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VRのクロスプラットフォームを築けるか? 2,500万ドルを調達したWevrの挑戦

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by [2016年2月10日]

 VRのクロスコンテンツプラットフォームを運営するWevrが2,500万ドルを調達し、ビデオプラットフォームであるTransportを非公開ベータでローンチした。VR版YouTubeに成長できるのか注目が集まる。

VRプラットフォームの壁

 VRの統一コンテンツプラットフォームになるには大きな障害がある。それはスマートフォンなどとは異なり、VRデバイスにはスマホ程度の能力しか持たないものから、ハイエンドPCほどの能力を持つものなど能力にバラつきがあるということだ。当然ながら、その結果、PC向けに開発されたVRアプリがスマホでは動かないという事態が発生する。

Wevrが目指すクロスプラットフォームとは

 上記のようにVRのクロスプラットフォーム建設は簡単ではない。そうした状況下で、クロスプラットフォームの実現を目指す会社が存在する、それがWevrだ。
 Wevrはこうした問題を防ぐために、ユーザーに購入するのに必要なスペックを知らせたり、遠隔操作でよりハイスペックなPCにダウンロードさせることを考えている(スマホのアプリでゲーム機にゲームをインストール出来るようなイメージ)。
 共同創設者の一人であるAnthony Batt氏の「人々が簡単にVRコンテンツを見つけられるようにしたい」というコメントからも彼らのクロスプラットフォームへの信念が伺える。

VR界のYouTubeになれるか『Transport』

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今回Wevrが非公開ベータでローンチしたTransportはVR界のYouTubeになりえる可能性を秘めている(もっとも、現段階ではYouTubeとは比較にはならないが)。
 Transportではクリエイターが自分の作品を公開し、ユーザーはそれを体験できる。さらに、Gear VR、HTC Vive、Oculus Rift、PlayStation VRに対応しているという。それに加え、全てのヘッドセットで可能な限り高いフレームレイトを確保しているため酔いにくい。また、スタンダードなオーディオはもちろん360度オーディオにも対応しており、臨場感を味わえるつくりとなっている。
 VR映像作品メーカーとの協業も発表しており、VR基金もすでに作っている。それに加え、ハリウッドの各スタジオと協力しVR映像作品を製作するなど、コンテンツの拡充を図っている。実際に、高品質なVR映像作品の提供に成功しており、Wevrの4つの映像作品がサンダンス映画祭にてニューフロンティア賞に輝いている。

TransportはVRビデオプラットフォームとして定着できるのか、Wevrは統一プラットフォームを作ることが出来るのか、Wevrの挑戦は続く。
 
●参考リンク
Wevr Transport
Wevr raises $25 Million to launch Virtual Reality Network, Transport
re/code Wevr Thinks You’ll Spend Hours in Virtual Reality
FORTUNE Wevr Raises $25 Million to Launch the YouTube of Virtual Reality

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