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連載:親子で上手にゲームと付き合う(3)~ニンテンドー3DS課金制限のやり方~

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by [2015年6月04日]

 前回は、ルール決めの大切さや、ニンテンドー3DS(以下3DS)の時間制限についてお話しました。

 今回はさらに踏み込んで、課金機能の制限について解説します。高額請求されて初めて慌てる、ということが無いように、保護者もしっかり勉強しましょう。本記事は、未就学児へのソフトの年齢制限と、小中学生への課金制限についてお話しています。

▼連載目次
親子で上手にゲームと付き合う(1)~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~
親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~
親子で上手にゲームと付き合う(3)~ニンテンドー3DS課金制限のやり方~

子どもの課金問題

MOK_ichimanensatu2mai-thumb-815xauto-13568 「子ども 課金」などのワードで検索をかけると、大勢の親御さんが、子どもが勝手にやらかした高額課金に悩まさている様子が目に入ります。

 ロックをかけていないiPhoneを幼児が触って、大量に課金してしまった。
 ちょっとロックを外した隙に、課金アイテムを買われてしまった。
 親の財布からクレジットカードを持ちだして、勝手にゲームソフトを購入したり、重課金したりしていた……。

 よくある話ですが、すべて保護者がきちんと監督していれば防げることばかりです。

 お子さんを信用してはいけない、と言っているのではありません。
 お子さんは保護者が思っている以上に賢くて知恵が回り、かといって自分のやったこと(この場合は課金購入)の結果が想像できるほど大人ではなく、責任をとれる年齢ではないのです。

 むしろちゃんと話しあって、「欲しいソフトがあるときはお父さんやお母さんと相談する」という家庭環境を作るのが、保護者の務めではないでしょうか。

暗証番号は子どもに教えない

 まず確認しておくものがあります。
 それは、3DS本体を購入したときに設定した『暗証番号』です。
「そんなのもう忘れた」「そもそも設定してない気がする……」という方もご安心ください。ちゃんと確認する方法があります。

 PCからご覧の場合は、写真をクリックで拡大することができます。

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「本体設定」(工具のマーク)→「保護者による使用制限」

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 暗証番号を設定していない場合はこのような画面が出ます。すぐに設定しましょう。なんらかの事情で3DS本体を初期化した場合も、設定しなおす必要があります。

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 暗証番号は4桁です。入力中の画面は絶対に子どもに見られないようにしてください。誕生日などの推測されやすい番号はダメです。また、面倒でも、クレジットカードと番号を変えましょう。

 暗証番号を入力すると秘密の質問の入力画面に移ります。
 秘密の質問はあらかじめいくつか用意されていますが、画面一番下までスクロールすると、質問を自由に設定することもできます。子どもが推測できない、保護者しか知らない質問を設定するのが良いでしょう。

 あらかじめ用意されている質問は、案外、何気ない普段の会話からわかってしまうことが多いものです。例えば「子ども時代のニックネーム」などは、実家に帰省されたときに、祖父母や親せきから何気なく呼ばれてしまうかもしれません。

 さて、次はちゃんと設定したけれど、暗証番号を忘れてしまった場合。
 「本体設定」→「保護者による使用制限」を押すと下の画面が出ます。
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 青で囲った部分をタッチすると変更することができます。
 暗証番号も、忘れたときのためのメールアドレスも忘れてしまった場合は、一番下の「設定消去」をタッチして一旦設定を消し、改めて設定しなおしましょう。
 
 ちゃんと覚えているという方も、お子さんが暗証番号を把握している場合は、変更を強くオススメします。暗証番号さえわかっていれば、せっかくかけた制限が、すべて解除できてしまいます。また、今のところ暗証番号を知られていなくとも、定期的に変更するようにしましょう。子どもは記憶の天才です。保護者が入力する手元を見ただけで、(数字が読めない年齢のお子さんでも)タッチする場所を覚えてしまいます。
 ベストなのは、子どもに見られないように入力することですが、万が一をなくすためにも、3DSの使用頻度にあわせて定期的に変更するとよいでしょう。

制限をかける

 次に各種制限をかけます。

 最初に行うのは使用ソフトの年齢制限です。先ほどと同じように「本体設定画面」→「保護者による使用制限」とタッチしてください。
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 暗証番号を設定した直後はこのように、すべての項目に制限(鍵マーク)がかかっていると思います。年齢制限は1番上にあります。年齢制限をかけると、許可した対象年齢以上のソフトを起動するときに、暗証番号の入力が求められるようになります。

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 我が家には未就学児がいるので、「全年齢」だけを許可しています。

