2015

独断と偏見! 及川みのり私選・2015年のアプリBEST10

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by [2015年12月28日]

2015年も残すところあと4日となりました。皆さんは今年の目標を達成することができましたか? 私は、どんな目標を立てたか忘れました(笑)プライベートはともかく、この1年を振り返るとたくさんのアプリをプレイさせていただきました。忙しくて辛い時期もありましたが、毎日がとても楽しかったです。本記事では、APPREVIEW編集部総意ではなく、わたくし、及川みのり個人が心に残った個人・中小開発アプリベスト10を振り返りたいと思います。基本的に私がプレイして記事を書いたものに限定されてしまいますが、そこはどうぞご了承くださいませ。

1位「スバラシティ」(Ryuji Kuwaki)

第1位は「スバラシティ」です。文句なしの素晴らしいアプリだと思います。「スバラシティ」リリース以前、私の朝の日課は「LINE:ディズニー ツムツム」をプレイすることだったのですが、「スバラシティ」は見事にそのポジションにとって代わりました。いつまでプレイしていても飽きないんです。とにかく面白い。特に高LVのバベルの塔を建てられるようになってからが本番だと思います。

1位に選出するにあたって悩んだのが「Android版がない」という点です。こんなにも面白いパズルアプリなのに、Androidユーザーはプレイできないんです。とてももったいないことです。かなり悩んだのですが、あくまで及川私選でありますし、格安SIMも普及してきたことですし、2015年にリリースされたアプリの中では(音ゲー連載3つをのぞいて)圧倒的にプレイ時間が長かったということで、1位とさせていただきました。

「テトリス」や「ぷよぷよ」や「ドクターマリオ」のような、カーチャンでも遊べる(むしろカーチャン属性の人が一番ハマる)こと、文字による説明が少ないので言葉の壁がないこと、自作イラストの緻密さなども、ポイントが高いです。本当にAndroid版がないことが惜しいアプリです。

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スバラシティ

2位「彼女は最後にそう言った」(SYUPRO-DX)

第2位は私を含め多くの人が泣いた、SYUPRO-DXの「彼女は最後にそう言った」です。シナリオ・ドット絵・ミニゲーム・音楽、すべてが素晴らしい完成度を誇っています。SYUPRO-DXのアプリといえば「泣き」に定評がありますが、本作は正統派の「泣きゲー」でしたね。

ごく個人的な話で恐縮なのですが、シナリオ担当の横田純さんは私と同世代の方です。シナリオライターとして、かなわないなぁ……と。横田さんは間違いなくストーリーテラーとして一流です。私にはどうがんばってもこんな素敵なお話は書けません。嫉妬しないといえばウソになります。でも、それ以上に、尊敬の念を抱いています。

ちなみに「彼女は最後にそう言った」はストレートでわかりやすい「泣き」要素がちりばめられているので、合う合わないがあると思います。もっと笑いの要素が欲しいという方は、ぜひ「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」をプレイしてみてください。笑って笑って、泣けますよ。

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3位「中年騎士ヤスヒロ」(ポラリスエックス)

3位は中年の哀愁と強烈な下ネタが印象的すぎる「中年騎士ヤスヒロ」です。秋にリリースされたというのも、なんだかいいですよね。寒くなりゆく季節、冷たいまなざしに晒されるニート、「そんなの関係ねー」なヤスヒロ……。株式会社ポラリスエックスは、「ヤスヒロ」が(韓国からの翻訳ものとはいえ)処女作です。2016年も「ヤスヒロ」のアップデートと新作に期待したいですね!

