松田様

GOODROIDの動画リワード広告導入法とは? 松田和彬氏が語るカジュアルアプリでの成功例

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by [2016年4月22日]

2016年1月26日、株式会社VOYAGE GROUP 渋谷ファーストプレイスオフィスにて『アドフリくんマネタイズナイトvol.5 動画リワード広告時戦術』が開催されました。
急成長している動画リワード広告の可能性を探る本セミナーですが、今回はジャンルにとらわれずに圧倒的に面白いサービスへの邁進を続ける株式会社GOODROIDの代表取締役社長 松田 和彬氏の講演をレポートいたします。

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 2009年に株式会社サイバーエージェントに入社しソーシャルゲームを作っていました。2014年10月にサイバーエージェントの子会社としてカジュアルアプリをたくさん作る事業モデルの株式会社GOODROIDを作りました。GOODROIDは今まで22本のアプリをリリースしています。その中の10本のアプリに動画リワード広告を入れてきた実績があるので、カジュアルゲームに動画リワード広告をいれてみた結果から良かったところ、反省点を踏まえて今日は僕らがもっているノウハウをお伝えしたいと思います。

放置ゲームに動画リワード広告を入れる時

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 『私のヒモ男』というヒモ男を育成していくゲームを4ヶ月前にリリースしました。このアプリは今60万ダウンロードくらいで、初月の収益が1,500万円くらいです。ゲームとしてはヒモ男が散らかすゴミを片付けてあげるなど、お世話のゲージがたまると進化していきます。会話してご機嫌にさせるとお世話ゲージがたまりやすいです。その会話に回数制限を設けています。「もっと会話をしてゲームを続けたかったら、動画広告を見てね」というように動画リワード広告を導入しています。

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 『ヒモ男』でイケメンが甘えながら「ねぇ、一緒にテレビを見たいんだけど、ダメかなぁ……」「今じゃなきゃ意味がないんだ…お願い一緒に見よう?」と言ってるんですけど、その後に動画リワード広告を入れました。「今じゃなきゃいけないわけがない」(笑)のですが、ユーザーの評判が良かったです。これは効果も良く『ヒモ男』は初月の収益が1,500万円で33%の500万円くらいが動画リワードの収益でした。青いところがバナーで、赤いところがインターステシャルの広告、緑がネイティブアドでの収益です。初月の1eCPMは2,335円でした。特に僕らが作っているアプリの中でも高水準のアプリになっています。リリースされて4~5ヶ月たった今でも動画広告の1eCPMというのが1,900円~2,000円で保てています。

 GOODROIDは動画広告をしっかり目立つところに置くということを意識してやっています。また、動画広告を見たあとのインセンティブはストック型のもの、ユーザーがいつでも使えるものというのを設定しています。そのほうがeCPMも高水準で維持がしやすいのではないかと思っています。というのも動画広告を見た瞬間にすぐにフィーバーが起きると、ユーザーが見た動画広告からアプリをダウンロードすることなく速攻で戻って来ちゃいますよね。それによって広告効果が悪くなって最終的なeCPMも悪くなると仮定し、GOODROIDのアプリはいつでも使えるものというのをインセンティブとして付与してます。

ステージクリア型ゲームの動画リワード広告を入れる時

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 YouTuberの方と一緒に作ったアプリ『○○投げてみたww』は、ダウンロード数が60万くらい、初月の収益が1千万円くらいでした。このゲームは線を引いてコインを回収していく物理演算系アプリです。キャラクターをゲットするために回すガチャに必要なコインが動画広告を見るとたくさんもらえます。ダイレクトにコインを配ってガキャを回して頂く仕組みになっています。動画広告は目立つところに置くというのを念頭に、ガチャの中で限定キャラを追加してユーザー離れを防ぎました。YouTuberの方に動画やTwitterで宣伝してもらったことで、動画広告がものすごい再生されてガチャがたくさん回されました。ユーザーはたくさん新しいキャラを集めてコンプリートしたい気持ちが強いので、ガチャを絡めて動画広告を入れると言うのはとても効果的でした。

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 カジュアルゲームでよくある「リリースしたあとはたくさん動画広告が再生されるが、その後はなかなか売り上げが保てない」という課題も、ガチャを絡めることでクリアできました。収益の実績で言いますと初月は1千万円くらいの43%、430万円が動画リワードでした。振り返って見ると、動画リワードの広告が入っていなければ収益が減っていたと考えると、アプリのデベロッパーとしては動画リワードは入れる前提でゲームを設計し、作らないといけないなと思いました。1eCPMは1,981円で、いまでも2,000円弱をキープしています。

大きな可能性を秘めた動画リワード

動画リワード広告導入して良かった
 GOODROIDのアプリは先ほど紹介した通り『○○投げてみたww』のように収益の50%位を占めているアプリもあります。eCPMも高水準を保てています。意外とバナーやインターステシャルの収益も上がっていて、動画広告を入れることによって、ユーザーがゲームに滞在する時間も当然長くなっていくので、それに引きずられてバナーやインターステシャルの収益も上がりました。ユーザが喜んで動画広告見たい!という声が聞こえてくるような動画リワード広告が入れられたら素敵だなと思っています。

フリークエンシーキャップに注意!
 シルバーウィークの前の日にリリースした『○○投げてみたww』ですが、ユーザーさんがたくさんダウンロードしてくれたおかげでリリースした翌日から4日間AppStoreのランキングで無料総合1位になりました。しかし、1社だけ搭載の動画リワード広告だとフリークエンシーキャップがかかって動画が出ないという状態になってしまいました。ユーザーから「動画が見られない」という声が上がってしまいました。こういうことも踏まえて、カジュアルアプリを作っていく上では、動画リワードは複数のネットワークを導入することが必須だと思っています。宣伝っぽくなってしまうのですが、アドフリくんのようなSSPを使うといろいろなネットワークが使えるので、とても安心して運用できるかと思います。

 2015年はAppStoreでアイコン広告が使えなくなったり、ウォール広告が使えなくなったり、デベロッパーとしては収益減を断たれるような厳しい1年だったのですが、動画リワード広告の市場にはそれを挽回するような大きな可能性が秘められています。ぜひ、広告、アドネットワーク、デベロッパーが一致団結し動画リワード広告の市場を盛り上げていきたいと思ってます。

▼参考リンク
株式会社GOODROID
アドフリくんマネタイズナイトVOL.5 動画リワード広告実践術

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