「X68000デザインPCケース」前面下部インターフェイス部周辺ご覧の通り、右に音声入出力、左にUSB端子を搭載しているが、間延び感は否めない。

例えMini-ITXしか入らなくとも ~X68000の筐体復刻プロジェクトはここまで進んだ~

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by [2015年5月27日]

「マイコン・インフィニット☆黄金週間PRO-68K」会場に参考出品された「X68000デザインPCケース」の試作品

「マイコン・インフィニット☆黄金週間PRO-68K」会場に参考出品された「X68000デザインPCケース」の試作品

先日の記事でお伝えしたX68000の筐体復刻プロジェクトですが、ゴールデンウィーク中の5月4日に開催されたレトロPC系の同人イベントである「マイコン・インフィニット☆黄金週間PRO-68K」にて、アユート(ProjectM)の企画で長尾製作所が製造した「X68000デザインPCケース」の試作品が参考出品されました。

名称からしてあからさまなほどにX68000系主体という印象の強い(※注1)このイベント、この試作品の参考出品がシャープのTwitter公式アカウントや幾つかのメディアで事前に報じられた影響もあってか、とにかく人人人でさして広くない会場内を移動するのすら困難となり、ついには入場規制から早期入場終了という大盛況に過ぎるほどの状況となってしまいました。

 ※注1:イベント名末尾の「PRO-68K」は元々シャープが自社ブランドでパッケージ発売していたX680x0用アプリケーションソフト(例:「C Compiler PRO-68K」など)に与えていた名称です。

今回、筆者はこのイベントに何とか参加し会場を取材してきましたので、遅まきながらご報告したいと思います。

実現可能性を優先した筐体構造

「X68000デザインPCケース」試作品のグレーカラーモデルオリジナルがこれ以上RGBどの方向に振ってもだめという微妙な色調であるため再現が難しい(実機カタログなどの掲載写真でも色調が安定しない)のだが、今回の試作品ではかなりの再現度となっている。

「X68000デザインPCケース」試作品のグレーカラーモデル
オリジナルがこれ以上RGBどの方向に振ってもだめという微妙な色調であるため再現が難しい(実機カタログなどの掲載写真でも色調が安定しない)が、今回の試作品ではかなりの再現度となっている。後述する様にサイドパネル固定用に2本のビス頭が露出していることに注目。

今回会場で展示されていたのは、X68000 初代(CZ-600C-GY)以来X68000 PRO II/Pro II-HD(CZ-653C-GY/CZ-663C-GY)まで用いられた独特のグレーに塗られた筐体と、X68000 初代の中途よりやはりX68000 PRO II/PRO II-HDまで採用されたブラックに塗られた筐体の2台の試作品でした。

そもそも変化の幅が小さく問題になりにくいブラックはともかく、元々かなり微妙なグレーについては、筆者の見る限りおおむね新品時の実機のそれにかなり近い色調を再現できている印象を受けました。

もっとも、実機は筐体外装がABS樹脂成型品を組み立ててあったこともあってグレーもブラックも総じて表面がマットな仕上がりであったため、つやありでピカピカの仕上げとなっていた今回の試作品には、質感の面でやや微妙な違和感を覚えました。

SHARP X68000 XVI(CZ-634-TN)実機の側面機種名ロゴ文字の周りの色調でもわかるように、このX68000 XVIとX68000 SUPER、それにX68030の後期3グループは地色が単純なブラックではなくチタンブラックと呼ばれる微妙な色調になっていた。

SHARP X68000 XVI(CZ-634-TN)実機の側面機種名ロゴ
文字の周りの色調でもわかるように、このX68000 XVIを含む後期機種では地色が単純なブラックではなくチタンブラックになっていた。

