Intel Compute Stick業界最大手のインテルが送り出したスティック型コンピュータ。社名ロゴの上下に開口部が設けてあり、搭載プロセッサの冷却を重視した設計であることがわかる。

スティック型は真の「パーソナル」なコンピュータとなるか ~Intel、Compute Stick~

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by [2015年4月20日]

Intel Compute Stick業界最大手のインテルが送り出したスティック型コンピュータ。社名ロゴの上下に開口部が設けてあり、搭載プロセッサの冷却を重視した設計であることがわかる。

Intel Compute Stick
業界最大手のインテルが送り出したスティック型コンピュータ。社名ロゴの上下に開口部が設けてあり、搭載プロセッサの冷却を重視した設計であることがわかる。

コンピュータの歴史が高性能化とダウンサイジングの歴史であったことは、今更ここで語るまでもないでしょう。

前者も後者も結局の所は同根で、いずれも半導体製造プロセスのシュリンクをはじめとする回路を構成する素子の小型化・高性能化と、回路そのもののアーキテクチャレベルの工夫の組み合わせによって実現されてきたわけです。

もっとも、高性能化の方はともかくダウンサイジングの方は設置場所の問題や機能的な問題もあって、なかなか思うようには進んできませんでした。

わかりやすく言うと、一旦筐体などのサイズが決まってしまうとそこから変えるのがなかなか難しく、特に小型化は往々にして性能を犠牲にしてしまうことになるため、性能や機能とサイズのトレードオフを極力小さくしなければ市場に受け入れられにくかったからです。

もっとも最近は低価格タブレット機を見ればわかるように、低価格かつミニマムな構成のハードウェアでも実用上必要最低限の処理能力を持たせることが可能となってきたため、コンピュータを再びダウンサイジングし、ポケットに収まるほど小さい「スティック型」とする動きが急速に高まりつつあります。

かつてコンパクトなUSBフラッシュメモリやSDメモリカードが高速化・大容量化によってデータバックアップやデータの移動手段としてのフロッピーディスクやMOをはじめとする既存外部記憶媒体を市場から駆逐しただけでなく、これまでに無かったような様々な使用方法を創出してきたように、パソコンがごく小さないつも個々人がポケットに入れて携行出来るほど小さくなることで、これまででは考えられなかったような使途が生まれようとしているのです。

このほど、CPU開発製造販売の最大手でありパソコンやサーバのキーコンポーネントとなる各種部品の開発製造でも最大手のインテルが、スティック型コンピュータ「Compute Stick」の日本発売を決定し、またこれに呼応するようにいくつかのパソコンメーカーからも同様のスティック型コンピュータの発売が始まりつつあります。

今回はこうしたスティック型コンピュータについて考えてみたいと思います。

先陣を切ったのはGoogleだった

Google Chromecast「HDMI端子直挿し」タイプのコンピュータデバイスの走り。下端のHDMI端子と上端の給電端子以外は一切外部接続端子を持たない。

Google Chromecast
「HDMI端子直挿し」タイプのコンピュータデバイスの走り。下端のHDMI端子と上端の給電端子以外は一切外部接続端子を持たない。

USBメモリより一回りか二回りほど大きなだけのコンパクトな本体に直接HDMI映像出力端子を取り付け、本体には最小限の端子があるだけで不足分は無線通信デバイスによって補完する、という本当に極限まで機能を切り詰めたスティック型コンピュータの始祖となったのは、コンセプトの方向性がやや異なるものの、2013年夏に北米での販売が開始されたGoogleの「Chromecast」であると考えてよいでしょう。

これはHDMIの他には給電用のmicro USBポートしかなく、それ以外は全てWi-Fi通信経由で他のスマートフォンやノートパソコンなどのモバイル端末から操作されるというこれ単体では成立しない製品です。

この製品が示した「テレビなどのHDMI端子に直に本体を突きさしてUSBポートからの給電で動作する」というコンセプトは、これまでのコンピュータの考え方を覆すものでした。

