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任天堂もVR参戦か!? キーワードは”ソーシャル性”と”楽しさ”

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by [2016年2月08日]

 2016年、Oculus RiftやPlaystation VRが発売され、AppleやGoogleも開発を進めていることが噂されるVRに任天堂が興味を抱いているようだ。

任天堂とVRの関係性

任天堂は2月2日に行われた決算発表後の記者会見にて、VR開発を進めていく旨を発表した。Kantan GamesのCEOであるSerken Toto氏のツイートによると、

任天堂はVRを”見ている”ことを表明したものの詳しくは語られなかったようだ。
 また、同氏のツイートによると、任天堂はVRがソーシャルの要素に欠けていると考えているようだ。


 実際に、米国任天堂の社長兼COOであるレジナルド・フィサメィ氏は、海外メディアPolygonの取材に対し、「任天堂はVRについての知識を持ち、継続して実験をしているが、VRには”楽しさ”と”ソーシャル性”が欠けている。ただの技術だ」とコメントしている。また、ゼルダの伝説などの名作ゲームの生みの親である任天堂の宮本氏もVRに関して、「任天堂が目指すのは家族のリビングであって、皆にとって楽しいゲーム機です。一人がゴーグルを被って遊ぶっていうのは非常に相性が良くないですね」と発言しており、レジナルド氏と同様の点を懸念している。

バーチャルボーイの苦い記憶

 任天堂がVRに対して消極的である理由の一つとしてバーチャルボーイの失敗があるだろう。

 バーチャルボーイは1995年に任天堂から発売されたゲーム機だ。ヘッドセットを覗き込めば、立体的な映像を見ることが出来る、VRの先駆的存在であった。結局、全世界で100万台程度しか売れず、国内ではソフトが19作しか発売されなかった”失敗作”だ。もちろん、バーチャルボーイと最新のVRデバイスでは性能に雲泥の差があるが、周りの人間と体験を真の意味で共有出来ないという点は共通していると言えるだろう。

 あくまでも消極的な態度を崩さない任天堂だが、今年発売されるOculus RiftやPlaystation VRが成功し、VRに”楽しさ”と”ソーシャル性”を加えることが出来る見通しが立ったならば、VRデバイスの開発に本腰を入れるかもしれない。

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