生産台数が多くX68000のイメージとして最も印象深かったのがこの2色のタワー型筐体であったことを考えれば、今回のこのカラーチョイスはまずまず妥当な判断と言えますが、個人的にはX68000 SUPER-HD(CZ-623C-TN)にはじまり筐体側面にあの「POWER TO MAKE YOUR DREAM COME TRUE」という今となってはいささか気恥ずかしい文言を印刷した高クロック動作モデルのX68000 XVI/XVI-HD(CZ-634C-TN/CZ-644C-TN)を経てシリーズ最終機である32ビットCPU(MC68EC030)搭載のX68030/X68030-HD(CZ-500C-B/CZ-510C-B)まで採用されたチタンブラック塗装も、特に微妙な色調で仕上がりが難しいだけにサンプルを見てみたかった気がします。

X68000 XVIの前面LED周辺クローズアップ向かって右のタワーに上から順に「16MHz」、「10MHz」、「TIMER」、「HD BUSY」の4灯がタンデムに配置されている。従来機種の「POWER」はCPU動作モードを示す上2灯に置き換えられている。

X68000 XVIの前面LED周辺クローズアップ
向かって右のタワーに上から順に「16MHz」「10MHz」「TIMER」「HD BUSY」の4灯がタンデムに配置されている。従来機種の「POWER」はCPU動作モードを示す上2灯に置き換えられている。

とはいえ実機をご存じの方には今更かと思いますがX68000 XVI系とX68030系はツインタワー構造の筐体を踏襲しつつもそれぞれ左右のフロントマスクの形状、特に向かって右のマザーボードの収まっている側のそれがX68000初代~X68000 SUPER系までと異なるスクエアなフォルムとなっていて、さらに現在のCPU動作クロックをLEDで表示するようになってLEDが1灯追加されたX68000 XVI系も、3灯構成ながら「TIMER」と「HD BUSY」を5インチFDDのくぼみと同じ並びの下部に移動して上部には「POWER」を残すのみとしたX68030系も、共にLED配置が他と異なるため、「各部の構成を確認するためとりあえず試作してみた」といった印象のある今回のサンプルでは実現が難しかったようです。これは次の機会のお楽しみと考えるべきでしょうか。

今回出品のサンプルの特徴

「X68000デザインPCケース」試作品(ブラック)ご覧の通り、小さなMini-ITX規格のマザーボードだと右側タワーの半分程度しか埋まらない。

「X68000デザインPCケース」試作品(ブラック)
ご覧の通り、小さなMini-ITX規格のマザーボードだと右側タワーの半分程度しか埋まらない。

今回出展されていた2台のサンプルの構造的な特徴は以下の通りです。

  • 形状が複雑なフロントマスクはアルミ材の削り出し成形品を採用。LEDインジケータはオリジナルの「POWER」「TIMER」「HD BUSY」の3灯構成ではなく、「TIMER」を省いたと推測される2灯構成に変更。
  • フロント下部中央の電源ボタンはオレンジ色で向かって左のジョイスティックポート1とPhones端子はUSB端子×2に変更。向かって右の音声ボリュームと専用キーボード端子および専用マウス端子はPhones端子とマイク端子に置き換え。
  • フロントマスクより後ろの筐体タワー部本体は鋼板の折り曲げ加工品によるフレームを基本とし、コの字状に折り曲げた天板を被せてサイドパネルをビス留め固定。
  • 斜めのストライプ状の成型品であった上部スリットは長方形の開口部にパンチングメタルを組み合わせたものに置き換え。
  • ポップアップハンドルはポップアップ機構を含めて再現。
  • 正面向かって右のマザーボードが収まっていたタワー部分にMini-ITX規格のマザーボードを搭載。
  • 正面向かって左の電源・ドライブが収まっていたタワー部分にFlex ATX規格の電源と2.5インチあるいは3.5インチのストレージを搭載。
  • 左右のタワーそれぞれに冷却用ファンを搭載。
「X68000デザインPCケース」試作品の上部筐体外装をABS樹脂成形としていたために凝りに凝った造形を実現していたX68000実機とは異なり、現在のPC用筐体製造技術で合理的に再現できる範囲の造形・構造にとどめられていることが見て取れる。なお、前面のかまぼこ状断面の部分はアルミ材削り出し成形品で、これ2枚だけでもかなりコストがかかる。

