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VR元年に押さえておきたいゲームプラットフォーム『Steam』とは?

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by [2016年1月14日]

 皆さんは『Steam』を知っていますか? Steamとは、ゲームを中心としたエンターテイメントプラットフォームの最大手で、現在では全世界で1億人以上ものユーザー数を誇っています。「そんなざっくり言われても……」と思うかもしれませんが、簡単に言うと「ゲームをダウンロード&プレイできる場所」です。本当はイラストやアニメーション、オーディオ制作ソフトもかなり充実しているのですが、今回はメインコンテンツであるゲームに的を絞って紹介します。

押さえておくべき特徴4つ!

 まず、Steamの4つの大きな特徴を良し悪し含めて紹介します。

①コンテンツやデータはすべてSteamネットワーク上に保存!
 一度ゲームを購入してしまえば、ネット環境のあるどんなPCからでも同じセーブデータでプレイできます。つまり、「休日に家でゆっくりSteam」だけでなく「移動時間を使ってSteam」「外出先で時間ができたからSteam」「職場で周りにバレないようにSteam」などといった利用方法が可能です。さらに、万が一愛機が壊れてしまっても「俺の300時間が……」と絶望することはありませんし、その後にPCを買い換えて同じアカウントでログインすればすぐにプレイできます。

②基本安価。セールも強気!
 パッケージ費用などが抑えられているからか比較的安価で、500~2,000円のゲームが多い印象です。地域制限によって日本でのみ高額(または購入不可)なゲームもあるので注意が必要ですが、これは後述するフレンド機能を利用すれば解決できます。
キャプチャ
 上の画像はとある日のストアの様子です。おわかりいただけましたか? これがSteam最大の特徴です。強気なセールが時期を問わず常に行われていて、-33%は当たり前、なんと-50%や-80%となっているものもあるんです! これに年に数回の大規模セールが重なればもう大変。私が見た中での最高は、¥3,980→¥279(-93%)でした。

③プレイヤー間でつながる機能が充実!
 これもSteamの大きな特徴です。いわゆるフレンド機能はもちろん、グループを作ってテキストやボイスでチャットするなど、1対1および多対多でのやりとりが可能です。
 各プレイヤーの情報ページ(任意公開)では、フレンド、どんなゲームをプレイ・お勧めしているのか、どのくらいプレイしているのかなど、Steam上での“人となり”を見ることができ、フレンド申請を送りやすくなっています。
 めでたくフレンドになったら、ゲームやゲーム内アイテムなどのやりとりが可能になります。「この人ならきっとこのゲームも気に入るはず!」「貰ったお返しにこのアイテムあげる!」といったギフトの授与ができます。また、日本では高値(または買えない)ゲームも、海外のフレンドに交渉して贈ってもらえばプレイ可能になります。もちろん、相応のお返しが必要ですね。
 さらに、複数人でプレイするゲームをフレンドに紹介したいとき、そのゲームを一定期間無料で体験する権利を贈ることもできます。期間終了後もセーブデータは残るので、フレンドが気に入ってそのゲームを購入すれば、データを引き継いでのプレイが可能になります。

④英語力が必須
 ゲーム内でのデフォルトの使用言語が英語で、ほとんどのゲームが日本語に対応していません! ですので、英語が読めないとかなり厳しいです。有志で日本語化パッチが配信されているものもあるので、慣れないうちはそのようなゲームから始めたほうがいいでしょう。日本で英語の使用を強いられる状況はそう多くないので、逆に言えば英語力を鍛える良い機会かも……?

