みなとみらいでアップルは何をするのだろうか。

アップルは横浜で何をする?さまざまな憶測が飛び交うテクニカル・デベロップメント・センター

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by [2015年1月07日]

みなとみらいでアップルは何をするのだろうか。

みなとみらいでアップルは何をするのだろうか。

 米アップルが横浜・みなとみらい21に設置予定の「テクニカル・ディベロップメントセンター」をめぐり、さまざまな憶測が飛び交っています。

 同社が米国以外に研究開発拠点を置くのは初めてということですが、アップルの狙いは何なのでしょうか。メディアの声を集めてみました。

日本で開発、中国で組み立て?

 週アスPLUSが12月9日に掲載した「Appleが横浜にテクニカル・デベロップメント・センターを設立 その理由とは?」という記事では、部品のサプライヤー企業が数多く存在する日本に研究拠点を作ることは、アップルにとって利便性が高いとの見方を示しています。

 「国内メーカーだと、カメラモジュールとか液晶パネル、タッチパネル、金属加工なんかが強そうですよね。このあたりの企業と研究開発して、組み立ては中国というパターンかな」

 何故横浜かということに関しては、次のように述べています。

「重要なパートナーが近くにいるとかですかね。大手家電メーカーとかは、開発拠点は地方にあることが多いですけど」

 横浜周辺の家電メーカーと連携し、「インターネット・オブ・シングス(IoT)」を開発するのでしょうか?

日本メーカーとの関係改善?

 SankeiBizが1月7日に掲載した「アップル「横浜開発拠点」の狙い “不気味な秘密主義”に警戒強める国内メーカー」という記事には、次のような分析が掲載されています。

アップルは、自社工場を持たず、世界中の取引先との関係を深めてサプライチェーン(供給網)を構築する手法で世界を代表する巨大企業となった。

 記事によると、日本にはアップルのサプライヤーが139社も存在し、これは組み立てを主にする中国に次ぐ第2位の数字です。しかし、量産時のコストを削減するため、アップルはこうしたサプライヤー企業との関係を悪化させてきたといいます。

島野製作所の件でも、アップルは、島野との約束を破り、別の下請け会社に同じ部品を作らせ、コスト削減に取り組んでいたとして訴えられている。

 記事はその上で、横浜に開発拠点を作るのは「冷え切った国内(部品)メーカーとの関係を強化するのが狙いでは」とする部品メーカーのコメントを紹介しています。また、アップルがアイフォーンと連携した車載システム「カープレイ」の開発を、日本企業と連携しながら進める可能性もあると述べています。

日本でヘルスケア市場を開拓?

 東洋経済オンラインが12月7日に掲載した「アップル、横浜に研究開発拠点を置く必然」という記事では、横浜への研究開発拠点の設置はアップルが進めている研究開発投資の一貫だと指摘します。

アップルは(中略)世界中に研究開発拠点の設置を急いでいる最中だ。例えば11月には、イギリス・ケンブリッジへの設置が報じられ、上海、イスラエルの2拠点に加わっている。

 記事はさらに横浜・みなとみらいで進められている「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」が医療と健康の特区であるという点に注目。アップルが日本のヘルスケア市場を開拓していく可能性を示唆しています。

日本というフィールドではヘルスケア分野が選ばれた模様だ。同時に、特区を活用してその国でのビジネス展開の障害をクリアするという手法もまた、アップルの世界戦略の「方法論」として活用が進んでいくことになるだろう。

 研究開発だけでなく、アップルはすでに日本法人を持っているため、部品調達はこれまでと同様におこなっていくだろうと記事は見ています。

2015年の早い段階で入居予定

 報道によると、アップルは、横浜・みなとみらい21地区の大規模オフィスビル「横浜アイマークプレイス」(横浜市西区)に入居すると見られています。

 時期は2015年の早い段階といいますが、秘密主義のアップルだけにしばらくの間はさまざまなかたちで注目が集まりそうです。

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