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スマホ依存が止まらない? ~スマホに支配された人々~

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by [2015年8月25日]

 あまりじろじろ他の人を見るのは良くないかもしれないが、電車の中で周りの人を観察してみるとスマホをいじっている人の多さに驚かされる。筆者がスマートフォンを持ち始めたのは6年前。iPhone 3GSぐらいしかろくなスマホが無かった当時は殆どの人はガラケー持ちでスマホを持っているだけで珍しがられた。
 しかしここ数年でスマホの普及率は爆発的に高まり、持ってないほうが珍しいぐらいになった。もちろんスマホが普及したことによって世の中は格段に便利になった。
 しかしそれと同時に私たちは多くの社会上の、もしくは健康上の問題を抱えるようになってしまった。どうやってそうした問題と向き合っていくべきなのだろうか。

8人に1人はスマホ中毒であるという現実

 イギリスのダービー大学の研究報告によると8人に1人はスマートフォン依存症状態にある。またスマホ中毒に該当しない人々も、スマートフォンが原因で人間関係に深刻な被害を現実で引き起こしているということが明らかになった。

依存の原因の多くはSNS

 ニールセンの調査によるとスマホ依存者の使用アプリで最も多かったのはSNSのアプリ(87%)で他の種類のアプリに比べて圧倒的に多かった。
 日本におけるSNSの利用者数を見ていくと以下の画像の通りだ。
20150127_01
 日本においてスマートフォン利用者のうちSNSを使用しているのは全体の92%に上りSNSを使用していない人は殆どいないと言っても過言ではない状況である。
 次にどんなSNSのアプリを使っているのか、その内訳は以下の通りである。20150127_02
 利用者数的にはLINE Facebook Twitterが突出しており多くの人間がこの3つのアプリに時間を費やしている。特にLINEやTwitterは更新頻度が秒単位なため依存度が群を抜いて高いと考えられる。

SNS中毒の原因

 ダービー大学のZaheer Hussain氏によれば依存症は自己愛と神経質に深く関わりがあり、スマートフォンはユーザーの中に自己愛的傾向を引き起こす。
 また、同氏は「FacebookやTwitterなどに時間を費やせば費やすほど、人は自己愛というネガティブな性格を反映していく」と語る。SNSに時間を割くことで現実でのコミュニケーションが減少し、個人の性格も歪んでいくということだ。
 SNS中毒を引き起こすもうひとつの原因として挙げられるのは「承認欲求を満たされる」からだ。Facebookでいいね!をもらいTwitterでFavoriteやリツイートをもらうことで人々が潜在的に抱える承認欲求が満たされるという。

SNS中毒が起こす弊害

 SNS中毒は周りの人間との関係を悪化させ人の性格を歪めることを前述したが、それ以外にもいくつかの弊害がある。
 まず健康面での弊害を挙げると、ネットでのコミュニケーションが増え現実での交流が減ることでうつ病やパニック障害を引き起こすことがある。また、スマホを長時間使用することで不眠症や肩こり、頭痛、血行不良、視力の低下が起きることがあるという。
 社会的な問題といえばやはり歩きスマホが挙げられる。歩きながら周りを見ずにスマホをいじることで自分自身を事故などの危険に晒すだけでなく周りの人間にも同様の危険を与える。
 

スマホ依存から抜け出す方法

 最も単純なやり方はTwitterやLINEの通知をオフにすること、そこからどうしても依存が強いのであればアイコンを消すことやアカウントを消すことも考えればいいのではないだろうか。
 そうしたSNS断食よりも健康的?なやり方としては現実でコミュニケーションをとる機会や時間を増やすということだ。多くの場合スマートフォンをいじりSNSを使うのは一人でいる時のため、リアルでの付き合いを大切にすることで依存は自然と軽減されると考えられている。

スマホとの向き合い方を見直してみよう

 
 スマートフォンが普及しLINEやTwitter,Facebookが流行りネット世界という居場所が拡大していく現代。現実がネットに蝕まれつつあるこの時代にどうやってスマホと向き合っていくべきか考えなくてはならない時が来ているに違いない。

▼参考リンク
Smartphones are addictive and should carry health warning, say academics
スマートフォン利用者の92%がSNSを利用~ニールセン、SNSの最新利用動向を発表~

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