーザーを探し出してくれる。それにより、簡単かつ高い精度でターゲティングすることが出来るというわけです。

Instagramは、20代~30代の女性ユーザーをターゲティングする際は、外せないSNSとなっています。Facebookの広告管理画面から出稿することが出来るので、Facebook広告にあわせて、Instagramにも広告を出すという使われ方が多いです。

もう一つが昔からあるAdwordsです。GoogleやGoogle Playストアの検索結果にリスティング広告を掲載できる点はいまだに強いと思います。今後アプリをインストールしなくても広告アプリを体験できるトライアル・ラン広告も提供される見込みになっています。

カジュアルゲームにはアスタがおススメ

ここでお約束の宣伝を挟ませていただきます(笑)。弊社のアドネットワーク『アスタ』は、カジュアルゲームとの相性はめちゃくちゃいいです。カジュアルゲームのプロモーションでは、場合によってCPI 50~100円程度で獲得できることもあります。
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それに加えて、アスタでは元々、アスタで稼いだ報酬金額を広告費に転換するという機能があるんですけれども、今回ADFULLYさんと提携いたしまして、ADFULLYさんで貯めた報酬金額をアスタの広告費に転換できるようになります。

プロモーションのコツ

さて、プロモーションをする際に大事なことは3つあると考えています。

一つはクリエイティブのABテストです。画像やテキストはターゲットによって刺さるものが違うので、色々なものを作って、テストをして最適化する必要があります。これをやることで広告効果が2~3倍に改善することもよくあります。
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動画クリエイティブの製作も重要だと思います。人間の目は動いているものに反応するので、効果もいいですし、簡単に作ることが出来るサービスもたくさんあります。Twitter広告やFacebook広告だけでなく、動画リワード広告への出稿も出来ますので、是非作るべきだと思います。

3つめが効果測定ツールです。このツールがないと広告効果がぼんやりとしか分からなくなってしまいます。そこで、広告費用対効果の測定方法と効果測定ツールの種類をご紹介させていただきます。

オススメの広告効果測定ツール

Google Analyticsは、無料でいろいろな情報を取れる有能なツールなんですが、ポストバック連携しているアドネットワークが少ないという欠点があります。そのためこのツールは、広告の費用対効果の測定というよりは、ユーザーの動きを見るのに適していると思います。
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FacebookのAnalyticsは、使っているアプリのユーザーがFacebookにログインしていれば、そのユーザーの性別や年齢を確認できるので、アプリのユーザー層の把握に適しています。

adjustとAppsFlyerはソーシャルゲーム会社などの大手企業がよく使うツールです。有料ですが、広告費用対効果の分析に特化しており、かなりの高機能なツールになっています。

新種の効果測定ツール

個人的にオススメしたいのがこちらの2つのツールです。
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adbrixは韓国産の効果測定ツールです。無料で利用でき、国内の各ネットワークとも連携をしているので、無料で利用できる広告測定ツールとしてはかなり高機能になっています。

Firebase Analyticsは、先日のGoogle I/Oで発表された効果測定ツールです。アプリのユーザーやイベントの分析に加え、バグ解析からプッシュ通知までほとんど無料で利用できます。アプリのmBaaS(mobile Backend as a Service)として今後強力なサービスとなりそうです。

見るべき指標は?

広告収益型アプリのKPIとして見るべき指標は3つあると思います。
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一人のユーザーを獲得するのにかかるコストを指すのがCPIです。CPI単体も重要ですが、インストールしたユーザーが売り上げに繋がるかどうかのほうがより重要だと思います。そういった点で、継続率やアクティブユーザー数も重要です。

また、広告収益型モデルの場合、ユーザーごとの広告収益を計測することが出来ないので、滞在時間あたりの収益を調べることでユーザーごと収益を推定することができます。

最後にお知らせがございます。近々『アドフリくん』でアスタのネイティブ広告が利用できるようなります。今まではアスタで直接しか利用できなかったんですが、これからは『アドフリくん』のSDKを利用して、アスタのネイティブ広告が利用できるようになります(2016年6月予定)。

▼参考リンク
アスタ スマホweb、アプリのアイコン広告アドネットワーク
アスタブログ – スマホ向けアイコン広告”アスタ”の公式ブログ
アドフリくん
アドフリくんマネタイズナイトVol.8 with アスタ

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