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広告費ゼロでも大人気! セレブゲームアプリはなぜ流行る?

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by [2016年2月29日]

Kim Kardashian Hollywood 2016年2月17日、スマートフォン向けモバイルゲームを販売、運営するGlu MobileのCEO、Niccolo de Masi氏がモデル、女優のキム・カーダシアンを扱ったスマホアプリ、『Kim Kardashian: Hollywood』がリリースして5四半期で1億ドルの売り上げを達成したことを明らかにした。北米を中心に現在流行している有名な俳優やモデルをモチーフにしたゲームであるセレブゲーム、その強みはどこにあるのだろうか。

広告費無料 有名人の特権を活かしたマネタイズ戦略

 セレブゲームには大きく分けて2つの強みが存在する。一番大きいのが、セレブ自身がTwitterやInstagramなどのSNSでゲームについて言及する点だ。言うまでもなく、セレブのアカウントには大量のフォロワーが存在する。例えば、前述のキム・カーダシアンのInstagramのフォロワーは6000万人以上、Twitterのフォロワーに関しても4000万人以上存在する。(2016年2月25日現在)つまり、広告費をかけずに、のべ1億人以上にゲームについてアナウンスすることが出来るのだ。
 二つ目の強みとしてはセレブが存在する限り、マネタイズの機会が継続する点だ。例えば、そのセレブが有名な映画シリーズに出演したり、スキャンダルに巻き込まれたりする度に、人気が出るという仕組みだ。まさしく、セレブゲームは「生きたゲーム」と形容するべきだろう。
 また、Glu Mobile社は女性としては史上初となる2度のグラミー賞を獲得したテイラー・スウィフトや、同じくグラミー賞を受賞したブリトニー・スピアーズと提携することを発表している。この二人のSNSのフォロワーはキム・カーダシアンの比ではなく、リリースされれば、多くの人気を得るだろう。

日本でのセレブゲーム

すでにリリースされたセレブゲームも

 すでに日本でもリリースされているセレブゲームもある。例えば、YUKI スリーエンジェルスはYUKIの以前のコンサートで公開された「スリーエンジェルス」のミュージックビデオを視聴したり、ゲームとして遊ぶことができる(最もYUKIはTwitterもInstagramもやってないので海外セレブのような広告効果は望めないが……)

 しかし、その熱は欧米に比べるとまだまだこれからというのが現状だ。
 

日本でもセレブゲームが流行するのか

 日本のスマホゲーム業界は人気IPの争奪戦となっており、トップセールスランキング上位を占めるのも「Fate」や「妖怪ウォッチ」などの人気タイトルが多い(最もパズドラやモンストといったオリジナルコンテンツも存在するが)。
 それに加え、同じIPの使い回しもそう珍しくはない。例えば、スクウェア・エニックスの看板タイトルであるFINAL FANTASYの名前を冠しているアプリは、ファイナルファンタジー レコードキーパー、ファイナルファンタジー ブリゲイド ブレイク ザ シール、ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアスなどたくさん存在する。
 このように、まだゲーム化されていない人気IPが減りつつある中、広告費がかからずに、多くの人気を集められるセレブゲームに人気が集まるのは必然だ。セレブゲームブームが日本に来る日もそう遠くないのかもしれない。

●参考リンク
AUTOMATOR セレブのスマホゲームが1億ドルも売れた理由、SNSを使った広告費ゼロのマネタイズ戦略

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