一定の機能・性能を保証されたHDMI規格の映像・音声インターフェイス(およびそれを搭載したテレビやディスプレイ)が広く世界に普及した今だからこそ実現可能なこのスタイルは、リビングルームにコンピュータを持ち込むというこれまでパソコンメーカー各社が「マルチメディアパソコン」や「パソコンテレビ」などの形で黎明期から何度も挑戦してきた、そして何度も失敗してきた命題に、一つの解を与えるものだったのです。

パソコンをリビングルームに常設させてテレビの大画面にその映像出力を行うのが難しいのなら、必要なときだけ持ち込んで簡便に接続、利用出来るようにすれば良い(※注1)、というこの方法論であれば、例えばリビングルームテーブル上にノートパソコンを置いて利用するよりもずっとシンプルに済ませることができます。

 ※注1:もっとも「Chromecast」の公式サイトを見る限り、Googleが「Chromecast」についてテレビのHDMI端子に刺さりっぱなしになることを、テレビの機能をアップグレードする手段として常用されることを期待しているのは明白ですが。

ただし「言うは易く行うは難し」ということで、この方法論がこれまで上手くゆかなかったのはそれなりに理由がありました。

そもそもHDMIのようにテレビだけでなくパソコンで利用するのにも十分な解像度での出力に対応する映像・音声インターフェイスが以前には無かったこともそうですが、デスクトップパソコン上で動作するWindowsをはじめとするOSが一定の体感性能で利用出来るレベルのCPU・GPU・メモリ、それにそうしたOSやアプリを保存する記憶媒体の全てを、コンパクトなスティック型の筐体に収めるのが難しかったからです。

Googleの「Chromecast」が先陣を切れたのも、またそれに続いて複数のAndroid搭載スティック型コンピュータが発売されたのも、必要となる機能やストレージ容量の多いx86版Windows搭載パソコンと違ってその機能や性能を局限してハードウェア構成を簡素化できたからだと言えます。

x86系CPU搭載スティック型コンピュータの主な仕様

さて、ここで現在日本国内で販売されている、あるいは今後発売を予定していることが公表されている各社のx86系CPU搭載スティック型コンピュータの仕様を見てみることにしましょう。

m-Stickシリーズ MS-NH1・MS-NH1-64G

マウスコンピュータ MS-NH12014年12月に当初数量限定で発売されると即日完売の大ヒットとなり、「Windowsの動作するx86プロセッサ搭載スティック型コンピュータ」というジャンルの日本における始祖となった。

マウスコンピュータ MS-NH1
2014年12月に当初数量限定で発売されると即日完売の大ヒットとなり、「Windowsの動作するx86プロセッサ搭載スティック型コンピュータ」というジャンルの日本における始祖となった。

まずは昨年12月に発売され、初回出荷分が即日完売で大反響を呼んだマウスコンピュータの「m-Stickシリーズ MS-NH1」と、そのストレージ容量倍増バージョンである「m-Stickシリーズ MS-NH1-64G」から。

  • OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット
  • CPU:Intel Atom Z3735F(1.33GHz クアッドコア)
  • GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
  • サイズ:100×38×9.8 mm
  • 重量:約44g
  • 内蔵メモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB
  • 内蔵ストレージ:32GB(MS-NH1)/64GB(MS-NH1-64G) eMMC
  • カードリーダー:Micro SDXC
  • インターフェイス;HDMI×1・USB2.0×1・Micro USB充電ポート
  • Wi-Fi:
    • 対応規格:IEEE 802.11 b/g/n
  • Bluetooth:Ver.4.0+LE

「MS-NH1」のWeb販売価格は送料・税込で19,800円、「MS-NH1-64G」は同じく25,800円となっています。

Picoretta

ユニットコム (パソコン工房) Picoretta(ピコレッタ)ご覧のとおり持ち運び時には一部のUSBメモリのようにHDMI端子に保護キャップを取り付けられるようになっている。

ユニットコム (パソコン工房) Picoretta(ピコレッタ)
ご覧のとおり持ち運び時には一部のUSBメモリのようにHDMI端子に保護キャップを取り付けられるようになっている。