 Steamの特徴を簡単に紹介しましたが、いかがでしたか。ゲームが好きな人なら興味を持っていただけたのではないでしょうか。

「業界最大手」の要因

 次に、そんなSteamが業界最大手となった要因を考えてみましょう。筆者は、次の3つが主な要因だと考えています。

安価、オンラインによる気軽さ
 皆さんにとって「新しいゲームを買う」というイベントはどのくらい大きなものでしょうか。ゲームとは「ある程度長い時間を共有する、いわば恋人のようなもの」ですね(※個人の見解です)。つまり、「ゲームを買う」ことは「新たな恋人を作る」ことくらいハードルの高いものでした(※個人の見解です)。
 そんな「ゲームを買う」という行為が、Steamでは
・諸々のコストがかからないため安価に
・オンラインで気軽に
できてしまいます。このように「ゲームを買う」という行為のハードルを下げたことが要因の一つでしょう。

管理の容易さ
 パッケージ版のゲームを購入した場合、当然ですがその管理は自分でしなければなりません。置くための場所を取りますし、几帳面な人であればシリーズ物を順番に並べるかもしれません。ソフトの数が少ないうちは良いですが、多くなるにつれて面倒になってしまいますね。
 Steamでは、購入したゲームをすべて自動で管理してくれます。ですので管理が容易、というか不要です。さらに、購入したゲームがリストとして並べて表示されると、「増やしたい、充実させたい」という心理が働きます。これと安価さ・手軽さが相まって、多くの利益を生んでいるのだと思います。

ユーザーライクな販促
 特徴でも挙げた通り、Steamではフレンドに無料体験権を贈ることができます。フレンド同士で遊ぶ期間を設けることで、自然な流れで購入を促しているのです。
 さらに、特定のゲームに対しては無料でプレイできる期間が設けられていることもあり、この期間中は購入済みのプレイヤーと全く同じ条件でプレイが可能となります。もちろん期間終了後もセーブデータは残り、購入すればデータを引き継いでプレイできます。このように、購入前にゲームを「本当に」体験してもらうことで、非常にユーザーライクな販促を実現しており、これもヒットの大きな要因だと考えています。

やっておくべき! おすすめゲーム

 そろそろSteamの良さがご理解頂けたのではないでしょうか。次に、Steam初心者におすすめ(かつ安価)なゲームを紹介します。

VVVVVV
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異空間を舞台にしたレトロなアクションゲーム。操作もシンプルで、できることは左右移動と上下反転のみ。敵やトゲに当たったら即死。かなり骨太、というか死にゲー。BGMも秀逸です。

F.E.A.R.
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ホラーFPS。銃撃戦がメインですが、敵の動きを遅くする(自分が超高速で動けるようになる)「スローモー」という能力があるのでFPS初心者も安心してプレイ可能。「ホラー好きだけどFPSはハードルが高そう……」という人にもおすすめです。

Stealth Bastard Deluxe
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謎解きアクションゲーム。センサーやロボットに見つからないように、影に隠れながらゴールを目指します。謎解きがメインで、雰囲気は全く違いますが『ゼルダの伝説』っぽいです。ラストは衝撃。

VRにも事業拡大!

 今のままでも十分な伸びしろがありそうですが、なんとこのSteam、VR業界にも手を出しています。

 SteamのValve社がHTCと提携して開発したというこの「HTC Pre」。今年4月に発売を予定している製品版に向けて、旧バージョンの『HTC Vive』に大きく改良を施したといいます。具体的な機能は
・部屋全体でプレーヤーをトラッキング
・コントローラーは両手で1つずつ、トラックパッド&トリガー搭載で操作性も高い
・顔の形状に合わせて部品を交換可能、平べったい日本人顔にも対応
・着用したまま周囲も視認可、VR空間と現実を融合させた表現も!?
と、かなり充実している模様です。発売予定までもう少しですが、更なる改良も期待してしまいますね。

 いかがでしたか? Steamは、ゲーム好きなら知っておきたいコンテンツの一つだと思います。少しでも「面白そう!」と感じたら、ぜひ公式サイトにアクセスしてみてください。そして、ぜひ好きなゲームをプレイしてみてください。一度ハマってしまったら抜け出せなくなるかも……?

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