 年齢制限の区分は5段階+なしにわかれています。

 「CERO A」=全年齢対象(12歳の小学生以下向け)
 「CERO B」=12歳以上対象(~15歳の中学生)
 「CERO C」=15歳以上対象(~高校生3年生)
 「CERO D」=17歳以上対象(おとな向け)
 「CERO Z」=18歳(高校既卒年齢)以上対象(いわゆる18禁(エロ/グロ含む)指定)

 本記事で主に取り扱っているのは、「CERO A」「CERO B」に該当する、未就学児・小中学生です。小学生に人気のあるソフト(『妖怪ウォッチ』シリーズや『ポケットモンスター』シリーズ、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ)はおおむね「CERO A」に指定されています。小学生以下のお子さんのいる家庭では、制限を「CERO A」にしておくのが無難でしょう。

 ただ、小学校高学年になれば『ゼルダの伝説』シリーズなど、ちょっと難しめのRPGをプレイしたいと思うお子さんも多くなります。年齢制限の区分は「推奨」であり、買い与えるかどうかは保護者の教育方針に委ねられています。お子さんと十分に話し合った上で、年齢制限の区分を緩めることも必要だと思います。

 年齢制限を緩めた場合、買い与えるソフトには注意が必要です。「CERO B」程度ならば、極端にグロテスクな表現や、極端に性的な表現はほとんどありません。TVのドラマやCM、バラエティ番組の方が間違いなく刺激的です。だからといって保護者が、子どものプレイしているソフトをまったく把握していない……というのもあまりよくありません。
 どういうゲームなのかを子どもから聞いてから購入し、たまには「ゲーム楽しい?」と聞いてみてください。きっと話がはずみますよ。(詮索のしすぎは禁物です!)
 
 ご家族で3DSを共有している場合は、絶対に設定しておくべきです。

 例えば10代から大人まで大人気の『モンスターハンター』シリーズは、そのタイトル通り、モンスターを狩るゲームです。当然、モンスターを倒すと血がでますし、露出度が高めの女性キャラクターも出てきます。保護者やお兄ちゃんお姉ちゃんが『モンスターハンター』をプレイしたあと、何も知らずに小さい弟妹が起動してしまったら……と考えると、やはり少々不便に感じても、年齢制限をかけておくにこしたことはありません。
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 年齢制限をかけておけば、子どもが勝手に起動してしまうことはありません。

 年齢制限の設定が完了したら、他の項目も一気に制限をかけましょう。

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「ニンテンドーeショップ等での商品やサービスの購入」に制限をかければ、無料/有料問わず勝手にソフトをダウンロードできなくなります。これで、知らない間に課金してしまったり、ソフトを購入してしまったり、といったトラブルが回避できます。

 また、3DS本体に、クレジットカード情報を登録するのはやめましょう。
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 子どもが保護者に内緒でゲームを買ったり、課金したりしようとします。このとき本体に残高がまったくなくとも、「クレジットカードで残高を追加する」を押せば、簡単に追加できます。クレジットカードが登録してあると、あとはセキュリティーコード(カード裏面の3桁の数字)さえわかれば、簡単に決済が通ってしまいます。子どもにとって3桁の数字を覚えるなど朝飯前です。

 大人ですら買い物をしすぎてカード支払い地獄に陥ることがあります。まして、お金の価値を明確に理解できていない年齢の子どもが、「カード支払いの怖さ」を理解しているわけがありませんよね。

 子どもの勝手な課金は、親の監督不行き届きが原因です。

まとめ:上手にゲーム機と付き合おう

 子どもは発見の天才です。

 うちの子は、iPhoneのSiriとお喋りできることに気づいてすぐ「アンパンマン!」と叫びました。賢いSiriはアンパンマンのYouTube動画を子どもに提示しました。
 子どもは悠々とタップし、アンパンマン動画を再生しました……。
 
 これがデジタルネイティブです。
 生まれたときから、デジタル機器が望みを叶えてくれる時代なのです。
 しかし、何が危険なのかは学んでいません。我が子を守るため、すぐさまiPhoneにロックをかけ、触れる可能性のある電子機器すべてに制限をかけました。

 3DSについて身の周りの保護者にお話を聞くと、本体やネット(通信)機能について、よく分からないと答えた方がたくさんいました。
 驚いたと同時に、子どもに通信機能のある製品を持たせる危険性を、少しでも多くの保護者に知ってほしいと思いました。

 3DSもスマートフォンも、いずれは子どもたちが持つ可能性の高いものです。まったく触れさせないまま育てると、「機械音痴すぎる」大人になってしまうかもしれません。保護者の監督下で、楽しく、安全に、賢く使わせたいですね。

▼連載目次
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親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~
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▼関連リンク
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