次はPCショップ「パソコン工房」を運営するユニットコムの「Picoretta(ピコレッタ)」。

  • OS:Windows 8.1 with Bing 32ビット
  • CPU:Intel Atom Z3735F(1.33GHz クアッドコア)
  • GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
  • サイズ:125(キャップ取り付け時)/119(キャップ取り外し時)×38×14 mm
  • 重量:約44g
  • 内蔵メモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB
  • 内蔵ストレージ:32GB eMMC
  • カードリーダー:Micro SDXC
  • インターフェイス;HDMI×1・USB2.0×1・Micro USB充電ポート
  • Wi-Fi:
    • 対応規格:IEEE 802.11 b/g/n
  • Bluetooth:Ver.4.0+LE

こちらは「MS-NH1」のHDMI端子部に保護用のキャップを着脱可能としたモデル、といった仕様です。

なお、この機種は送料・税込の定価が19,800円ですが有償(2,160円)の延長保証を適用すると5年間の保証が利用できるようになっています。

Diginnos Stick DG-STK1

サードウェーブデジノス Diginnos Stick DG-STK1上面に開口部があり、冷却重視の設計であることがわかる。

サードウェーブデジノス Diginnos Stick DG-STK1
上面に開口部があり、冷却重視の設計であることがわかる。

次はPCショップ「DOS/Vパラダイス」を運営しているサードウェーブデジノスが4月15日より発売開始した「Diginnos Stick DG-STK1」。

  • OS:Windows 8.1
  • CPU:Intel Atom Z3735F(1.33GHz クアッドコア)
  • GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
  • サイズ:約109×37.6×14 mm
  • 重量:約55g
  • 内蔵メモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB
  • 内蔵ストレージ:32GB eMMC
  • カードリーダー:Micro SDXC
  • インターフェイス;HDMI×1・USB2.0×1・Micro USB×1・Micro USB充電ポート
  • Wi-Fi:
    • 対応規格:IEEE 802.11 b/g/n
  • Bluetooth:Ver.4.0

こちらはOSが無料の「with Bing」版であるのかどうか、また32ビット版なのかどうかの掲載が無く、さらにBluetooth LEに対応しているのかどうかの表記がないなど微妙な印象がありますが、BTOで最大3年延長保証や濡損や物損に完全対応するセーフティサービス(有償)が提供されています。ちなみに発売時価格は税込17,980円で、一見先行するMS-NH1よりも安く見えますが直販サイトのオンラインショップで購入する場合は別途送料2,160円がかかるため、実質的にはこちらの方がごくわずかに高い値段設定になっています。

また、他とは違いUSBポートがMicroUSBとはいえ一つ余計についているのは大きな特徴でありメリットです。

Compute Stick

最後にインテルが4月30日より発売を予定している「Compute Stick」はWindows 8.1搭載モデルとLinux搭載モデルが設定されているのですが、これらの仕様は以下のとおり。

  • OS:Windows 8.1あるいはLinux
  • CPU:Intel Atom Z3735F(1.33GHz クアッドコア)
  • GPU:Intel HD Graphics(CPU内蔵)
  • サイズ:103×37×12 mm
  • 重量:約54g
  • 内蔵メモリ:PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB(Windows 8.1モデル)/1GB(Linuxモデル)
  • 内蔵ストレージ:32GB(Windows 8.1モデル)/8GB(Linuxモデル) eMMC
  • カードリーダー:Micro SDXC
  • インターフェイス;HDMI×1・USB2.0×1・Micro USB充電ポート
  • Wi-Fi:
    • 対応規格:IEEE 802.11 b/g/n
  • Bluetooth:Ver.4.0

なお、価格はオープン設定となっています。

仕様には大差が無い

以上、各社のx86系CPU搭載スティック型コンピュータ各モデルを見てきましたが、マウスコンピュータの「MS-NH1-64G」がその型番が示すように64GBのeMMCストレージを搭載していることと、サードウェーブデジノスの「Diginnos Stick DG-STK1」が通常のUSB 2.0ポートの他にもう一つMicroUSBポートを搭載していること、それにインテルの「Compute Stick」にLinuxモデルとしてメモリとストレージの容量を削減したモデルが提供されている事を別にすると、ほぼ同一といってよいスペックとなっていることがおわかりいただけるかと思います。

