Dior

VRがファッションを変える!?~Fashion Techという大きな潮流~

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by [2016年3月03日]

Dior ゲーム、映画、報道……あらゆる分野で活用方法を見出されつつあるVRだが、実はファッション業界にも進出している。今回はVRがファッション業界でどのような活躍を見せているのか「ファッション×VR」というテーマで探っていこう。

Fashion Techの流れ

 ファッション分野にVRが進出する以前から話題になっていた言葉がある。その言葉が、FashionとTechnologyを組み合わせた造語「Fashion Tech」だ。Fashion Techはここ数年で一気に広まった概念で、テクノロジーとファッションが関わればなんでもその範疇に入る。
 よってその種類は多く、一口にFashion Techといっても20以上ものジャンルにカテゴライズされているのだ。例えば、服の試着をヴァーチャルで済ます「Virtual Fitting」や、服のデジタルデバイス化、ウェアリング端末化を進める「Digital Fabrication」といったジャンルが特徴的だろう。
 日本ですでに定着しているFashion Techの例としては、ファッション共有SNSアプリ『WEAR』は「Virtual Stylist」に、古着やアイテムを共有するシェアリングエコノミーのサービスである『メルカリ』『LINE MALL(2016年5月31日終了予定)』は「C2C」にカテゴライズされる。
 VRがファッション業界に進出するのもFashion Techにおける一つのムーブメントであり、VRに限らず様々なテクノロジーがファッションと結びつきを強めているのが現状だ。

VR×ファッションの事例

 そもそも、Fashion Tech自体が比較的新しい概念で、実用化しているサービスもそう多くない。その中でも、新しい技術であるVRはようやく実用化が見えてきた段階だ。だが、すでに実施されているいくつかの「ファッション×VR」の例を見れば、VRが将来的にファッション業界に影響を与えるポテンシャルを持っていることが分かる。

ファッションショー

 今のところ、VRのファッションへの利用方法としてもっともポピュラーなのは「擬似ファッションショー体験」だ。
 特に有名ファッションブランドであるDiorは、自分たちで『Dior Eyes』というVRヘッドセットを製作しており、VRファッションショーに力を入れているのが分かる。

 また、DiorはYouTubeにいくつかVR用のファッションショーのムービーをすでにアップロードしている。
 こうした動きは他のファッションブランドでも始まっており、スウェーデンのファッションブランドであるIda Klambornsやアメリカ出身ブランドのTOMMY HILFIGERやREBECCA MINKOFFもファッションショーのVR映像を製作、直営店やYouTubeで配信している。

VRを活用した新作発表

 日本のレディースブランドである『NORIKONAKAZATO』はVRを新作発表の場で活用した。Psychic VR Labが開発したヴァーチャルリアリティー(VR)技術『STYLYプレミア』を使用し、会場で渡されるQRコードを読み取り、ECサイトにアクセスすると、VR空間上に再現された新作を360度隅々まで見ることができる。それに加え、右下に表示されるGetSTYLYボタンから注文することも可能となっている。

 
 今のところは、ファッションショーを疑似体験したり、仮想空間上で商品を閲覧する用途で使われているVRだが、その可能性は未だ未知数。VRがファッション業界にとって欠かせないツールになる日がいつか来るのだろうか?

●参考リンク
DiFa ブランドの世界感を体験!ファッションブランドによるVR(バーチャルリアリティ)プロモーションまとめ
NORIKONAKAZATO

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