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パクツイ、カッコ悪い。規制へ乗り出したTwitter、その効果は?

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by [2015年7月29日]

 読者の皆さんはきっとご存知だろうが、Twitter界隈で長年問題視されてきた行為がある。それは「パクツイ」だ。パクツイとはリツイート(自分のフォロワーと気に入ったツイートを共有すること)の際に、元のツイートの内容をパクってツイートすることで、ファボ(お気に入り)やリツイートの数を稼ぎ、あわよくば自分のフォロワーを増やそうとする行為のことだ。そのパクツイ対策にTwitterが本格的に乗り出したということで話題になっている。

パクツイ

『おいでよ パクツイの森』というサイトでパクツイを調べることができるが、その量の多さに驚かされる

そもそもパクツイの問題点とは

 他の人の手柄を横取りしてファボやリツイートの数を稼ぎフォロワーを増やそうとするのはおかしい!といった怒りはごもっともだが、パクツイは決してそういった単純で倫理的な観点からのみの問題ではない。大きく見て次の2つの観点からも問題なのだ。

Twitterの利用規約

 まずはTwitterの利用規約という点からだ。Twitterは様々な事を利用規約で禁止している。例えば、なりすまし。有名人や人気のツイッタラーになりすます行為だ。さらに商標ポリシーの違反や他人の個人情報の勝手な公開なども禁止されている。その中にパクツイを禁止する旨の文章も存在しており、パクツイは公式で禁止されているのだ。しかし利用規約で禁止されている行為の多くへの対策は現状十分には行われていない。

繰り返し他のユーザーのアカウント情報 (自己紹介、ツイート、URLなど) を自分のものとしてツイートした場合

ついったーるーる

Twitterヘルプセンターの中のTwitterルールの画面から利用規約の確認が出来る

法律違反になる可能性も

 そしてパクツイはTwitterの利用規約上の問題に収まらず、ツイートにある程度の創作性が認められれば著作権法違反になる可能性もある。創作物を複製することは当然のことながら著作権法の違反となる可能性が高い。

Twitter社のパクツイへの対策

 テクノロジーメディアのThe VergeによるとフリーランスライターのOlga Lexellさんが以下のジョークをつぶやいたところ、すぐに多くの人にパクツイをされた。しかしLexellさんが自分のツイートに関する知的所有権をツイッター社に報告したところ、パクツイと思われるツイートはTweet from @(ユーザーのアカウント名) has been withheld in response to a report from the copyright holder.」(このツイートは著作権保有者の申し立てにより保留されています)といった文章に書き換えられたという。しかし、消されているパクツイは、通報された時点でツイートされていたものだけであり、それ以降のパクツイは残ったままである。

こちらが話題になっているツイート

 パクツイに対して厳しくなったと言っても自動でツイッターがパクツイを検出し、削除するわけではなく、通報されても全てのパクツイが削除されるわけではないのだ。Twitter社が対策に本腰を入れたとはいえ、パクツイが消え去る日はまだ遠いのかもしれない。

おいでよ パクツイの森
Twitterルール
Twitter is deleting stolen jokes on copyright grounds(The Verge)

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