HEARTalk3

“韻律”を解析することで自然な対話ができるヤマハの音声対話システム『HEARTalk』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

by [2016年5月17日]

HEARTalk3
ヤマハ株式会社が人間らしい自然な対話を可能にする自然応答技術『HEARTalk』を開発しました。また、同技術の一部を利用できるソフトウェアとハードウェアのライセンス提供を開始しています。

韻律を合わせて自然な対話に

iPhoneに搭載されているSiriや対話型ロボットなど最近では音声対話システムが広く普及しつつあります。しかし対話していても返ってくる声は機械的で不自然さや冷たさを感じてしまうことも少なくありません。

これは韻律と呼ばれる声の強弱、長短、高低、間、抑揚などが関係しているためです。人間同士の会話では話す側の韻律に合わせて応える側も韻律を細かく変化させています。これが対話システムでは人間の韻律に合わせることなく応えるので、どうしても不自然さが出てしまうのです。

HEARTalk

『HEARTalk』では韻律をリアルタイムに解析し、応答に適した自然な韻律を導出することでこの不自然さを解消することができるといいます。つまり機械やロボットと「心」が感じられるような自然な会話ができるようになる可能性を秘めた技術となっています。

『HEARTalk』の技術の一部が提供開始

すでにヤマハからは『HEARTalk』を相槌に特化させたソフトウェアとハードウェアの提供が開始されています。人間が問いかけた音声の韻律に合わせて自然な”うん”や”はい”といった相槌を返してくれます。会話の内容は解析せず、韻律の解析のみを行うため少ない処理量で動作します。韻律を合わせることで相槌だけでも感情があるように感じられるようになっています。
HEARTalk5

今後ヤマハは、高水準の音声認識エンジンを有するフュートレックと、高精度な音声認識と高品質な安静合成製品を手がけるNTTアイティとの共同研究により『HEARTalk』を用いた新音声対話システムの年内の商品化を目指すとしています。

▼参考リンク
自然応答技術『HEARTalk』(ニュースリリース)

PageTopへ