dドワンゴ人工知能研究所(http://ailab.dwango.co.jp/)

相次ぐAI研究所設立は競争開始の合図? ~活気づく人工知能ビジネス~

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by [2016年1月29日]

 グーグル傘下の英グーグル・ディープマインドが開発したAI(人工知能)「AlphaGo」が、ハンディキャップなしでプロ棋士に勝利したというニュースが世界を賑わせています。

 AIは新たなイノベーションの舞台であると同時に、大きなビジネスチャンスです。EY総研のレポートによれば、市場規模は、2015年現在の3兆7,450億円から、2030年には約86兆円9,600億円になる見込みです。

各社の研究開発も盛んになっています。米国のマサチューセッツ工科大学とスタンフォード大学と提携して、AI(人工知能)研究センターを立ち上げたトヨタ自動車は、今後5年間で60億円を投じ、AIのロボットやクルマへの応用についての研究が進めます。トヨタは2016年1月5日にはAI研究に特化した新会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」を米カリフォルニア州に設立しています。

AI研究所の設立、相次ぐ

 
 トヨタだけではありません。IT業界でももつぎつぎに「AI研究所」が立ち上がっています。KADOKAWAは、合併前の2014年10月に「ドワンゴ人工知能研究所」を発足し、ディープラーニングなどの研究を進めてきました。

 楽天は2015年10月に「楽天技術研究所」の海外拠点をボストンに設立しています。Eコーマス企業でチーフサイエンティストを務めたアンカー・ダッタ氏をトップに、ビッグデータ活用の高度化を目指しています。

dドワンゴ人工知能研究所(http://ailab.dwango.co.jp/)

dドワンゴ人工知能研究所(http://ailab.dwango.co.jp/)

 研究所やデータサイエンス部門の充実を図るヤフーは、2017年度の採用で「サイエンスプロフェッショナルコース」を新設し、音声処理・画像処理・機械学習・レコメンデーションなど11分野について国際学会での論文発表経験を持った人材を集めます。DeNAはロボットベンチャーのZMPと共同で、自動運転タクシーの開発を目的とした新会社を作ったほか、AI技術のスマホゲームへの応用も予定しています。

 サイバーエージェントのアドテクスタジオは2016年1月19日、人工知能(AI)や機械学習を研究する「AI Lab(エーアイラボ)」の設立を発表しました。東京大学大学院新領域創成科学研究科の佐藤一誠氏をアドバイザーとして、アドテクノロジー事業の拡大と広告配信の最適化を目的とした研究を進める見込みです。AI研究はまだまだ加熱しそうです。

▼参考リンク
・人工知能が経営にもたらす「創造」と「破壊」 ~市場規模は2030年に86兆9,600憶円に拡大~|EY総合研究所
・人工知能をアドテクノロジーに活用し、最適な広告配信技術を開発 | 株式会社サイバーエージェント

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