「X68000デザインPCケース」試作品の上部
筐体外装がABS樹脂成形で凝りに凝った造形であったX68000実機とは異なり、現在のPC用筐体製造技術で合理的に再現できる範囲の造形・構造にとどめられていることが見て取れる。なお、前面のかまぼこ状断面の部分はアルミ材削り出し成形品で、実はこれ2枚だけでもかなりコストがかかる。

係員の方に尋ねると、やはり(製品としての)数が出ることが期待薄なため、高額な金型代のかかるオリジナルと同様のABS樹脂成形品での筐体製造は困難で少量生産に適した金属加工とせざるを得ないとのことで、その関係でX68000実機では平滑な側面が固定用ビスの露出したいささか無骨な造作になってしまっているのですが、これは致し方ないところです。

筆者自身、かつて某周辺機器メーカー時代の経験からフロントマスクの金型=(大変に)金のかかる型という事情は嫌と言うほどよく理解できますし、またそれゆえにこのような構造とならざるを得ないこともよく分かるのですが、今回展示されていた筐体のような肉厚アルミ材の削り出し加工によるフロントマスクもまた結構なコストのかかる部品でありまして、筐体構造を工夫することでかなりぎりぎりまで薄い板材を使用していましたが、もう少しうまい知恵はないものだろうかと考え込んでしまったことでありました。

汎用品の使用が徹底される電源とマザーボード

「X68000デザインPCケース」左側タワー内部上部に電源が置かれているが、これは5.25インチフロッピーディスクドライブ2台と3.5インチハードディスクドライブ1台を内蔵する構成であったX68000実機も同様であった。

「X68000デザインPCケース」左側タワー内部
上部に電源が置かれているが、これは5.25インチフロッピーディスクドライブ2台と3.5インチハードディスクドライブ1台を内蔵する構成のX68000実機も同様であった。

なお、今回の試作品では電源にデルタ電子のCFA-150AF Dという定格出力150W級のFlex ATX電源が搭載されており、マザーボードもBIOSTARのJ1800NHというMini-ITXタイプのものとしてはごく一般的な機種が搭載されています。

これについても、係員氏曰く電源とマザーボードについては入手の容易な汎用品を使えるようにすることが前提とのことでした。

もっとも、基本的にFlex ATX規格の電源とMini-ITX規格準拠のマザーボードの組み合わせが前提となるということは、CPUもGPUも大した性能が期待できず、また拡張性もごく低いレベルにとどまってしまうことを意味します。強いて言えば、Socket FM2+搭載の機種だと、GPU性能が多少マシになると期待できそうな程度でしょうか。

一応筐体内のスペース的にはもう少し大きなマザーボード、例えばMicro ATX規格準拠で奥行きの短いものなら収まりそうな感じですが、仮にそれを搭載したとしても寸法的に拡張スロットを利用するのが難しい構造となってしまっており、より高規格のCPU/APUやチップセットへの対応が期待できそうなことを除くと、そうしたマザーボードを積極的に搭載するメリットが見いだしにくい状況となっています。

オリジナルのX68000の筐体サイズや構造に準拠する以上、このあたりの寸法の制約がどうしても厳しくならざるを得ず、汎用のマザーボードや電源を利用する限りより大きいマザーボードや大容量の電源の搭載に難しい面があるのは致し方ないのですが、オリジナルのX68000が同様のサイズの筐体で拡張スロット2本の搭載を実現していたことを考えると、またこの種の筐体だからこそ、PCIスロット対応のYM2151(OPM)ステレオFM音源チップ搭載サウンドカードである「ROMEO」のようなサウンドカードを搭載して使いたい、といったニーズが少なからず存在することを考えると、直挿しあるいはライザーカード使用のどちらでもかまわないので何とかPCIかPCI Expressの汎用拡張スロットを利用できる手立てが欲しい、と筆者は思ってしまいます。

合理化されたフロントLED

なお、今回のサンプルではフロントマスクのLEDが3灯から2灯に減らされていますが、そもそも今時のPC/AT互換機の筐体でLEDが3灯搭載され、また3灯ともきちんと結線して利用されることはほとんどないことから、極力工数を減らしてコストダウンをはかる、現実的な判断がなされた物と推測できます。

