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連載:親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~

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by [2015年6月03日]

kodomo5_soft あれもダメ、これもダメ。
 規制をすれば反発したくなるのが子ども心というものです。

 「お兄ちゃんがDSやってるのに、なんで僕はダメなんだああああ!」と号泣されて、困っている保護者の方は、いませんか?
 目の前にあるものを隠してなだめるのも一苦労。「あなたにはまだ早いから」なんて言っても、子どもには理解できませんものね。

 そこで小さなお子さんでも、お兄ちゃんやお姉ちゃんのように一人前にプレイしている気分になれて、保護者も安心して見守れるソフトや機能をご紹介したいと思います。ゲームの機種はニンテンドー3DS/DSシリーズです。

 本記事は「お約束を守れる」ようになったお子さんが対象です。

▼連載目次
親子で上手にゲームと付き合う(1)~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~
親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~
親子で上手にゲームと付き合う(3)~ニンテンドー3DS課金制限のやり方~

「お約束を守れる」かどうかが大事

 お友達みんなが3DSを持っているからと与えたら、無制限にゲームをやり続けるようになってしまった。そういうお悩みを抱えている保護者の方もいらっしゃると思います。

大人だってゲームが大好き

大人だってゲームが大好き

 ゲームは娯楽性が非常に強いおもちゃです。ゲームソフト開発会社も、自社製品で遊んでもらうために、様々な工夫をこらしています。自制心がまだ十分に育っていない子どもに与えると、際限なく遊んでしまうのは当然といえます。

 20代や30代の保護者だと「実は自分たちの方がゲーム好きで、子どもが寝た後にこっそりプレイしています」という方もいらっしゃるかもしれませんね。親子で楽しめるソフトもたくさんリリースされていますので、遊ぶ時間さえ守ることができれば、ゲームは親子間のコミュニケーションツールになりえます。
 楽しく遊ぶためにもゲームに関するルール(お約束)は守ってもらわなくてはいけませんよね。

 まずは保護者とお子さんと話しあって「どんな約束をするか」を決めましょう。一方的に保護者が決めてしまうより、「自分で決めた」約束を守るほうが、きっと達成感があるはずです。なにより「親に押しつけられたルール」というものは、えてして理不尽に感じてしまうものです。ゲームを始める前に、ちゃんと家族会議をしましょう。

 守るべきルールはご家庭によっていろいろあると思いますが、お子さんが小さい間(特に未就学児)には守らせるべきであることをいくつか挙げておきます。

・制限時間を守ること(10分から15分)
・保護者と一緒にプレイすること
・生活する上での優先事項(片付け、宿題、習い事、食事など)は先に済ませること

 これらを守らせず、ズルズルとゲーム漬けにしてしまうと、生活習慣が大きく乱れます。小学校に入学すると、子どもは毎日決められたスケジュール通りに生活することになります。夜遅くまでゲームをして朝起きられない、ゲームが気になって宿題ができない。そうなると落ちこぼれやすくなりますので、早いうちにルール(約束)を守る癖をつけておきましょう。

ルールを決めよう

LISA85_kabanasaru20141018095859500-thumb-autox600-5881 我が家の未就学児が3DSに触れるようになったのは、母親である筆者の「うっかり」が原因です。
 もともと『モンスターハンター』シリーズが好きで3DSを持っていました。また、いずれ子どもが大きくなったときに、知育ソフトで遊ばせようとも考えていました。
 子どもの目に触れないようにカバンの中に常に隠していたのですが、ある日、目ざとくも見つけられてしまいました(苦笑)『LINE:ディズニー ツムツム』にも興味を示していましたし、潮時だったのかもしれません。とはいえ、非は完全に保護者である私にあります。

 見つかってしまった以上は仕方がありません。ちゃんと約束を守ることを条件に、機能制限をかけて遊ばせることになりました。

 我が家で決めたルール(お約束)は以下の5つ。

  • 3DSで遊べるのはご飯を残さずに食べた日だけ
  • お片づけをする
  • 保護者が「おしまいです」と言ったら、延長しない
  • 保護者に内緒で遊ばない
  • 本を読む時間と、ゲームをする時間を選択させる

 5つ目のルールはちょっと特殊ですね。保護者が働いていて、子どもと一緒に遊べる時間が夜しかない場合、本読みとゲーム、両方すると寝る時間が遅くなってしまうので設けたルールです。また、小食のため、「ご飯を残さない」を達成できないことが多く、最近は絵本に夢中なこともあって、実際には1ヶ月に15~30分程度しか3DSで遊んでいません。

 他にも、ゲーム機で遊ぶときのルールもあります。
 正しい姿勢でプレイする、外に持ち出さない(トラブルや紛失防止のため)などです。こちらも各ご家庭にあわせて臨機応変にお子さんと話しあうとよいでしょう。

 お子さんによっては癇癪が激しかったり、なかなかルールを守れない場合もあると思います。それでもお子さんの生活習慣を正すのは保護者の役目。心を鬼にして取り上げることも時には必要だと思います。またどうしても守れない場合は、そのルールが、お子さんの発達段階にあっていないことも考えられます。再度話し合って、「ちょっと頑張れば守れる」ラインを見極めるようにしましょう。

「はじめて」にオススメの無料ソフト

うごくメモ帳
 ニンテンドーeショップからダウンロードできます。完全無料です。
ugomemo

 子どもが大好きなお絵描きができます。
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 『うごくメモ帳』という名前の通り、たくさんのページに絵を描いて、パラパラ漫画のように再生することができます。コンテストに入賞した作品は、YouTubeで見ることができます。
 
