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スマホ向け液晶事業でも躍進を続ける中国企業

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by [2015年11月06日]

 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズは11月4日、シャープの格付けを一段階引き下げたと発表しました。中国スマホ市場の不振などにより、主力の液晶製品の収益が落ち込んでいることが原因です。

液晶事業で躍進する天馬微電子

不調のシャープを尻目に、液晶事業で躍進する天馬微電子

 シャープが苦しむなか、液晶事業に猛攻をしかけているのが中国企業です。中小型パネル専業の天馬微電子は、政府傘下の投資ファンドの支援を受け、福建省の厦門(アモイ)市に最新鋭である第六世代の工場を建設しています。

 厦門天馬はソニーやサムソンなど、世界のスマホトップブランドに液晶を供給しています。日経新聞によりますと、ジャパンディスプレイ、シャープ、サムスンが独占しているiPhone向けのパネル供給も目指すといいます。

海外流出は防げるか?

 一方、業績低迷が続くシャープの液晶事業をめぐっては、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業やジャパンディスプレイ(JDI)へ売却される可能性をロイター通信が報じるなど、先行きは厳しそうです。

 経済産業省などからは、シャープの技術の海外流出を恐れる声が出ているそうです。しかし、シャープが産業革新機構や鴻海精密工業などから十分な出資を確保できなければ、天馬微電子がNECの液晶部門を買収した2011年の二の舞いになるかもしれません。

▽参考リンク
・〔焦点〕-シャープ液晶悪化、分社化・出資交渉は視界不良に | Reuters
・S&Pがシャープ格下げ 主力の液晶不振で業績悪化 見通しは「ネガティブ」据え置き – 産経WEST
・中国、液晶に「爆投資」 3年で7つの最新鋭工場 :日本経済新聞
・シャープ:液晶事業を追加売却か、台湾の鴻海とJDIが候補の観測 /注目トピックス 経済総合 | ReutersS
・天馬微電子

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