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株式会社 gumi 業績予想の大幅下方修正に伴い、代表取締役の役員報酬を100%減額!その意味とは?

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by [2015年3月06日]

3月5日、スマホ向けゲームアプリ会社 gumi は、平成27年4月期の連結業績予想を大幅に下方修正したことを発表した。当初は約8億円の純利益を予想していたが、これを0円に引き下げた。gumi は、その経営責任を明確にするために、代表取締役である國光宏尚氏の役員報酬を6ヶ月の間100%減額すると発表した。

圧倒的な世界一を目指す gumi

株式会社 gumi とは一体どんな企業なのか。を簡単に振り返ってみよう。
gumi は2007年6月に國光宏尚氏によって設立され、子会社のエイリムが提供するモバイルゲーム「ブレイブ フロンティア」の大ヒットによって一躍有名になったゲームコンテンツの開発会社だ。國光氏は、「今の閉塞した日本を何とか元気にしていきたい!その為には日本国内だけでチマチマしていても始まらない。」「圧倒的な世界一を目指さなければ意味がない。」といったことを、登壇したイベントや自身のブログ・SNS などで発言しており、その言葉通り韓国、中国、シンガポール、台湾、フィリピン、インドネシア、フランス、アメリカなど海外に支社を数多く展開している。

※gumi代表取締役の國光宏尚氏が登壇した「B Dash Camp 2014 Summer IN Fukuoka」のセッション『人生は1つの事業で終わらない、次世代リーダーに求められる資質とは?』の様子はコチラ。

12月18日には東証一部に上場し、その際にはアメリカの大手経済メディアであるブルームバーグから「時価総額は1000億円近くに上る可能性がある」との評価も受けていた。

業績予想を大幅に下方修正した gumi の行く末は…?

今回の業績予想の大幅な下方修正について、経営責任を明確にするために代表取締役 國光宏尚氏の役員報酬を100%減額する(他の役員については情報なし)、ということにはどんな意味があるのだろうか。一概には言えないが、考えられるのは、株主に対して責任を明確にすることはもちろん、さらには社内の鼓舞といったところだろう。
役員報酬を100%減額、という言葉にはかなりのインパクトがあり、代表取締役が他の役員の報酬には手を入れずに、自らの役員報酬を手放した、となれば、「社長がそこまでするのだから自分も期待に応えよう。頑張ろう。」というモチベーションを抱く社員もいるだろう。
もちろんそれだけの理由ではなく、我々が外から推し量る以上に様々な視点から色々なことを考慮しての決定だとは思うのだが、世界各地にオフィスを展開している gumi にとっては、このやり方が社長が全社員を鼓舞する手段としてもっとも発信力が強いような気もする。

なお、3月5日に公開された発表資料内では、今回の業績予想の下方修正の理由として、海外版「ブレイブフロンティア」や海外向け新規タイトルの不振、また、パブリッシングサービスの立ち上がりの遅延による不振を挙げている。
また、今後の取り組みとして、「業績の回復と拡大に向けて全力を尽くす。」ということが書かれているが、あまり具体的な施策は書かれておらず、具体的に何をして業績を回復させていくのか、が投資家としては気になるところだろう。
本日には第3四半期決算もある gumi の今後の動向にこれからも注目していきたい。


株式会社 gumi 代表取締役 國光 宏尚氏

私立岡山高校卒業後、中国・復旦大学に入学。アジア、北米、中南米など世界約30カ国を渡り歩き、2000年にカリフォルニアのサンタモニカカレッジに入学。卒業後の2004年、アットムービー入社。同年に取締役に就任し、映画やドラマのプロデュースを手がける。2007年6月に、モバイルを中心としたインターネットコンテンツを提供する株式会社gumiを創業し、代表取締役に就任。

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