X68000は電源系が今のATX電源と同様に常時スタンバイ状態で制御電流が通電し、ソフトウェア制御によりメインスイッチのオンオフを行うようになっていて、しかも内蔵制御マイコンによりタイマー起動がサポートされるという当時としてはかなり先進的な設計になっていました。

このため、「POWER」LEDがスタンバイ通電時は常時赤色点灯、電源オン時に緑色点灯という今時のメーカー製PCでは珍しくはないものの当時としては結構凝った作りになっていたのですが、さすがにこの辺を事細かに再現するとなると結構なコストがかかりますから、割り切りが肝心といったところでしょうか。

「モダン」になった前面下部インターフェイス

一方、フロントマスク下部の各種インターフェイス部分はさすがにオリジナルと大きく変更されています。

X68000 XVI実機の前面下部インターフェイス部のクローズアップPhone端子と当時ホビーパソコンで一般に利用されていたジョイスティック端子はともかくとして、キーボード端子とマウス端子は専用設計の独自規格品で、それでもマウスは自社のX1turboシリーズなどと共用できたがキーボードは他と一切互換性がなかった。

X68000 XVI実機の前面下部インターフェイス部のクローズアップ
Phone端子と当時ホビーパソコンで一般に利用されていたジョイスティック端子はともかくとして、キーボード端子とマウス端子は専用設計の独自規格品で、それでもマウスは自社のX1turboシリーズなどと共用できたがキーボードは他と一切互換性がなかった。

実機で右側タワーの下部に設けられていたX68000標準のキーボードおよびマウス各端子は今で言うレガシーな仕様となっていて、いわゆるミニDIN仕様の丸いコネクタが使われていたのですが、今時これにつながる専用キーボード・マウスを入手するのも難しい状況ですから、左側タワー下部の古典的なATARI規格D-SUB 9ピンジョイスティックポートを含めて当然のように左側下部のUSBポート×2に置き換えられています。

ちなみに、X68000の実機ではステレオPhone端子とそのボリュームは前面下部左右に分散して用意されていますが、音声入力端子はありません。

「X68000デザインPCケース」前面下部インターフェイス部周辺ご覧の通り、右に音声入出力、左にUSB端子を搭載しているが、間延び感は否めない。

「X68000デザインPCケース」前面下部インターフェイス部周辺
ご覧の通り、右に音声入出力、左にUSB端子を搭載しているが、間延び感は否めない。ちなみに左の2本の縦スリットは実機では内蔵フロッピーディスクドライブのためのものだが、今回の試作品ではイジェクトボタンもなく完全な飾り状態である。

これはX68000のサウンド機能で音声入力はADPCMのモノラル1音のみで、これは背面下部に端子が設けられていたためです。さすがに今だとこのレイアウトは不便なため、今回の試作品ではフロント右側下部のキーボード・マウス端子とボリュームのあった部分にPhone Out端子とMic In端子を設置していますが、端子そのものが小さいこともあって、かなり間延びしたレイアウトとなってしまっています。

X68000エミュレータの中には、XM6のように実機の専用キーボードを変換基板経由でシリアルポートに接続して利用できるようになっているものがあることを考えると、この部分にPS/2端子あるいはそうしたコネクタ付き変換基板を排他で取り付け格納できるようになっていれば、変換基板搭載時には実機と同様にここに直接実機用キーボードを接続できるわけで、この筐体を使ったマシンでX68000エミュレータを動作させたい人はより正しいキー操作が行えるためかなりハッピーになれる気がします。

機能するようになったポップアップハンドル

今回のサンプルで一見どうということがなさそうで実は機構的に一番難度の高い部品に、ポップアップハンドルがあります。

押し下げると一番下でロックがかかり、さらに押し込むとロックが外れて上に飛び出してくるこのハンドル、前回の記事でも実機写真でご紹介しましたが、X68000の実用性を高める上で実はかなり重要な役割を果たしたパーツであったりします。

筆者自身、今でも実機をあちこち移動する際に大変にお世話になっているこのパーツ、今回の復刻にあたってもやはりその再現が一つの目標となったようで、会場に展示されたパネルではこの機構を撮影した写真が掲示されていました。実機でもこの部分を完全分解して取り出すのはかなり大変であるため、「なるほどロック機構はこんな構造になっているのか」と写真を眺めつつ感心することしきりの筆者でありました。