これらはAtom Z3735Fを中核とする低価格Windowsタブレットでおなじみのハードウェアのうち、タッチパネルディスプレイとその周辺回路やカメラ、あるいは各種センサー類を取り払ってスティック型筐体に詰め込んだだけの代物と考えればよく、インテル自身が製品を発売することから、通常のいわゆる自作パソコン向けマザーボードと同様にインテルが提供したリファレンスデザインに従って設計されていることが見て取れます。

つまり、基本性能には事実上差が無いため、ストレージやUSBポートの数の差が気にならないのならば、後は形状や色、重さなどで気に入った機種を買えば良いということになります。

なお、初期に発売されたマウスコンピュータやそれに続いたユニットコムの機種は樹脂製の筐体でプロセッサの冷却はヒートシンクによって行っています。

そのため、高負荷のかかる処理を連続して行うような場合には、熱的にやや不利で、その点では金属筐体を採用したり冷却ファンを搭載したりしている後発のサードウェーブデジノスとインテルの製品の方が有利ということになります。

ただし、この辺の冷却性能は重量増や騒音とトレードオフになってしまいますので、一長一短ではあります。

とはいえ、この種の機種でネットブラウジングやメール送受信程度以上の、CPUの過熱が問題になるような高負荷な処理に用いるというのもあまり考えにくい話です。

そもそも、メインメモリがWindows搭載モデルだと一律に2GBしかなく、仮想記憶に利用できるストレージ容量も64GBモデル以外は極端に制限されるのですから、これらの機種でできることなど高が知れています。そう考えれば、酷使しないことを前提にファンレスとした先行2社の判断も決して間違いではありません。そもそも、同じプロセッサを搭載したタブレット機ではファンレスが大半なのですから、先行2社3機種はその方法論にそのまま従ったと見るのが自然でしょう。

ちなみに、Atom Z3735Fの処理能力は、搭載機種で筆者が試してみた範囲では「よほど重い処理のビジネスアプリや各端末にインストールしてプレイするタイプのネットゲームを動作させるのでなければ普通に使える」レベルの速度が出ていて、恐らくスティック型コンピュータの本来的なターゲットの一つであろう「リビングルームの大画面テレビでファイルサーバやネットワークハードディスクなどに置かれた共有マルチメディアコンテンツを鑑賞」するといった使い方をする分には、それこそ4K2Kディスプレイへの出力(※注2)を要求しない限りは致命的な問題とはならないでしょう。

 ※注2:いずれはこうした要求が強くなるでしょうが、それは恐らく2年以上も先の話で、少なくとも再生されるべきコンテンツそのものがまだフルHD解像度にとどまっている現状ではそこまで気にする話ではありません。

スティック型コンピュータの利用状態イメージディスプレイ前に大型タッチパッド付きのBluetooth接続キーボードが置かれており、メーカー側がこうした利用形態を基本と見なしていることがわかる。

スティック型コンピュータの利用状態イメージ
ディスプレイ前に大型タッチパッド付きのBluetooth接続キーボードが置かれており、メーカー側がこうした利用形態を基本と見なしていることがわかる。

ただ、そうした使い方を想定すると気になるのはWi-Fiの転送速度です。

搭載されるUSBポート数が少なくキーボードやマウスなどで2.4GHz系のBluetooth接続を使用することを想定しているこの機種で、先に述べたようなWi-Fi接続経由でのメディアコンテンツの再生を行うことを前提とするのなら、やはりWi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac対応としてBluetoothに干渉せず通信速度が低下する可能性の低い5GHz系を利用可能として欲しいと思います。

筆者の自室で試したときの経験でも、2.4GHz系のWi-Fi接続でパソコン上の動画ファイルをスマホで閲覧するよりも、5GHz系で接続して閲覧した方が格段に安定した再生ができている印象がありましたから、有線LAN接続のないスティック型コンピュータの場合、このWi-Fi接続の性能が死命を制することになりそうです。

この辺はこうした使い方を前提とするのならばむしろ今以上のCPU性能よりもずっと欲しい性能・機能で、次の世代の製品が出るのであれば、本体搭載のUSB端子の高速化やストレージやメモリ容量の増量と共に是非検討して欲しい部分です。

インテルの思惑は?

