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ついに来た“元年”~グーグルがVR部門を新設へ~

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by [2016年1月18日]

 2016年は「VR(仮想現実)元年」といわれています。サムスンが2015年12月にモバイル端末向けのヘッドマウントディスプレイ『Gear VR』を発売したのに続き、米フェイスブック傘下のOculusもゴーグル型のディスプレイ『Oculus Rift』の予約受付を1月6日にスタートしました。この他にも、2016年上期中には、ソニーのPlayStation VRやマイクロソフトのHoloLensなどの発売が控えています。
  
 各社が躍起になるのも無理はありません。コンサルタント会社のDegi-Capitalの試算によりますと、VRの市場規模は2020年までに300億ドルに達する見込みです。また、日本でもコロプラやgumiがVR事業を対象としたファンドを立ち上げるなど、周囲も騒がしくなっています。

 そんな中で、米グーグルが仮想現実部門を新たに立ち上げたと、テック系メディアのRe/Codeが報じました。新部門の責任者は、これまでプロダクロトマネジメントのバイスプレジデントとして活躍してきたClay Bavor氏が就任する予定だとされており、これまでアプリケーションを統括してきたBavor氏ですが、これからはフルタイムでVRに注力するといいます。

Cardboard

Google Cardboard

 VR分野では、Oculusやマイクロソフトに遅れを取っているグーグルですが、新部門の設立によって本腰を入れると見られます。グーグルは『Cardboard』とよばれる、VR動画を楽しむために使う段ボール製ビュアーの普及に取り組んでいるほか、VRとして見られるYouTube動画の拡充にも力をいれています。

VR戦国時代

 VR業界は、これからどのようになるのでしょうか?

 フェイスブックのザッカーバーグCEOは「我々の生活や働き方、コミュニケーションを変える潜在力がVRにはある」と述べ、Oculus部門に400名のスタッフを充てています。

 一方のグーグルでも、YouTubeを担当する幹部が「VRはデジタルビデオの未来であり、YouTubeは未来のビデオを提供する場所となり、Cardboardはそれを手軽に視聴する手段になる」と強気の発言をしています。

 ここに、すでに約3,600万台が売れているPlaystation 4上でVRを動かせるPlayStation VRや、マイクロソフトのHoloLensが加わります。

 次世代のプラットフォームをめぐり、VR業界における戦いの火蓋が切って落とされようとしています。

▼参考リンク
・Google Opens Virtual Reality Division, Apps Move to Enterprise Unit | Re/code
・グーグルが仮想現実部門を新設か :日本経済新聞

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