tidal for all

高音質にこだわる人へ。マドンナ等の人気アーティストによる新音楽サービス『Tidal』

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by [2015年3月31日]

tidal
アーティストで起業家の Jay Z は名立たる音楽家と共に、音楽ストリーミングサービス『Tidal』(タイダル)を3月30日に発表しました。Tidal は、2015年1月に Jay Z が5600万ドルで買収した月額課金サービスで、世界初となるアーティストが所有する音楽プラットフォームとしてオーナーには Madonna、Calvin Harris、Daft Punk などの音楽家がいます。アーティストごとに高い割合の印税を約束し「音楽そのものに価値を戻す」と言う触れ込みで今回の再リリースとなりました。

音楽サービスで楽曲を提供するアーティストにとって、取り分が少ないことが悩みの種。これまで何度も日本上陸が騒がれたものの、未だ利用できない Spotify は、アーティストが得られる収入が少ないことで批判され、2014年11月には歌手の Taylor Swift が Spotify で楽曲の提供を止めたことでも話題になりました。Spotify を含む多くのストリーミングサービスは、広告を配信する代わりにユーザーが無料で音楽を聴けるフリーミアムモデルと月額課金モデルを導入していますが、Tidal では高忠実度(Hi-Fi)のオーディオを提供するため月額 10ドル~20ドルの課金プランを用意しています。そして、再生回数からの印税は、他社のストリーミングサービスと比べ2倍にものぼるそうです。

果たして、高音質な楽曲にお金をかけたいユーザはどれぐらいいるのでしょうか。Spotify は、6000万人ものユーザのうち20% 以上が課金ユーザだそうですが、Tidal の課金ユーザは2015年1月時点で、僅か1万7,000人に留まります。米International Business Times がeMarketer のアナリスト Paul Verna に取材したところ、高音質にこだわる人は少なく「品質より利便性」を重視しているとのこと。Tidal はニッチなマーケットに位置しますが、本来の音質で聴きたいというユーザーにはドンピシャなサービスになりそうです。

Tidal は現在、米国、カナダ、イギリスの31カ国で公開されており(日本は含まれていません)、今後は香港、オーストラリアにも展開していく予定です。

▽参考リンク:
International Business Times
Tidal
Spotify

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