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iBooks? i読書? Kindle? 紙派の文系女子がついに電子書籍リーダーアプリを比較してみた

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by [2015年8月19日]

IMG_8047私は小学生の頃から大学生になった今も、読書といえば図書館で借りるか本屋さんで買って読む場合がほとんどでした。私が中学生くらいの時に電子書籍というものが登場してきましたが、文学と紙の本は一体であり、なんとなく芸術としての文学を貶めてしまうような気がして、電子書籍には手を出せずにいました。
日本での電子書籍の普及率は低いとはいえ年々上昇しており、現在は様々な電子書籍リーダーアプリがあります。そこで今回は電子書籍を読んだことのない私が、『iBooks』、『i読書 – 青空文庫リーダー』、『Kindle』の3つの無料電子書籍リーダーアプリを比較してみました。

Appleらしい洗練度『iBooks』

まず、iPhone標準アプリの電子書籍リーダー『iBooks』です。本棚に並んでいるのは、私が以前なんとなくダウンロードして以来まったく読んでいない無料書籍たちです。
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ライブラリもストアも、Appleらしいシンプルかつ洗練された見やすいデザインになっています。おすすめやランキング、カテゴリ、ワード検索などで本を探すことができます。『直木賞・芥川賞』、『夏に読みたい小説』などの時事や季節に即した特集、スタッフのおすすめなどがまるで本屋さんのようで、見ているだけでも面白いと思いました。
期間限定価格や無料ブックも豊富で、オーディオブックもあります。

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実際に読んでみました。ページをめくる時に紙の本のページをめくるようなアニメーションがあり、紙の本しか読んだことがない人にも親しみやすいと思います。文字のサイズ、フォント、色、背景の色などが変更でき、自分好みにカスタマイズできて楽しいです。紙の色をセピアにしてみると、古本のような雰囲気が出ました。ブックマーク(しおり機能)はいくつでも付けられるようです。

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文章を選択すると、ハイライト(5色)やアンダーラインを引いたり、メモを作成して保存しておくことができます。
文章中のワードを検索できる機能はとても便利だと思います。

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充実のカスタマイズ『i読書 – 青空文庫リーダー』

主に日本の著作権が消滅した文学作品を無料公開しているインターネット電子図書館として知られる青空文庫のリーダーアプリです。
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まず、デザインに関しては非常に質素な印象を受けました。本の探し方は、50音順に並んだ作者名と作品名一覧、月間ランキング、最近公開された作品、日替わりランダムから探すか、検索するかのどれかで、ジャンルなどの分類はなく、探す方法は比較的少ないかと思われます。
iBooksと同じようにページをめくるアニメーションがあり、スライドに変更することもできます。しおりは1ページにしか付けることができず、My 本棚にはパーセンテージで表示されます。

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このアプリの最大の特徴は、設定の細かさだと言えるかもしれません。1行あたりの文字数や行間、余白、色などとても細かく指定することができて驚きました。特に背景色と文字色はともに145色もあり、自分で色をカスタマイズする機能もあります。

iphone

辞書、翻訳機能が便利『Kindle』

電子書籍といえばKindleというイメージがありました。
上記2つのアプリはアプリ内で本を購入できるのに対し、KindleはブラウザからamazonのKindleストアで購入する必要があります。amazonのアカウントを持っている人はそのままメールアドレスとパスワードを入力、持っていない人はamazonでアカウントを作ってから、アプリにログインします。
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カテゴリやワード検索で欲しい本を探し『1-Clickで今すぐ購入』を選択すると、文字通りワンクリックで購入できてとても簡単です。注文の確認メールが届き、自動的にアプリのライブラリに表示され、クラウドと端末両方に保存されます。

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i読書と同じようにページをめくるアニメーションとスライドの2通りあります。ページのデザインの設定はiBooksに似ていて、ブックマークも複数のページにできます。
いつでも本の情報を見ることができ、読み終わるまでの時間を表示してくれる機能はとても便利だと思いました。

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文章を選択してハイライト(4色)を付けたりメモを作成したりする機能はiBooksと同じですが、辞書、Wikipedia、翻訳を参照する機能があり、これはとても便利だと思います。
マイノートを開くと、自分がハイライトを付けた文章やメモ、ブックマークなどを見返すことができます。
そしてKindleには、書籍の骨格をレントゲンのように映し出すという意味のX-Rayという独自の機能があります。本を開いている時にX-Rayボタンをタップすると、その書籍を読む上で重要なキーワードの一覧が表示され、キーワードをタップするとそのキーワードが含まれている文章が表示されます。この機能はまるで国語の授業のようで便利ですが、小説などの場合だと、自ら文章を咀嚼し自由な解釈をすることを妨げてしまう可能性も考えられ、人によって良くも悪くもなる機能ではないでしょうか。

androidiphone

ibooksのバランスの良さが光る

デザイン性 ibooks=Kindle>i読書
機能性 kindle>iBooks>i読書
簡易性 i読書≧ibooks>Kindle
以上3つの観点から総合すると、個人的にはiBooksが最も使いやすいと感じました。
i読書はデザインも機能も他2つには劣ると思いますが、余計なものはいらないという人には良いかもしれません。
Kindleは機能が豊富で便利ではあるのですが、アプリ内で書籍の購入ができず多少手間がかかる点と、機能が複雑で少しわかりづらい点がマイナスに感じました。
iBooksは他2つの中間といったところで、バランスが良いと思います。デザインも洗練されていて、それなりに機能も豊富ですが特に操作に迷うこともありませんでした。

私は一人暮らしをしているのですが、この前引っ越した際に本が多いせいで大変だったので、今後も紙の本はなるべく増やしたくないと思いました。
やっぱり紙の本が好きだという思いはありますが、やはり電子書籍には紙の本にはない利便性があり、数ある電子書籍リーダーアプリにはそれぞれ特徴があります。自分に合ったアプリを探して、この機会に電子書籍に挑戦してみるのも良いかもしれません。

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