「Compute Stick」について金属製筐体かつCPUファン搭載として、さらにLinux搭載モデルも用意していることから、インテルがこの種のコンピュータを単にリビングルームに置いてあるHDMI端子付きの大画面テレビにつないで利用することだけを念頭に置いて設計したわけではないのは明らかです。

実際、インテルはこの「Compute Stick」の日本発売決定を報じるニュースリリースで「インテル® Compute Stick は、一般消費者向けのエントリーモデル PC として活用できるほか、ビジネスクライアントをはじめ、産業向け製品の組込み技術にも対応します」とさらりとこの分野への展開を示唆しています。

メモリもストレージ容量も少ないLinuxモデルは「一般消費者向けのエントリーモデルPC」となるにはいささか厳しい(※注3)ですから、これがここで言う「産業向け製品の組み込み技術に対応」するものであるのは明らかです。

 ※注3:LinuxモデルでもWebブラウジングしながらOffice系アプリを利用して文書作成したりするのにはそれ相応のメモリを消費しますから、そうした用途が主眼であればLinuxモデルでストレージの3/4削減はともかくメインメモリを半減させるはずはありません。逆に組み込み用途向けで考えると、メモリ1GB・ストレージ容量8GBというのは一般的な部類(あのRaspberry Pi2でもメインメモリは1GB搭載です)に入ります。

最近のインテルがIoTへのコミットに熱心で、Atomプロセッサやそれよりも更に低消費電力用途向けのQuarkプロセッサを搭載した「IoT 向けインテル® ゲートウェイ・ソリューション開発キット」を提供し、コンパクトなマシンをIoT向けに積極的に展開・販売していることを考えれば、この「Compute Stick」もそうした一連の動きの中で利用・応用が可能なように考慮されていると見るべきなのでしょう。

つまり、このLinux搭載モデルはインテルがIoT用途向けに用意したもので、恐らく販売チャネルもWindows搭載モデルとは若干異なってくるものと推測出来ます。

真の「パーソナル」なコンピュータを目指して

筆者が最初に「MS-NH1」を見た時に思ったのが「逆説的だけど、これにつないでタブレット機として機能させられる(バッテリー内蔵の)タッチパネル対応ディスプレイが欲しいなぁ」というものでした。

つまり、必要に応じて超コンパクトなデスクトップ機とタブレット機に変身できるようにしてあれば、過負荷になるような作業をする場合を除けばどこへ行っても同じスティック型コンピュータ一つで済むわけで、いちいちマシンを起動する度に環境の同期をする必要がなくなります。

現在の筆者は、ノートパソコンと自室のデスクトップパソコン(と呼んでいるタワー型ワークステーション)の間でWebブラウザなどの環境の同期を行って、原稿ファイルや作業ファイルはクラウドのストレージに置いておく、といったパターンで仕事を行っているのですが、どこでも同じ一つのスティック型コンピュータで済ませられるのならば、それに越したことはありません。

無論、筆者の仕事環境を実用可能とするには今のスティック型コンピュータではいささか力不足で、せめてメモリは8GB、ストレージ容量は256GBは欲しい感じではあるのですが、この調子でいくと数年と経たずにそういう機種が出てきそうです。

そうなったらそうなったで、今度は仕事環境を収めたスティック型コンピュータの紛失が(現在のUSBメモリの紛失と同様に)深刻な社会問題化しそうな気もしますが、そうなったとき、初めて真の「パーソナル」なコンピュータが誕生することになるのではないか、と今回の一連のスティック型コンピュータを見てそんなことをふと思いました。

▼参考リンク
インテル、ポケットに入れて持ち運べるスティック型コンピューター、インテル® Compute Stick の日本発売を決定
インテル® Compute Stick
ARK | Intel® Atom™ Processor Z3735F (2M Cache, up to 1.83 GHz)
スティック型PC 「m-Stickシリーズ MS-NH1」|BTOパソコンのマウスコンピューター
Windows搭載スティックPC – Picoretta(ピコレッタ)のことならパソコン工房通販
  Diginnos Stick DG-STK1(  デジノス スティック DG-STK1)|ドスパラ通販【公式】

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