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 子どもが使用するときは、姿勢が悪くならないように、小型テーブルにクッションを積んで調整しています。

Miiスタジオ
mii
 3DSにプリインストール(最初からインストール)されているソフト『Miiスタジオ』。これを使えば、家族やお友達の顔を作れます。
 
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 「おくる・もらう」機能は使用せず、本体内のみで作成、見て楽しみます。作ったキャラクター同士がじゃれあっていたり、居眠りしていたり、眺めているだけでも面白いですよ。

ニンテンドー3DSサウンド
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 音で遊べるソフトです。これも3DS本体にプリインストールされています。
 録音した音声を加工することができます。自分の声が甲高くなったり、扇風機の前にいるように震えたりと変化のバリエーションが多いので、子どもは大喜びします。
(※DS(3DSより古い機種)は加工機能がないのでご注意ください)

 このように、3DS本体があれば、ソフトを購入しなくても十分に遊ぶことができます。有料ソフト(『妖怪ウォッチ』や『マリオ』シリーズなどの、いわゆるゲームソフト)の購入は、子どもの様子を見ながら検討してください。買い与えるのは約束やルールを守れるようになってから、と決めてしまった方が良いと筆者は感じます。

約束を守れるようになったら何を買う?

 しっかり約束も守れるようになりました。それでは何かソフトを買ってあげましょう。いざそうなると、たくさんソフトがあって迷ってしまいますよね。お子さんが既に就学していて、周りのお友達と同じものが欲しいというのであれば簡単なのですが、まだまだ通信対戦などさせられない年齢の場合は何がいいのでしょうか?

 筆者のオススメソフトはこちら!

『アンパンマンとタッチでわくわくトレーニング』
ds3-5 みんな大好きアンパンマン。ショートストーリーを楽しんだり、音楽に合わせてタッチしたり、数の大小、物の長短を考えるクイズなどが入った知育ソフトです。

 アンパンマンたちが「どっちが多い?」と簡単な質問をしてくれます。もちろん声もついています。まだ文字の読めない未就学児にはぴったりですね。
 
 うちの子はちょうど数の概念を理解しようとしていた時期だったので、「全部でいくつのパンがあるかな?」などのミニゲームを楽しんでいました。

 はじめは、ソフトを与えることに抵抗がありましたが、「制限時間」機能があることに注目しました。制限時間の少し前になると、アンパンマンが「もうすぐじかんだよ」と教えてくれます。夢中になっている子どもに、ゲームを止めるよう促すのに最適の機能です。
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 アンパンマンが「じかんだよ」と言ったら、お話が途中でも終わりにするという約束をしてゲームを始めました。

 1日目は「もっとやりたい」と大泣きしましたが、想定の範囲内です。ここで子どもがかわいそうだからと折れてはいけません。ゲーム漬けになって、将来何をするにもルーズな子にしてしまうほうがもっともっとかわいそうです。

 「お約束を守れない子はゲームをしてはいけません!」と徹底する筆者(ちょっと鬼母)に泣き落としはきかないと悟った我が子は、次のプレイから約束を守るようになりました。

 「アンパンマンがおしまいだよっていうから、おーしーまい」と、DSを閉じるのです。最初に心を鬼した結果、約束を守ることの大切さ(次の日もゲームができるというメリット)と破ったときの大変さ(ゲーム没収というデメリット)を学んでくれました。

 『アンパンマンとタッチでわくわくトレーニング』は知育の観点からみても非常に優れたソフトなので、アンパンマンが好きなお子様には、デビューソフトとしてオススメしたい1本です。

まとめ:生活リズムを絶対に崩さない

 子どもとゲーム機の関わりには、保護者の監督が必要です。中学生や高校生になっても、制限すべき部分は保護者が管理しなくてはいけません。
 我が子に、生活リズムの乱れが現れたとき、正してあげられるのは保護者だけなのです。
 
 また、ゲームを買い与えるだけで内容をよく知らないというのは、もったいないことです。保護者がプレイする必要はありませんが、「どんな内容なの?」と会話のネタにすることができますよね。子どもは、自分の好きなもののお話をしたいものです。
 
 ちょっとしたご褒美や、息抜きや気分転換としてうまく活用できれば、ゲームを頭ごなしに否定する必要はないと思います。

 子どもはまだまだ成長途中。大きくなれば、ゲームの他にもいろいろな趣味ができるでしょう。子どもが3DSで遊びたいというのはもしかすると一瞬かもしれませんね。もちろんずっとゲームが好きな子もいますが、ちゃんと節度を守って正しくゲームと付き合っていれば、将来はプログラマーなどの職業につくことになるかもしれません。
 ちゃんと保護者が管理していれば「3DSやりたい!」も怖くありません。

 次回は、もう少し年上のお子さん、場合によっては中高生にも必要な「課金制限」についてお話します。

▼連載目次
親子で上手にゲームと付き合う(1)~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~
親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~
親子で上手にゲームと付き合う(3)~ニンテンドー3DS課金制限のやり方~

▼関連リンク
ニンテンドー3DS
うごくメモ帳 3D(任天堂)
アンパンマンとタッチでわくわくトレーニング(バンダイ)
子供と動物のイラスト屋さん
ぱくたそ

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