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VRの認知度はどれくらい? MMD研究所が調査結果を公開

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by [2016年5月06日]

APPREVIEWではお馴染みのVRだが、一般の人がどれくらいVRのことを知っているのかはいまだ謎に包まれていた…。そんな中、MMD研究所により15歳以上59歳以下の男女2,204人を対象に「VR(バーチャルリアリティー)に関する意識調査」が行われ、世間のVRへの認知度が明らかになった。実際どれくらいの人がVRに興味、関心を抱いているのだろうか?

VRの問題点が明らかに!?

VRが抱える認知度と購入割合のギャップ

まず最初に紹介するのがVRという言葉の認知度。以下のグラフによると、VRという言葉を知らなかった人の割合は35.3%に過ぎず、60%以上の人が大なり小なりVRに関しての知識を持っているようだ。しかも、VRデバイスについて知っている人の割合も40%強あり、VR自体の認知度はそこそこある。
VR 認知度
一方で、VRデバイスを購入、予約したことがある人は3.7%に過ぎず。その認知度を考えるとかなり低い割合となっている。

認知度に対し、購入度が著しく低い理由の一つとして、VRの楽しさを伝えるのが難しい点が挙げられるだろう。VRを楽しむためにはヘッドマウントディスプレイを装着する必要があり、体験する機会はなかなか無い。YouTubeなどの動画サイトが360度動画に対応しているものの、その体験はVRとは遠く離れているのが現状となっている。

それに加え、Google Cardboardやハコスコのように安価なヘッドマウントディスプレイもあるものの、大多数のHMDは高価な上、普通の量販店においていないため、購入のハードルが高いのも問題の一つだろう。体験しなくては面白さが伝わらないのに、体験するのが難しいとなっては購入意欲が上がらないのは当然だ。

ファネル分析
認知度と購入意欲のギャップは、認知から購入までをステップごとに分析するファネル分析の結果からも分かる。認知から商品認知に至るまでに30%が、商品認知から商品興味までに40%が減っている一方で、商品興味から購入・予約フェイズの間にはなんと85%がいなくなってしまっている。

VRのイメージは?

VRのイメージは以下のグラフの通りだ。一番多いのが「まるでその場にいるような体験ができる」三番目に多いのが「非現実的な体験が出来る」になっており、現実とは異なる世界に行き、現実では味わえないような体験を楽しむことができると考えている人が多い。
VR イメージ
一方で「3Dの迫力ある映像が楽しめる」というイメージを持つ人も2番目に多く、VRを仮想世界に行って未知の体験をするというよりは、3D映画などの既存の映像体験の延長線上にあるものと捉えている人が一定数いることが分かった。

人気なVRデバイスは?

また、VRデバイスで一番有名なのは他を圧倒して、PS VRという結果になった。日本製のVR用ヘッドマウントディスプレイであり、PS4で楽しめるのが一番の要因だろう。また、PS VRは東京ゲームショウなどにも出展しており、地道な宣伝活動が功を奏した形になった。
VR デバイス

それに加え、購入意向に関してもPS VRが人気を集めた。PS VRとOculus Riftだけで50%を集めており、気軽に楽しめるスマホ向けVRコンテンツよりも、ハイエンドVRコンテンツへの興味が高いことが分かる。逆に言えば、今のところ、コアな層しかVRデバイスを購入する意欲がないとも言える。
VR デバイス
現状のHMDは購入のハードルが高いことも加味すると、PS VRがヒットするかどうかが日本でVRが流行るかどうかの大きな分岐点になりそうだ。

●参考リンク
MMD研究所 VRデバイスの認知度は45.4%、購入・申し込みに至ったのは3.7%

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