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くずし字を画像検索できる木簡・くずし字解読システム『MOJIZO』

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by [2016年4月12日]

奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所の共同開発による“木簡・くずし字解読システム”『MOJIZO』が公開されました。
くずし字の画像(1文字分)をMOJIZOにアップロードすると、奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所の所蔵データそれぞれから類似する字形・字体画像を表示してくれるというサービスです。

達筆過ぎて逆に読めない時にも

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使い方は、解析したいくずし字の画像をアップロードして、「解析する」をクリックするだけ。
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数秒で画像が解析され、奈良文化財研究所が所蔵する木簡の字形・字体5,166件(2016年3月現在)と、東京大学史料編纂所が所蔵する古文書・古記録の字形・字体24,296件(2016年3月現在)の中から、類似画像が表示されます。
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類似度上位8件が表示され、「さらに見る」をクリックすると100件まで閲覧可能。

解析できる画像の条件として、

  1. 1文字分であること
  2. 画像容量は 4M まで
  3. 画像形式は jpg、jpeg、png、gif、bmp のみ
  4. 筆跡が明瞭であること
  5. 背景が均質であること

と明記されています。
そのため、そのまま解析できない場合はトリミング、容量・形式変更、画像編集などが必要。
カラーやグレースケール画像を解析すると、一旦明度によって白黒2階調に自動処理されるため、コントラストが低いと解析精度が落ちる可能性があります。
ペイントなどの画像編集ツールで、カラーはモノクロに、背景は消す、途切れている筆跡や薄い筆跡は書き足すなど、白黒でなるべくコントラストを強く加工してから解析することがおすすめです。

画像編集は手間がかかるかもしれませんが、早く検索できる点や見落としがない点は便利だと思います。
くずし字を解読する必要のある研究者、学生、大学院生の方などにとっては画期的なサービスと言えるのではないでしょうか。

▼参考リンク
MOJIZO

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