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課題はいじめ…米大学生に流行りつつある匿名SNS『Yik Yak』

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by [2015年3月11日]


プロフィール要らずの匿名ソーシャルアプリ『Yik Yak(イクヤク)』が、いまアメリカ中の大学で流行りつつあります。半径数キロ範囲の投稿を掲示板形式で確認できるこのアプリでは、ニュースやゴシップがすぐさまコミュニティ内で広がります。しかし、この匿名を逆手にとったネットいじめ問題が後を絶ちません

New York Times によると、大学は Yik Yak によって数々の脅迫や差別的な発言が見られ、オハイオ州にあるケニオンカレッジでは、集団レイプを促す投稿が問題になったり、東ミシガン大学の女性教授らもまた、中傷やセクハラの書き込みの被害にあいました。問題がある投稿は、運営側に報告すれば削除され、投稿が人に危害を与える恐れがある場合は地方自治体と協力するそうです。しかし、投稿者の身元を第三者に公開することは、捜索状や裁判所命令がない限りできません。

中高生がネットいじめや悪戯でアプリを利用できないように、同サービスの年齢制限は17歳以上となっています。Yik Yak は、アプリの使用を場所で制限することができる「ジオフェンシング」機能に対応しています。この機能は毎日多くのリクエストがあるといいます。

大学生をターゲットにしたPR活動

24歳の若い共同開発者ら2名で始まった Yik Yak は、フォロワーや友達の数で情報の拡散力が左右される Twitter とは違い、全てのユーザーが繋がるソーシャルネットワークです。

Yik Yak は、バスを使ったアメリカ中の大学キャンパスを横断する PR 活動で、大学生をトリコにしています。2015年春には、34州の59大学にツアーを予定しているそうです。昨年秋に開催したイベントでは、大学構内に Yik Yak のマスコットであるヤク(牛)がお邪魔する様子が見れます。

投資会社 Sequoia Capital から6200万ドルの資金を調達し、企業価値は3億ドルから4億ドルだと予想された Yik Yak の次なる目標は、大学生以外にもユーザーを増やすことと、海外へのサービス拡大です。

▽参考リンク:
Yik Yak
NY Times
WSJ

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