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中年騎士ヤスヒロ中年騎士ヤスヒロ

4位「みどりのほし」(PUMO)

第4位は弊社の中でも大ブームが起きたPUMOの「みどりのほし」です。言葉で説明するのが難しいアプリで、しいていうなら「気持ちいい」「ずっと見ていたい」でしょうか。iOS版がリリースされた3月は「『みどりのほし』やってる?」「すごいよね」という話題で持ち切りでした。よく時間を持っていかれるアプリを、敬意をこめて「時間泥棒」と表現しますが、時間を盗まれたという気持ちすらわきません。本当に、ただただ見ていたいんです。

株式会社PUMOでは、千本ノックプロジェクトと称して、新人プログラマーが毎月1本のペースでアプリを作っています。そういった試みは、CAPCOMのつくれんや、Cygamesのちょゲつくなど、大手中小を問わず行われていますが、きっと「みどりのほし」は千本ノックプロジェクトを続けた成果が出たのではないでしょうか。今後もPUMOのアプリに注目していきたいと思います。

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5位「ぼくのボッタクリBAR」

第5位は、面白いのにあまり話題になってないような気がする「ぼくのボッタクリBAR」です。

ボッタクリって現実ではできない行為ですよね。アプリの中だから、どんな阿漕な商売をしても怒られないわけで、背徳感と、高額のぼったくりが成功したときの快感がたまりません。そもそもキャバクラなんて行ったことがないので、オッサンやお兄さんに美人のチャンネー(嬢)をあてがうだけで、なんだかわくわくします。

「笑ゥせぇるすまん」へのリスペクト(オマージュ)精神にも感服します。子供のころみた、喪黒の「ドーン」の怖さも思い出します。このアプリ、本当に好きですね。時間をとられるので毎日プレイできるわけではないのですが、定期的にアップデートがかかるので、ずっとスマホの中に残しています。喰わず嫌いせずに、みなさんにプレイしていただきたいアプリです。

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ぼくのボッタクリBARぼくのボッタクリBAR

6位「100万年でドラゲナイ ~僕と世界の終わりとサカイのお尻~」(ねこバタ会議)

第6位は、ねこバタ会議のギリギリすぎるアプリ「100万年でドラゲナイ ~僕と世界の終わりとサカイのお尻~」(Android)、「100万年で休戦の日~ドラゲ●イな想いとともに~」(iOS)です。

アプリ自体がドラゲナイ(※面白い)というのももちろんあるのですが、「100万年でドラゲナイ」の最も評価したい点は、私に「Dragon Night」(SEKAI NO OWARI)を購入させたというです(笑)セカオワの「Dragon Night」がはやったのは2014年だそうですね。私は地上波を見ないので、去年の紅白歌合戦に出ていたということも知りませんでした。当然、トランシーバーを斜めにかまえて「ドラーゲナイドラーゲナイ♪」と言われても、なんのことかさっぱりわかりません。というか、セカオワのこともよく知りません。その状態から、「元ネタのドラゲナイっていい曲だなぁ」と思わせてくれて、最終的にiTunes Storeで買うに至ったので、販売促進効果アリと判断し、ランクインさせました。(ドラゲないという形容詞が自分の中で生まれたことにもびっくりしました)ちなみに今、この記事を書きながらドラゲナイを聞いています。1年遅れだけど、ドラゲナイは永遠です!(笑)

また、ドラゲナイをリスペクトするあまり、セカオワの権利を侵害しているわけではないのに、Appleと激しいリジェクト合戦を繰り広げたエピソードも印象的でした。2016年は、ぜひともドラゲナイのようなネタアプリと、W&Mのようなガチアプリをリリースしていただきたいです。

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7位「ディグディグDX」(3rdKind)

第7位は「ディグディグDX」。イラストのテイストからわかりますが、カナダ産のアプリです。タップしたときの反応と音が非常に気持ちいい穴掘りアプリです。これも、とてもハマりましたね。レビュー記事用にプレイしているうちにずぶずぶのめりこんで、気づいたら自腹で課金して(笑)夜通しプレイした日もあります。気持ちよさに特化したアプリというのは、全世界で通用するんですね……。

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8位「breaker:ブロック崩し-30秒でどこまで壊せますか?-」

第8位は、我ながらなんでやねんとツッコミたくなる選出なのですが、「breaker:ブロック崩し-30秒でどこまで壊せますか?-」です。様々な媒体で、今年のアプリベスト●●がすでに発表されていると思いますが、「breaker」を選出したのは私くらいではないでしょうか……?