予定は未定? 光学ドライブ搭載スペース

さて、今回の試作品では左側のタワーには電源とSSDが搭載されているだけでほとんどがらんどうに近い状態となっていて、実機ならば2台の5.25インチのオートイジェクト機構付きフロッピーディスクドライブが搭載されていた部分と、それらに対応するはずのフロントマスクの2本の縦スリットは、単なる空きスペースおよびただの吸気口と化してしまっています。

もっとも、さすがにこのままで済ませられるはずもなく、今後ここにスロットローディング(スロットイン)タイプの光学ドライブを搭載できるようにする予定があるとのことです。

スロットインタイプの光学ドライブは市場では割と少数派のため、この試作品が製品化された暁に購入を検討している方は、あらかじめスロットインタイプの光学ドライブを用意しておいた方がよいかも知れません。

実現へ向けて一歩前進…しかし

以上、 「マイコン☆インフィニットPRO-68K」会場に参考出品された「X68000デザインPCケース」の試作品について、実機との比較を交えつつ見てきましたが、とにもかくにもきちんと形になったことは大きな前進です。

その形状も実機をさんざん触ってきた筆者などの目から見ても十分許容できるレベルの改変にとどまっており、無論細かな要改善点はいくつもあるでしょうが、それでも現状の試作品でも欲しい、という人は少なくないのではないかと思います。

残る問題は、これが商業的にペイできるかどうか、です。

「マイコン☆インフィニットPRO-68K」会場に設置されていたパネル上部では「X68000デザインPCケース」内部のハンドルポップアップ機構や未塗装の試作品など、貴重な写真が展示され、下部では「X68000デザインPCケース」についてのアンケートが行われていた。

「マイコン☆インフィニットPRO-68K」会場に設置されていたパネル
上部では「X68000デザインPCケース」内部のハンドルポップアップ機構や未塗装の試作品の写真が展示され、下部では「X68000デザインPCケース」についてのアンケートが行われていた。

会場に掲示されていたパネルで、このケースについてのアンケートが行われていて、工作精度と価格のどちらを重視するか、期待する価格帯はいくらか、という2つの質問が書かれていたのですが、前者は両方、あるいは工作精度を重視する回答が大半を占め、後者はおおむね3万円~7万円前後を期待する回答が目立っていました。

この2つのアンケート項目で問われた要素は、結局の所この製品が何台売れるか、という販売実績見込みに左右され、購入希望者が少なければどうあっても価格に反映されてしまうことになります。

そこで係員氏にどの程度の台数を見込んでいるのかと尋ねてみたところ、逆に何台なら売れると思いますか、と問われてしまいました。

実は筆者はここで4桁台中盤くらいは行くかな、と考えてそのように回答しようとしたのですが、その前に係員氏からこちらの予想をかなり下回る、相当に悲観的と言って良い予測数値(ここではあえて伏せておきます)を聞かされ、思わず絶句してしまいました。

なるほど、その数字が基礎になっていれば、今回の試作品の仕様も納得がゆきますし、また各部の割り切りも致し方ないと思います。

しかし、これだけ話題になってもその程度の数しか見込めないのか、日本全国にそれなりの人数がいると考えられるレトロPC愛好者の購買力はその程度しかないのか、今後これで本当に製品化が実現できるのだろうか、と少々暗澹たる気分にならざるを得ませんでした。

まぁ、結局の所「形」だけでしかない、いわゆる「自作パソコン」の筐体としては制約だらけのこの筐体に果たしてどれだけの人が魅力を感じるのか、という話になってしまうのですが、それでも一応よほど高額にならない限りは買う気満々の筆者としては、せめて件の予測値の倍くらいは、いやできれば4倍くらいは売れて欲しい、と祈らずにいられません。

▼参考リンク
シャープ製品/ネットサービス(@SHARP_ProductS)さん | Twitter
マイコン・インフィニット☆PRO-68K

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