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成功事例も出始めている!「動画リワード広告マネタイズ交流会」潜入レポート

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by [2015年7月27日]

dougareward_0449_icon 2015年7月某日、APPREVIEWは、AppLovinの坂本氏(@tatsuosakamoto)が開いた「動画リワード広告マネタイズ交流会」におじゃましてきました。この会は、アプリのデベロッパーの交流や情報共有を目的としているとのことですが、いったいどんなやり取りが行なわれたのでしょうか? 動画リワード広告に関するセミナーもありましたので、その模様をお届けします。

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 ちなみにAppLovinは、北米地域・アジア太平洋地域を中心にグローバルで急成長中のスマートフォンアプリ向けモバイルマーケティングプラットフォームです。前述の坂本氏は、AppLovinの日本での展開を一手に担っています。

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アプリデベロッパーの救世主!?「動画リワード広告」現状と実装のコツ

ただの飲み会!?

 会場に入ると、かなりの人が! ピザやアルコールが並んだテーブルを囲んでいくつかのグループができており、盛り上がっているようです。

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 ほどなくして、乾杯の掛け声とともに開会となりました。セミナーの開始までは時間があったので、参加者にお話を伺ってみることに。
 まずは、APPREVIEWでもおなじみ、いたのくまんぼう氏@Kumanbow)を発見。アプリ界の和尚は、これだけの人数の中でも抜群の存在感です。

いたの氏 どういう会か掴みかねていますので、とりあえず飲んでいます(笑)。

 ……後ほどまたお声をかけます。
 続いては、株式会社エイチームでマーケティングを担当しているという羽木氏。エイチームは、ユニゾンリーグなどハイクオリティなスマホゲームをリリースしているデベロッパー。どんな目的で参加したのでしょうか?

羽木氏 動画リワード広告の情報収集に来ました。弊社のマネタイズは課金が中心です。動画リワード広告も前向きに考えていますが実装には工数が必要ですので、慎重に検討しているところです。

 ご歓談中のところ、ありがとうございました。
 会場にはAPPREVIEW以外にもわずかですが報道関係者の姿もあり、本会がこれだけ盛況なのを見ても、個人開発者、企業に関わらず、動画リワード広告が期待されていることがひしひしと伝わってきます。
 そして、いよいよ動画リワード広告に関するセミナーが始まりました。

成功事例が出始めている動画リワード広告

AdColony

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指1本で遊べるシューティング風アクション『MagSorb』

 Glossomが日本で独占販売を行う動画広告配信プラットフォーム『AdColony』からは、「動画リワードの導入タイプ」「導入タイプと配信国との相性」について解説されました。例となったのは同社のグループ企業であるグリーのゲームアプリです。

  1. 終了時表示型『ワイニャーキャット』 動画視聴するとゲームプレイ後にコインをさらに獲得
  2. コンティニュー型『MagSorb』 ゲームオーバー時動画視聴するとコンティニュー可能
  3. アイテムプレゼント型『Animal Wrestler.』 動画視聴するとゲーム内通貨を提供

 動画閲覧率は、コンティニュー型が海外、国内ともに高く、アイテムプレゼント型も海外では高い割合となっています。この他にも導入のポイントが示されました。

  1. わかりやすさ 浅い遷移、ゲームの基本動線に導入することでユーザーの目につく
  2. すぐに活用できる ユーザーがすぐに使えるインセンティブ、効果
  3. ユニーク、独自性 動画広告でしかもらえないもの、アイテム、有償コインで買えないもの

Chartboost

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アプリ開発者のサクセスストーリーとなった『クロッシーロード』

 スマホ向けのゲームアプリに特化した広告ネットワークを運営する『Chartboost』は、動画広告の成功例を披露しました。それによると、35%のモバイルゲームがビデオ広告を収益源に利用していることや、リワードビデオ広告導入後は月間売上が70%増加したり、1週間で売上が71%増加したケースもあるとのこと。
 そして、動画リワード広告の成功例として、クロッシーロードやScore!、Goat Evolution、Stupid Zonmies、Naughty Kittiesなどが紹介されました。
 これらのゲームアプリは、ユーザーがリワード広告に反応するタイミングをうまく動画広告に取り入れて成功を収めています。クロッシーロードを遊んでみて、そのユーザー・エクスペリエンスを研究してみるのもいいかもしれません。

ユーザーがリワード広告に反応するタイミング

  1. Rescue Moment コンティニューを促す瞬間
  2. Achievement Moment クエストやステージを達成した瞬間
  3. Break Moment スタミナ回復、構築時間などの待機時間を示す瞬間

AppliPromotion

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ストアのランキングで目にした人も多いのでは?『お金を愛しすぎた少女』

 スマートフォンメディアのプロモーション、マネタイズをサポートする広告プロダクト『AppliPromotion』は、動画リワード広告における収益額の考え方として、誘導枠のインプレッションと誘導枠のCTRが重要と説きます。
 それを踏まえた最新の事例として『お金を愛しすぎた少女』が紹介されました。
 このゲームは、マッチ売りの少女をモチーフに、少女がパチスロにハマっていくという内容で話題となっています。さらにゲーム開始時、数年後に事件が起きるという“フリ”があり、初期段階での離脱を防ぐ作りになっています。成功のポイントとしてあげられたのは次の3点です。

  1. 希少性
  2. インセンティブ設計
  3. 再生可否の確認

 特に、再生可否の確認について、「動画を見る」ではなく「(スロット券を)受け取る」というように、表記を工夫したことが勝因だったと結論づけられました。

国内SSPが動画リワード広告のメディエーションを開始

 最後に国内の大手SSP『AdStir』『アドフリくん』が、動画リワード広告のメディエーションを開始したと発表しました。これにより、動画リワード広告においても、複数のアドネットワークを使った収益最大化を図ることができるようになります。
 今後の焦点は、それぞれのSSPが「収益性の高いアドネットワークとどれだけ連携できるか」に移っていくことでしょう。

 閉会後、改めていたの氏に感想を伺ってみました。この会に参加されていかがでしたか?

いたの氏 数年前から「今年は動画広告が来る!」と言われ続けていたのですが、ここに来てやっと波が来ていることを肌で感じられる会でした。
 動画広告の導入成功例というとクロッシーロードになってしまっていますが、成功も失敗も含めてもっと色々な事例の共有が今は必要かと思いますのでこの様な会は大変助かります。また、現在では余り目にすることのないリアルな動画広告での各種数値は大変参考になりました。

 オオカミ少年のようだった何年かを経て、オオカミがいよいよ本当に来た、ということのようです。今後は、広告モデルでマネタイズをしようと考えているアプリ開発者にとって、動画リワード広告は避けては通れない道になりそうです。

▼参考リンク
AdColony-グローバル動画広告配信プラットフォーム
Chartboost
AppliPromotion
PC・スマートフォン両対応 広告配信SSP 「AdStir」
adfurikun|A SSP to maximize smartphone ad revenue
Ninebonz – その和尚IT系
株式会社エイチーム(Ateam)
AppLovin

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