子どもに大人気の『妖怪ウォッチ2 真打』はDL価格4,968円(2015年6月2日現在)

連載:親子で上手にゲームと付き合う(1)~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~

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by [2015年6月02日]

game_soft よく、公園でゲームをする子どもたちの姿を目にしませんか?
 せっかく公園にいるのだから、体を動かして遊べばいいのに……と、昭和生まれの筆者は思うのですが、平成22年(2010年)度内閣府調査では、小学生から高校生の「ニンテンドーDS(DDS Lite/DSi/DSi LL含む)」所有率は8割以上となっています(※リンク下部)。これは5年前の調査結果ですから、現在では3DSシリーズや任天堂以外のゲーム機も含めて、さらに所有率が上がっていると考えられます。

 それでもわが子には、外に携帯ゲーム機を持ちださないと約束させようと考えています。詳しくは後述しますが、特に小学生くらいの子どもにとって携帯ゲーム機は重要なコミュニケーションツールになります。どうせ使うなら、決まりを守って正しくゲームと付き合ってほしいと願っています。

 もちろん「持たせない」という選択肢もありますが、筆者は、保護者がきちんと管理するならば、ゲームで遊んでも良いと考えています。本連載では子どもにゲーム機を与えることの良し悪しではなく、既に持たせているご家庭や購入を検討しているご家庭向けに、「ゲーム機と子ども、管理する保護者」についてお話します。特に小さいお子さまが触れる可能性の高い「ニンテンドー3DS(DSシリーズやNEW3DSシリーズも含む)」(以下3DS)についてに焦点を当てたいと思います。

▼連載目次
親子で上手にゲームと付き合う(1)~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~
親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのオススメソフトと時間制限~
親子で上手にゲームと付き合う(3)~ニンテンドー3DS課金制限のやり方~

子どもがゲームと出会うきっかけ

 子どもがゲームと出会うのは何歳くらいのことでしょうか。

また、なんらかのゲーム機を持っている青少年は、高校生(82.7%)は8割台前半であるが、小学生(93.9%)と中学生(93.3%)はいずれも9割を上回っている。
(平成22年度青少年のゲーム機等の利用環境実態調査)

 
 以上の結果の通り、9割以上の児童がなんらかのゲーム機を持っています。
 そうするとゲーム機を持っていないお子さんから、「○○君が持っているから買って」などとねだられることは容易に想像がつきますね。

左:Newニンテンドー3DSLL/右:ニンテンドー3DS/下:店舗特典のタッチペン 

左:Newニンテンドー3DSLL/右:ニンテンドー3DS/下:店舗特典のタッチペン 

 実際に、小学生と中学生の女児を育てているお母さんに話を聞いたところ、長女にゲーム機を持たせたきっかけは、お友達が持っているから欲しいとねだられたことだったと言います。それを見た次女も、「お姉ちゃんが持っているのをやりたい、自分専用が欲しい」と言うようになりました。毎日の宿題と習い事、お手伝いなどの約束をクリアしたため、次女にもプレゼントしたそうです。

 お友達や家族が持っていれば、いやでも目に入ります。
 祖父母からのプレゼントなど、予期せぬタイミングでゲーム機が手に入ることもあります。

 念願のゲーム機を手にしたら、子どもはゲームまっしぐら……
 よほどしっかりしたお子さんでない限り、保護者が管理するしかありません。

 宿題を後回しにする、隙あらばゲームを起動する、お手伝いをしたがらない。
 激怒したお母さんが雷を落とし、ゲーム機本体や充電ケーブルを隠してしまった。
 こんなエピソードは山ほどありますね。ゲームボーイ世代だったお父さん、お母さんの中には、身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

 叱るくらいなら持たせない、と言ってしまいたいところですが、9割もの児童がゲーム機を持っている現状では、持っていない子ども=仲間はずれにされやすい……というのは否定できないことです。

 かつて『ポケットモンスター』が大流行したとき、通信ケーブルを用いて、みんなでポケモン対戦をしましたよね。今の子どもたちも同じで、ソフトが『妖怪ウォッチ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』に変わっただけです(ポケモンは今でも人気ですが)。ただし現代の携帯ゲーム機は、昔と比べて通信機能がはるかに発達しています。なにせネットにつないでYouTubeも見られてしまうんですから。

【PV】『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』(LEVEL5 VISION 2015 Ver.)

