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mBaaSから見るアプリマーケットの2014年と2015年

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by [2015年1月06日]

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スマートフォン/タブレットアプリは月に数万新しく登場していると言われている。そんな中で求められるのはアプリの開発スピードのアップ、運用の安定化そしてアプリマーケティングではないだろうか。特に最近ではLTEによってネットワークが高速化し、アプリでもネットワークの利用はほぼ必須となっている。
そこで今回はニフティ株式会社が主催したセミナー「2014 年の振り返りと2015年の展望」から、今後のアプリ開発、トレンドがどのように変化していくのかをご紹介したい。講演はニフティクラウド mobile backend エヴァンジェリスト 中津川篤司氏である。

マーケティングで活かすmBaaS

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mBaaSというのは「Mobile Backend as a Service」の略で、アプリのバックエンドを支えるサービスになります。その中でアプリマーケティングで活かされる機能は大きく分けて2つあると言えます。1つは位置情報に基づいたプッシュ通知です。

ニフティクラウド mobile backendではプッシュ通知において位置情報を絡めることができます。一点を軸としてある半径の円や、2つの点で囲まれた四角の中に含まれる端末に対してプッシュ通知を飛ばせます。一般的に安定的に、かつ簡単にプッシュ通知を送信するのは手間がかかりますが、ニフティクラウド mobile backendを使っていただく限りはとても簡単です。

もう一つは開発スピードです。日々新しいアプリが登場していく中では時間をかけてアプリを開発している余裕はありません。そこでニフティクラウド mobile backendを使うことで開発を高速化することが可能です。

こうした利点について、事例を取り上げつつ紹介させていただきます。

多数のサービスのバックエンドを一括管理

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まず最初に紹介したいのがこのパズうまアプリです。馬をトレーニングを通じて育成し、レースで勝つのを目標に育てるゲームになります。レースはパズルゲームで、育てた馬は別な馬とカップリングして子馬を産むと言った具合にパズル、育成、ソーシャルな要素が盛り込まれたゲームアプリになっています。

その中でニフティクラウド mobile backendを使い、汎用的な仕組みを用いることでアプリのUI/UX開発に専念できるようになりました。パズうまでは目安として約130万円の初期費用軽減につながっています。パズうまを含む企画では目標が1,000アプリとなっており、こうしたアプリ全体の運用を一元管理することで運用コストの低減にもつながっています。

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 パズうま

海外のプッシュ通知ASPから乗り換えで運用コストの大幅減

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続いてキティランドの事例を紹介します。こちらはハローキティをメインにした箱庭アプリになります。このアプリでは元々海外のASPを利用してプッシュ通知を運用していましたが、ニフティクラウド mobile backendに載せ替えることで月額コストが40万円から3万円まで激減しています。

費用だけでなく、国内サービスに切り替えたことでドキュメントやレポートが日本語化されたり、タイムゾーンも日本時間になって運用が安定したとのことです。また、ニフティクラウド mobile backendでは日本語のテクニカルサポートもあります(有料)。

プッシュ通知だけ。しかも半日で実装完了。

次に三省堂辞書アプリの事例をご紹介します。こちらはプッシュ通知の利用がメインなのですが、最初のリリース時点ではプッシュ通知はありませんでした。プッシュ通知の作り込みは意外と面倒なので、最初のリリース時には搭載されないケースがあります。その場合、後からアプリを修正してデバイストークンを収集してサーバサイドを作り込んでいくというのは工数がかかります。そこでニフティクラウド mobile backendを採用することで、半日で実装が完了したという事例になります。

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iOS/Android向けにフレームワークが用意されていますので、既存のプロジェクトに取り込んでいただき、後は幾つかの行数を追加するだけでアプリ側の実装は完了します。実際の運用は、Webベースの管理画面を使ってプッシュ通知を設定するだけです。

データをサーバに保存することでアプリのサイズ軽減

英単語学習アプリのmikanでもニフティクラウド mobile backendが使われています。英単語データ自体はもちろん、成績や音声読み上げのMP3ファイルも保存されています。なお初期開発時点ではアプリ内にすべてのデータを持たせていたのですが、後からデータ更新をしたり、アプリ全体のサイズを軽減するためにmBaaSに切り替えたとのことです。
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mikanの開発者である宇佐美氏は元々サーバサイドを自分で書くという考えはなく、様々なmBaaSを試したとのことです。その中で最も初心者でも分かりやすかったニフティクラウド mobile backendを採用したとのことです。

2015年はどうなるか

mBaaSに特に注目しているのはIoTになります。センサーを備えた小さなIoTデバイスが蓄積しているデータをmBaaSに登録し、そのデータをスマートフォンやWebから利用する方式です。さらにIoTデバイス同士の通信、いわゆるM2Mにおいても間にmBaaSを挟むことでプロトコルを共通化したり、IoTデバイスのバッテリー消費を軽減できるようになります。
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スマートフォンと連携するIoTデバイスも増加しています。iBeaconが最もよく知られているところですが、iWatchやGoogle Wareなどウェアラブルデバイスもあります。そうしたデバイスとの連携においてもmBaaSが役立つ場面は多いと考えられます。

もう一つはハイブリッドアプリです。いわゆるHTML5をベースに、ネイティブの仕組みでラッピングしたアプリになります。HTML5なのでiOS/Androidの両方に一つのコードでリリースできるのが利点です。USのアプリ市場では存在するアプリの約4割がハイブリッドアプリと言われています。

ハイブリッドアプリは速度面で不利と言われており、ゲームなどはネイティブでないと難しいところもありますが、ビジネスやユーティリティ要素であれば十分な機能となっています。そういった分野において日本でもハイブリッドアプリを採用するケースが増えていくと考えられます。

ニフティクラウド mobile backendにおいてはアシアル社のMonacaと連携しており、簡単にハイブリッドアプリとmBaaSを連携できるようになっています。さらにiOS/Androidという面を考えれば、Unity SDKによってiOS/Android両方をサポートしたゲーム開発においてもmBaaSが使えるようになっています。

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アプリ市場は年々伸びており、新しく出てくるアプリの数もどんどん増えてきている。そんな流れに乗り遅れず、かつ安定的な運用を行うために、ニフティクラウド mobile backendを検討してみてはいかがだろうか?

アプリ開発をよりスマートに、スピーディに | ニフティクラウド mobile backend

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