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Vungleの成功事例がわかる! グローバル・日本における動画広告市場・今後のトレンドとは

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by [2015年12月01日]

 モバイル向け動画広告を手がける株式会社Vungleが、デベロッパー向けのセミナー「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」を開催しました。
 アメリカでは、App StoreとGoogle Playのトップ20中約80%がVungleを利用しているとのこと。そんな、アメリカ・サンフランシスコをメインにグローバルに事業展開をしているVungleが、スマホ動画広告の現状、さらに同社が手がけた成功事例を披露しました。

急速に成長するモバイル広告市場

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スマホ動画広告の現状を語る
Vungle サプライ営業ニュービジネス&アカウントマネージャー 吉原ニコラ海氏

 モバイル動画広告は近年増加傾向にあり、TVとWeb広告の中間にあたるポテンシャルの高い市場であると言えます。規模は5年間で4倍に成長していて、2020年の東京オリンピックの頃には現在の4倍になり、モバイル動画広告市場は1.1兆円になるとされています。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

スマホ動画広告時代の到来

 日本では今年から本格的に動画広告が使われていて、国内における市場規模は4年間で5倍に成長しています。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 日本人が、アプリに触れている時間は、1日平均で108分です。今の20代~30代のTVの平均視聴時間は120分なので、ほぼ変わらない時間となっています。この点において、アプリとTVの広告市場としての差は小さいと言えます。
 アプリの広告はマネタイズポテンシャルの高い市場だということをご紹介しましたが、そんなアプリを最大限に収益化するにはどうしたらいいでしょうか?

UXを損なわないことが重要!

 ここに、86%のユーザは、有料ゲームよりも広告有りの無料ゲームを好むというデータがあります。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 広告があっても無料ならゲームをプレイしてくれる(無課金)ユーザーは、動画広告を導入することでマネタイズを行うことができます。
 しかしながらUXを損なうとユーザは離れていってしまいます。そこで、ゲームのある時点より先に進むために動画広告を見てもらう方法や、動画広告を見るともらえるゲーム内で有効なリワードアイテムなどでゲーム自体のUXを損なわない形でのマネタイズが可能となります。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 広告の位置は、主に「ストアフロント」「オートインタースティシャル」「リワードインタースティシャル」の3種類があります。
 ストアフロントは、ストアで買ってもらう形になるのでリーチ(ユーザが触れる回数)は下がりますが、UXは向上する形になります。オートインタースティシャルは、毎ゲーム終了後に広告や課金画面を出す形式で、必ずユーザに見てもらえる分、リーチは向上するものの、ユーザにとってはUXが下がることになります。リワードインターティシャルは、動画広告を見ることで先に進める形となっていおり、これがUXも損なわず、リーチも向上する良い形式となっています。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 リワード形式で、ステージの最後に課金させる画面をエンドカードと呼んでいますが、そのエンドカードは全てVungleが作っています。Vungleには蓄積したデータがあるので、そこからUX的にユーザが自然にボタンを押す仕組みを作ることができるのです。また、機能開放のために動画広告を見せたりと様々な工夫ができます。
 また、動画広告を見ることで、限定の武器を手に入れてもらうなどすれば、そこから課金への足がかりを作ることが可能です。これにより、無課金ユーザが課金ユーザになってくれるという効果もあるのです。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 そして広告は課金ユーザには表示させず、無課金ユーザのみに表示させます。課金ユーザには課金に集中して頂き、無課金ユーザには動画広告によるマネタイズをしているので無駄がなくなります。

欧米での事例と戦略とは

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成功事例の詳細について語る、Vungle US&APACサプライセールスヘッド ジョージ・マローニー氏

アメリカでの事例になりますが、ゲーム・オブ・ウォーやクラッシュ・オブ・クランのようなハードコアゲームと、LINE:ディズニー ツムツムやクロッシーロードのようなカジュアルゲームの課金率について見ていきましょう。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 カジュアルゲームでは課金率は低い結果となっています。こういった場合は動画広告を導入するなどのゲームにあわせたマネタイズをしていくことでより収益を高めることができます。
 次にユーザのセグメンテーションです。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 まずは「ユーザ課金額増加戦略」です。これは課金ユーザを対象にしています。課金ユーザを維持することは大事ですが、課金を向上させるプロモーションを行っていくことで、より収益を上げることができます。24時間限定セールなど時間制限をつけたセールをゲーム内で行うことで課金を向上させていくスタイルです。重要な点として、課金ユーザには課金にフォーカスさせるために広告は表示させません。
 もうひとつが「リワード戦略」です。ゲーム開始後一定期間、課金をしなかったユーザはその後も課金をしないことがわかっているので、広告を見せて収益を上げていきましょう。ここで大事なのが、ゲームとユーザとの親和性を持たせるという点です。アジアでは後付け広告がよく見られるスタイルですが、これは3~4ヶ月経つと課金が減ってきたりと良くないスタイルです。

動画広告を前提としたアプリを作ろう!

 そこで、最初から動画広告を入れることを前提としたアプリを作っていきましょう。これにより、UXの向上と収益の最大化が可能になります。動画広告をうまくアプリに溶け込ませるようにし、極力うるさくない形にします。

Vungle主催セミナー 「スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜」 from Stacie Hettrick Miyaji

 これがリリース初日から動画広告を導入しているアプリです。グラフのの部分が動画広告の割合で、が課金の割合となっています。アプリの収益の66%が動画広告での収益となっています。
 また、収益の60%を動画広告が占めるCarrotFantasyというタワーディフェンスゲームでは、ゲームに敗北した場合、3秒以内にボタンを押して動画を見ることで再挑戦できるという仕組みをとっていました。しかしながら3秒ではそもそもボタンを押せないという問題がありました。そこを10秒に再設定したところ、インプレッションが40%向上した結果、クリック数も増加、収益が70%増加しました。この事例では、ビデオ配置の最適化も重要であることがわかります。

 今後伸びてくるであろうモバイル動画広告市場で最大限の収益をあげていくには、以上のような戦略とUXを重視したアプリケーションを作ることが重要となってきます。成功事例が出始めているこのタイミングで、アプリ開発者やモバイル広告に乗り出そうしている企業の皆さんには、ぜひこれらを参考にして頂きたいと思います。

▼参考リンク
Vungle
スマホ動画広告の最新トレンド 〜アプリマネタイズ成功の秘訣とは?〜

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