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「もしもドクターマリオがパンデミックに挑むシリアスなゲームだったら」BGMはこんな感じ?

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by [2015年10月26日]

 「もしもミュージック(仮)」は、僕が過去にプレイしたゲームをテーマに「もしも、このゲームが…」と想像した仮想ゲーム音楽を作ろうという企画です。僕自身が単純にやってみたかった企画であることはもちろんですが、例えばゲーム開発者の方であれば、コンポーザーがどんな風にゲーム音楽へ取り組むのか、といった視点で参考にして頂けるような内容になっていれば嬉しく思います。
 今回僕がオマージュを具現化するゲームは『ドクターマリオ』。任天堂が1990年に発売した落ち物パズルゲームです。ビンの中にいるウイルスに、マリオがカプセルを投げ込んでおりまして、そのカプセルが落ちる先を操作し同じ色のカプセルを組み合わせてウイルスを駆除していくというゲームです。
 僕の姉か兄に買い与えられた初のゲーム機であるゲームボーイと共に、我が家にやってきたゲームソフトがこのドクターマリオだったと記憶しています。僕のゲーム体験の起源が、カプセルでウイルスを駆除していくこの落ち物パズルゲームでした。あまり良質な保存状態とは言えませんが、今でも僕の思い出ボックスの中に保管してあります。

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 僕にゲームの楽しさを教えてくれたこの一作への敬意を表しまして「もしもミュージック」に挑戦します。

~もしもパンデミックにドクターマリオが挑んだら~

 今回の「もしも」について状況説明をしておきましょう。
 近未来、感染してしまったら正気を失って人を襲い続けるという恐ろしいウィルスが世界中に広がってしまった、という設定です。正気を失った感染者達は街を埋め尽くし、行政やらなんやらは全て崩壊します。感染者の群れは、感染を免れた人を集中的に狙ってきてですね、噛み付かれたり引っかかれたりするともうアウトです。厄介なウィルスです。何故かはわかりません。感染者は、感染していない人に襲いかかる以外の知能が失われ、ついでに痛覚やらなんやらも失くしてひたすら徘徊と非感染者への襲撃を繰り返す生ける屍状態になります。このパンデミックにより世界は終末を迎えるというヘビーな設定です。
 ですが希望を捨てず研究を重ねた主人公「ドクターM」は治療薬を開発してですね、世界を救うため、シェルター化された研究所を出て荒廃した街に降り立つワケです。治療薬は直接感染者に撃ち込む必要があってですね、基本的にドクターMは感染者を狙撃して回ります。何故かはわかりません。ドクターMの治療はそういう感じです。感染者に薬を打ち込みバッタバッタと倒していきます。倒れた感染者は後でいい感じに安全な場所に運ばれたりするんでしょう。ランチャーで吹き飛ばしたり飛び散ったりしないガンシューティングゲームですね。『治療』が成功した人々との美しかったり醜かったりする人間ドラマ的なアレとかきっとあるんでしょう。
 ゲームとしては一人称視点のガンアクションゲームを想像しました。FPSと呼ばれるジャンルですね。想像した感じでスケッチしてみました。こういう感じのゲームです。

FPSimage

ドクターマリオオマージュの仮想ゲームBGM

 それでは、このような仮想のゲームにBGMをつけるならどうするか? 文明が滅んだ終末世界を救うため、孤独な戦いを挑む過酷なシーンに合うような曲を、ドクターマリオのオマージュを念頭に掲げ作りました。さっそくですが、こちらをお聞きください。

 めっちゃシリアスなドクターマリオです。迫り来る感染者達の群衆に立ち向かう切迫感を基盤として、オーケストラアレンジを、さらに近未来的な雰囲気も出るようにサイバーな音もシンセで交ぜてあります。ちなみに今回使用した音源はLogic Pro X付属の打楽器、金管、木管、弦です。
 どうしようもないような悲壮な世界観と「人々を、世界を救うんだ!」というドクターMの強固な意志をプレイヤーと共有できればという曲です。
DrM

 いかがでしょうか? (思い出の中の)ゲームボーイ版の原曲と聞き比べていただければ幸いです。
 本企画は、しばらく不定期で掲載していく予定ですが、それらが好評でしたら定期連載の可能性もありますので、リクエストなどありましたら、どしどしツイートして頂ければ幸いです。
 なお、ドクターマリオは、任天堂の各種ゲームハード向けにいろいろなタイトルがリリースされていますが、現在遊べる最新のドクターマリオは、ニンテンドー3DSダウンロードソフト『Dr.MARIO ギャクテン!特効薬 & 細菌撲滅』です。ニンテンドーeショップにて880円で購入することができます。

▼参考リンク
Dr.MARIO ギャクテン!特効薬 & 細菌撲滅
Riverside Creature(入間川氏が所属するバンド)

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