確かにあまり話題にならなかったかもしれません。でも、好きなんです。基本的に私は、ある程度の時間プレイして「面白い」と思ったアプリしか紹介しません(もちろん仕事ですから、多少はゲタをはかせる部分はありますが…)。「breaker」はシンプルですが、そして広告が多めですが(笑)ハマったんです。スマホの容量にも限界があるので、短時間で遊び終わるゲームは消さざるをえないのですが、「breaker」はかなり長い間ホームに置いておいて、ちまちま遊んでいました。誰がなんと言おうと、面白かったものは面白かったんです。

内容はシンプルなブロック崩しです。じゃあ、なにがよかったのか……。世界観、でしょうか? こういうサイバーな雰囲気、好きなので。ほかにもいくつかサイバーなものがありましたが、一番印象に残っていた、というか、一番長い時間遊んだのが「breaker」だったということで。こういう手軽なものこそ、カジュアルアプリの良さかな、とも思います。完全にプレイヤー目線ですが。

9位「渋谷ダンジョン」(UeharaLabo)

第9位はみなさん大好き死にゲー上原さんが送る「渋谷ダンジョン」です。上原さんのゲームは外れがないし、有名ですし、あえてランクインさせることはないかな……とも思ったのですが、やはり渋谷駅は私にとって身近なので(編集部のある中目黒駅から2駅)。記事を書くために、本物の渋谷駅前の写真を撮りに行ったのも強く印象に残っています。なにより、制作者の上原さんは東京じゃなくて沖縄に住んでいるというのが面白いんですよね(笑)メタ的な意見ですが、どうにもこうにも、渋谷は編集部からは2駅で10分、がんばれば歩ける距離にあるのに、上原さんは飛行機かぁ……と。

もちろんゲームそのものも、非常にクオリティが高く、コンシューマでやりたいゲームNo.1です。「新宿ダンジョン」が3DSに移植されたのも納得です。プレイしていて楽しいし、きっと作者も楽しんで作っているんだろう、楽しませようと思ってくれているのだろうというのが伝わってくるので好きです。

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渋谷ダンジョン渋谷ダンジョン

10位「俺の校長3D」(N_WORKS)

ラスト、第10位は「俺の校長3D」です。実は2013年にリリースされた2D版をプレイしておらず(そもそもそのころは、スマホこそ持っていましたが、「アプリってなに? それってモバゲー?」程度の知識しかありませんでした)私にとって3Dが初めての「俺の校長」です。

これ、生徒を倒すゲームじゃなくて、生徒を倒さないゲームなんですよね(笑)ついつい倒す方にがんばってしまいます。中学生のころ、リアル校長先生相手に「なんで校長先生って話長いんですか? なんでいつも、「えー、あー」っていうんですか? 即興で話す内容考えてるんですか?」と質問したことがありまして(笑)校長先生はアホな私を叱ることなく「余韻を持たせるためだよ」とお答えくださったのですが……いまだに思います。ただの引き延ばしやんな、って(笑)

伝説のバカゲーの名は伊達じゃありません。ゲーム自体も面白いですし、話のネタになりますし、3Dドットが細かく作られていて、見ていて爽快感があります。また、動画広告に対するアプローチも印象深いです。プレイヤー目線だと面白くて、デベロッパー目線だと興味深い、という評価になるのではないでしょうか?

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いかがでしたでしょうか? 皆さんの予想していたアプリは入っていましたか? たぶん、いくつか入っていないと思います(笑)まだまだたくさん面白いアプリはあったのですが、断腸の思いで10個選ばせていただきました。ここまで読んでくださった方にはご理解いただけたと思いますが、このランキングは「ガチ」です。よいしょ記事ではありません。ただちょっと、前半に偏ってしまったかなぁ……と反省しています。というのも2015年後半は、音ゲー3種(「デレステ」「アイチュウ」「夢キャス」)の連載に時間をとられたり、APPREVIEW以外の仕事も忙しかったりで、やや個人開発アプリからは遠のいていたからです。2016年は、上記反省も踏まえて、もっともっと積極的にアプリをプレイして、みなさんにご紹介していけたらなぁと思います。

それではみなさん、良いお年を!

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