 こういった販促ムービーも3DSなどのゲーム機から見ることができます。

 子どもが「みんなで楽しく遊ぶ」ためにゲーム機を与えたい。けれどかつてのゲーム機よりも通信機能が発達していて危険。そこで保護者もゲーム機について勉強し、子どもを危険から遠ざけてやるのがベストではないでしょうか。

ゲーム機で健康を損なう危険性

 保護者のみなさんが一番気にされているのは、視力が低下する可能性ではないでしょうか。
 長時間ゲームをプレイすると、眼精疲労やドライアイを発症しやすくなります。目(視力)の発達の妨げになります。

Lisa88_sumahoganmi20141018093542500-thumb-1000xauto-5889 他にも、首の変形からくる成長の阻害も心配ですね。長時間うつむいてプレイすることによって、いわゆるストレートネック(スマホネック)になる危険性もあります。ストレートネックになると、頭痛や吐き気だけではなく、酷い場合は自律神経失調症に至ることもあります。遊び時間であっても姿勢には目を光らせたいところです。

 さらには、ゲームをしたいがために、睡眠時間を削ってしまうこともあります。
 
 こちらは中学生になる男児のお父さんから実際にきいたお話です。夕方からゲームを始め、夕飯に呼んでも応じない。数回声をかけてようやく食卓につくものの、日ごとにその時間は遅くなっていったそうです。
 そうすると、お風呂の時間、宿題の時間がどんどんずれこみ、とうとう就寝時間が午前0時を過ぎたそうです。
 
 成長期ですし、学校でもいつも眠そうにしていると指摘を受け、ついにゲーム機を没収。スマホデビューも白紙にしたそうです。

 ゲーム機はあくまでも「楽しい時間をつくる」ツールのひとつです。ゲームのしすぎで心身を悪くすることはもちろん、ゲームを持っていないクラスメートを仲間はずれにするようなことがないよう指導する必要があります。(とはいえ、「放置子」がなにかと問題になる昨今、ゲーム機目当てに見知らぬ子が家に上がり込んだら……など保護者の皆さんの心配がつきないのも理解できます)

子どもの課金は親の責任

 子どもの健康や人間関係も心配ですが、家計に致命的な被害を与えかねないことが「子どもによる勝手な課金」です。

子どもに大人気の『妖怪ウォッチ2 真打』はDL価格4,968円(2015年6月2日現在)

子どもに大人気の『妖怪ウォッチ2 真打』はDL価格4,968円(2015年6月2日現在)

 おもちゃ屋さんやゲーム屋さんでソフトをパッケージで購入していた親世代とは違って、現在主流となっているゲーム機には「ソフトのダウンロード機能」がついています。子どもに大人気の3DSも例外ではありません。だいたい1時間もあれば、『妖怪ウォッチ』などの人気作が1作ダウンロードできます。

 もちろんソフトは有料なので、課金しなくては買えません。
 しかし、ゲームをダウンロードするためには1作あたり5,000円以上もの大金が必要だ、ということを子どもが理解するのはなかなか難しいことです。大人ですら、スマホゲームに「気づいたら○万円も課金してしまっていた」ということがあります。ゲームじゃなくても、バーゲンでうっかり買いすぎた……という経験をされた方は多いと思います。

 3DSのメモリーカードは、本体に最初から付属しているもので2~4GB、別売りのものが最大32GBです。『妖怪ウォッチ2』は約1.8GB。もし、ダウンロードし放題の環境で、容量ギリギリまでソフトを購入した場合、1本5,000円と考えて、90,000円分も買えてしまうのです。

 ゲームソフトを買わなかったとしても、ゲーム内(アプリ内)課金機能が搭載されたソフトはいくつもあります。基本無料のソフトは、基本プラン以外は有料です。忘れがちですが、考えてみれば当たり前ですね。
 
 さらに、インターネット接続機能を利用すれば、見知らぬ人とも簡単にコンタクトが取れてしまいます。遠い場所に住むお友達と、ネットを通じてゲームをする。それは素晴らしいことです。しかし「遠い場所に住むお友達」が、出会い目的の悪い大人ではない、と言い切れるでしょうか? 知識のない子どもをうまく誘導して、クレジットカードの暗証番号を聞きだす可能性もありますよね。

 怖い話ばかりしてしまいましたが、安心してください。ネット犯罪や親の把握していない課金を防ぐために、3DS本体には各種機能を制限するシステムがあります。これは保護者がしっかりと把握するべき機能です。

 次の記事では、未就学児のいる筆者が実際に行った制限を解説します。

▼連載目次
親子で上手にゲームと付き合う(1)~~コミュニケーションツールとしてのニンテンドー3DS~
親子で上手にゲームと付き合う(2)~ニンテンドー3DSのネットの危険と課金制限~
親子で上手にゲームと付き合う(3)~親子で楽しく遊べるニンテンドー3DSの機能~ 
 
▼関連リンク
任天堂ホームページ
ニンテンドー3DS
妖怪ウォッチシリーズ 公式サイト
平成22年度青少年のゲーム機等の利用環境実態調査
子供と動物のイラスト屋さん
ぱくたそ

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