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年々高まるネットバンクのリスク~不正出金を避けるには~

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by [2015年10月05日]

 MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所と株式会社コロプラが提供するサービス「スマートアンサー」による共同調査で、インターネットバンキングの利用について詳細が明らかになった。

利用率の低さとセキュリティ意識の低さ

 調査によるとインターネットバンキングの利用率は31.1%。少し古いデータになるが総務省の以下の調査の結果を見てもらえば分かるとおり、他国と比べても利用率はかなり少ない。未だにファックスを使ったりと、アナログな嗜好を持つ日本らしい結果となった。


 インターネットバンキングを使う上で、問題になってくるのが、やはりその安全性だ。利用者のうち10人に1人が何らかの被害にあったことがあり、その内容も口座のお金が不正に出金しかねない、悪質なものが多い。

 こうしたインターネットバンクのリスクに対し、どのような対策をしているかは以下の通り。
https://mmdlabo.jp/img_mmd/img2014/20150929_17.png

ネットバンキングの安全性

 口座の残高をネットで確認したり、いつでもどこでも振込みが出来たり、定期預金を気軽に作ることが出来るといったメリットもある反面、ネットバンキングは大きなリスクを抱えている。2011年時点での被害額は3億円だったが、2013年には7億円を超えている。

不正出金の手口

 数年前までの手口は、メールを通じて偽サイト(フィッシングサイト)へ誘導し、契約者番号や暗証番号を入力させるのが一般的であり、サイトのURLを見れば偽者だと判別することが可能だった。
 しかし、最近流行している手口は銀行の公式サイトにアクセスすると、ポップアップ表示が出現し、暗証番号やワンタイムパスワードを入力させるというもの。一目見ただけでは、偽者であると認知することが出来ない。

キャプチャ

SMBCダイレクトのホームページでも警告されている。

被害を避けるには

 実際の手口の一例を知った今、調査であがったような不十分な対策……例えば、毎回ログアウトする、怪しいメールに注意するなどでは正直心もとないと感じるだろう。そこでネットバンキング各社から挙げられている対策を実践してみてはいかがだろうか。
 
1 ウイルス対策ソフトを利用する。

2 振込み上限金額を低く設定する。

3 取引受付完了メールを設定する。

4 (Webブラウザではなく)スマートフォン用アプリを使用する。

5 ログイン履歴を確認する。

6パスワードを定期的に変更する。

被害を受けてしまった場合

 もし被害にあってしまっても、絶望することは必要はない。もしも被害者側に過失が無かった場合、100%の保障が、軽度な過失であった場合は75%の保障が銀行によってされる(重大な過失であった場合は保障されないこともある)。
 この「過失」の定義はまちまちだが、生年月日や車のナンバーを暗証番号に使った場合も、過失に認定されることもあるので注意が必要だ。

 保障があるとはいえ必ず受けられるわけではない上、手間もかかるので、やはりセキュリティをしっかりしておく必要はある。銀行のガイドラインに従って、不正出金の手口についても詳しく知っておきたいところだ。
 
▼関連リンク
インターネットバンキング利用率は31.1%、会社員の利用が最多(MMD研究所)
SMBCダイレクト
総務省HP

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